子どもの頃に夢中になった遊びを思い出すとき、懐かしい気持ちになりますよね。その懐かしい遊びが、今でも進化を続けていて現代の子どもたちにも愛されているって知っていましたか?
昭和の時代に流行していた遊びが、平成を経て令和の今、どんな風に変化しているのか……。「そんなことになってるの!?」と驚くような進化を遂げているものもたくさんあるはずです。
今回は、パパやママ世代には懐かしく、今の子どもたちには新鮮な、時代を超えて愛され続ける遊びの進化をご紹介します。親子で一緒に楽しめるヒントも見つかるかもしれません。
【ベーゴマ】 空き地の決闘からスタジアムバトルへ
昭和の子どもたちが夢中になった「ベーゴマ」。
鉄製の小さなコマに紐を巻きつけて回し、相手のコマとぶつけ合って遊ぶ、シンプルだけど奥が深い遊びでした。
近所の空き地や学校の校庭で、友達同士が熱くバトルを繰り広げていた光景は、多くのパパやママの記憶に残っているのではないでしょうか。
そのベーゴマが現代では『ベイブレード』として大進化!
デザイン性が高いことに加え、パーツを組み替えて改造することもできます。
進化したポイント
▼安全性はもちろん、バトルの楽しさも格段にアップ
昔のベーゴマは紐をグルグルと巻き付けたり、投げ方などが難しかったりする部分もあり、コマを回すのが大変でもありました。
また、投げる際にコマが人にぶつかる心配もつきものでした。
ベイブレードは専用の発射装置である「ランチャー」を使うことで誰でも簡単に回すことができます。
最新シリーズの『BEYBLADE X』は、ベイブレード(コマ)の軸についている“ギヤ”とスタジアムの“レール”がかみ合うことで、超加速を生み出す新ギミック「X(エクストリーム)ダッシュ」を搭載した歴代最速の『ベイブレード』シリーズで、安全ながらもベーゴマにはない激しいバトルを、より安全に楽しむことができるようになっています。
▼戦略性が深くなった
ベイブレードは主要パーツである「ブレード」、高さや重心バランスなどを決める「ラチェット」、動きや体制などを決める軸先「ビット」という3つのパーツを組み替えてカスタマイズすることできます。
アタックタイプやディフェンスタイプなどのタイプがあり、タイプごとの相性もあるため、より戦略的な楽しみ方が人気を呼んでいます。
▼親子で一緒に楽しめる
昔を懐かしむ保護者世代と、新しい『ベイブレード』に興味を持つ子ども。
世代を超えて一緒に楽しめるのも、現代版ベーゴマである『ベイブレード』の大きな魅力です。
参考:はじめての方へ|BEYBLADE X タカラトミー商品ページ
©Homura Kawamoto, Hikaru Muno, Posuka Demizu, BBXProject, TV TOKYO
© TOMY
【お絵かきボード】 磁石ペンからタッチペンへ
描いては消し、描いては消し……。
磁石の力で砂鉄を動かして絵を描く「お絵かきボード」は、紙を何枚も使わずに済む画期的なおもちゃでした。
その手軽さと面白さは、令和の今、お絵描きタブレットやアプリへと進化。
色も機能も、表現の幅も無限大に広がっています。
進化したポイント
▼表現力が無限大に
お絵かきボードで描けるのは、黒い一本の線だけでした。
それでも子どもたちは、大好きなキャラクターや家族の似顔絵を描いて創造力を膨らませていました。
現代のお絵描きタブレットやアプリでは、使える色は数えきれないほどあり、クレヨン、絵の具、スプレーなど、ペンの種類もさまざま。
まるで魔法のように、思い通りの色やタッチで表現することができます。
▼便利な機能が満載
昔はレバーをスライドさせると、描いた絵が一瞬で消えるのが不思議な爽快感でした。
しかし、少しでも消し残しがあると画面が汚れてしまう不便さもありました。
現代の最大の進化は、何と言っても「元に戻す」機能があること。
「あ、はみ出しちゃった!」と思っても、ボタンひとつで描き直せるので、子どもたちは失敗を恐れずに創作活動に打ち込めます。
描いた絵をデータとして保存したり、SNSで共有したりすることも簡単になりました。
▼変わらない「創造する喜び」
使う道具はアナログからデジタルに変わりましたが、頭の中に思い描いたものを自分の手で形にするという「創造する喜び」は、今も昔も変わりません。
真っ白な画面に向かう時のワクワク感は、きっと昭和の子どもたちも、令和の子どもたちも同じはずです。

