「肺が苦しい」症状についてよくある質問
ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「肺が苦しい」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
肺が苦しいのはどんな原因が考えられますか?
伊藤 陽子(医師)
肺が苦しくなる原因はさまざまですが、主な原因としては、気管支喘息・慢性閉塞性肺疾患(COPD)・肺炎などの呼吸器疾患が考えられます。また、それ以外にも、心不全や狭心症などの心臓疾患や、アレルギー反応や感染症などが原因の場合もあります。肺が苦しい症状が続く場合や、急激に悪化する場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
肺が苦しい時の対処法を教えてください。
伊藤 陽子(医師)
肺が苦しいと感じたときは、まずは安静にして深呼吸をしましょう。また、前かがみの姿勢をとることで呼吸が楽になる場合もあります。その他にも、湿度を保つために加湿器を使用したり、温かい飲み物を摂ることもおすすめです。これらの対処をしても症状が改善しない場合や、逆に症状が悪化する場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。
肺が苦しく息切れした時はどうしたらいいですか?
伊藤 陽子(医師)
肺が苦しく息切れを感じた場合は、まずは動くのやめて安静にしましょう。また、深呼吸をして呼吸を整えることも重要です。安静にしても息切れが続く場合や、胸の痛みやめまいを伴う場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。
まとめ肺が苦しい場合は呼吸器内科を受診しましょう
今回紹介したように、肺が苦しい理由には、さまざまな原因があります。症状が軽い場合は自己の対処法で改善できる場合から、肺炎や慢性閉塞性肺疾患(COPD)など専門的な治療が必要な場合もあります。そのため、肺が苦しいと感じたら、深呼吸などをして身体を落ち着かせましょう。それでも症状が改善しない場合や、症状が継続している場合は、循環器内科を中心とした医療機関を受診しましょう。

