「自宅で過ごす」派が多い傾向
SUNCORE社が運営する教育ウェブメディア「こども教材プラス」が、「小学生の冬休みの過ごし方」に関する実態調査を実施し、その結果を公開しました。
調査は2025年10月、小学生の子どもを持つ保護者を対象にウェブ上で行い、計120人から回答を得たものです。それによると、保護者が冬休みに最も心配していることは「ゲームや動画ばかり見てダラダラ過ごすこと」で46.7%と約半数を占めました。次いで「生活リズムが乱れること」が28.3%となり、学習面よりも生活面の乱れを懸念する声が多く集まりました。
この懸念を裏付けるように、冬休み中に1日1時間以上ゲームや動画を視聴する予定の小学生は84.0%に上ることも明らかになりました。内訳は「1時間~2時間未満」が44.5%と最も多く、次いで「2時間~3時間未満」が23.5%、「3時間以上」が16.0%でした。
冬休みの過ごし方については「自宅で過ごす」が55.8%と過半数。また1日の学習時間(宿題含む)は「30分~1時間未満」が45.8%で最多でした。一方、保護者が冬休みに最も重視することとしては「家族との時間・思い出作り」が27.5%でトップとなり、「学習習慣の定着」(12.5%)や「学力の向上」(10.8%)を上回る結果となりました。
こども教材プラス編集長の高野智弘氏は「『デジタルデバイスとの時間』と『家族団らんの時間』をいかに両立させるかが、現代の冬休みの過ごし方における中核的な課題と言える」とコメントしています。調査の詳細は「小学生の冬休みの過ごし方に関する実態調査2025」で公開されています。
(LASISA編集部)

