娘たちの日本語力の強化と日本文化に触れるため、長女が新一年生になる3月に小学校の体験入学することを決めた。

期間は3ヶ月のみだが、それでも他の児童と同じ道具を全部買い揃える必要があった。

それは覚悟の上での体験入学。

飛行機のチケットは言わずもがな、小さなことから大きなことまでヒョイヒョイっとお金は宙に消えていった…。

そんな中で禁止用語を連発するほどまでに驚く旦那ハーンを見て「やはり…」と思った。

日本人の私でさえ最近のランドセルの価格を見てはため息ばかりついていたからだ。

日本のランドセルのモノがいいことも知っている。

価格はそれに見合ったものなのだろうと推測できる…。

しかし「高くても」50ユーロ(6,500円くらい)のカバンを買い、状態の良いものはお下がりとして下の子に使わせる土地の人からしたら、そらぁ放送禁止用語も出るわなぁという感じである。


良いものを長く使うか、安いものを短く使いまわすのか…それぞれ一長一短あると思う。

それぞれの文化の違いを学校用カバンひとつとってもヒシヒシ感じるのだから、この体験入学を通じて我々夫婦だけでなく子どもたちにとっても意味のある貴重なひと時であるはずやと願いが止まらない育メン夫とその妻なのであった…。