
ワンオペ育児で不眠続きのある日、イラストレーター・コミックエッセイストのハラユキ(@yukky_kk)さんは、子どもを自転車に乗せたまま転倒してしまった。ケガはなかったもののワンオペ育児の「限界」を感じた瞬間だった。このままではダメだ…と一転。「家族全員がストレスなく過ごすにはどうしたらいいか?」夫に「どうしてほしいのか」話し合いをした。妻は終わらない家事と育児に「私ばっかり!」と不平不満をこぼし、夫は疎外感を感じ「家に帰るとつかれる」という。そんな夫婦のあるある環境を変える手助けをしてくれる一冊、ハラユキさんの「ほしいのは『つかれない家族』」を紹介するとともにインタビューを行った。
■「自分も育児の当事者なんだ」という自覚が大事!



本作「ほしいのは『つかれない家族』」の作者ハラユキさんは、夫の多忙さからワンオペ育児を覚悟していたが、実際は夫の育児に対する人ごと感が想像以上に強く、自身や子供の体調不良時も変わらないことにイライラや夫婦喧嘩が増えたという。周囲にもワンオペのママが多く「しょうがないのかな‥」と諦めかけたが、睡眠不足で子供を乗せた自転車を倒した経験から、「育児をする人がつかれすぎてるって、子供にとってはリスクだと気づいたんです」と明かす。
夫婦で話し合いを試みるも冷静に進められず、モヤモヤやイライラが増え、「疲れては話し合いをあきらめる」を繰り返していたそうだ。だが、ハラユキさんは「コミュニケーションを諦めないといけない相手とずっと暮らすのもイヤ」と感じ、「別れるか問題を解決するかのどちらかだと思っていた気がします」と当時の心境を話す。
「ワンオペで片方が疲弊するのは家庭の問題」と語るハラユキさん。その問題を解決するには、「『自分も育児の当事者なんだ』という当たり前の事実に気づいてもらうことが大事」だと話す。さらに、「普段の会話のちょっとした言い回しでも、当事者意識をじわじわ育てることはできます」とも教えてくれた。具体的には、会話の主語を「私が」「あなたが」といった一人称ではなく、「うちは」「わが家は」とすることや、解決策を一方的に決めつけず相手の意見も求めることが効果的だという。
最後に、ハラユキさんは「どうしてもダメなら別れる覚悟で、いろんな方法を試してみるといいと思うんです。どんな形に進むにしろ、家庭の幸せをあきらめないでと伝えたいです」と読者へメッセージを残してくれた。
取材協力:ハラユキ(@yukky_kk)
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