出産以来、久しぶりに
自分の好きな音楽をかけた翌日、
facebookで
「コノビーサロン2期生募集」の
記事を目にした。
「自分に立ちもどれる場所」
というキャッチコピーを見て、
はっとした。
昨日の爽快感の理由はこれだ、と
理解したのだ。
子どもが生まれてから、
子守歌や童謡やクラシックばかり
歌ったり流したりしていた。
母親としての自分に自信がないから、
形から入ってなんとか「母っぽさ」を
取り繕おうとしていたけど、
全然自分に馴染みがないから
どうしても無理があった。
自分の好きな歌を歌っていたほうが、
少なくともいつもより抱っこを
楽に感じられたわけで、
それはこの「自分に立ちもどる」
ということなのではないか。
この直感をもっと確かなものにしたくて、
私はサロンに応募することを決めた。
公開 2018年06月20日
母になり知った、「1ヵ月後に予定がある」という喜び / 4章(2ページ目)
27,310 View生まれたての赤子を抱いて、母としての私もまた生まれたてのような心もとなさ。生活はがらっと赤ちゃん一色に変わったけれど、心がついていかない。そんなときに出会った、自分を取り戻すヒント。
※ この記事は2024年10月27日に再公開された記事です。
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連載「私のままで、母になる」
#4
菅原那由多
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