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公開 2015年05月06日  

トイレトレーニングを嫌がる子ども…その気持ちと対応法は?

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2歳を過ぎると、「そろそろ……」と親が気になりだすトイレトレーニング。しかし、親の気持ちとは裏腹に、我が子が一切興味を示さなかったり、強く拒否をすることも。どうしてそんなに嫌がってしまうのでしょう。


どうして?子どもがトイレトレーニングを嫌がる要因

2歳を過ぎると気になりはじめるトイレトレーニング。なかなかうまくいかずにイライラしてしまう親御さんも多いのではないでしょうか。



トイレトレーニングを進めるに当たって、親子の気持ちがうまくマッチしない要因には、次のようなものがあります。

【ことばによる意思疎通がまだ不十分】

ある程度しっかりとしたことばで意思表示をし、親子の会話がスムーズになってからの方が、トイレトレーニングが進めやすいものです。自我はしっかり育っているのに、まだことばで気持ちを十分に表現できない状態よりも、おしっこやうんちをオムツにしてしまったときに快・不快感をしっかり伝えたり、尿意を催した時にスムーズに伝えたりできるような状態になってからの方が、一緒に取り組む親もストレスが少ない傾向があります。

【訓練モード全開のお母さんの様子に緊張】

1回トイレでおしっこやうんちができると、親は張り切って、「さあ、また頑張ろうね!」。応援する気持ちに、少々力が入りすぎていることはないでしょうか?ですが、子どものやる気や調子にも波があります。一般的に取り組む月齢が早いほど、長い期間を要する傾向があるのがトイレトレーニング。その過程には一進一退があります。親が頑張りすぎず、時には中断する思い切りも必要です。

【イヤイヤ期と重なりやすい時期】

トイレトレーニングに適しているといわれる2歳代は、イヤイヤ期に突入していく子も少なくない時期です。ただでさえ大変なイヤイヤ期真っ盛りに無理をしてトイレトレーニングに取り組むことは親の大きなストレスにもなり、その気持ちはもちろんお子さんに伝わり、悪循環になりがちです。

【生活環境の変化など他の要因が背景に】

下の子の誕生や引っ越し、その他生活上の大きな環境変化はありませんでしたか?

4~5歳の子でも、下の子の誕生や引っ越しなどの大きな環境変化が、排泄という部分に現れておもらしが増えてしまうケースがあります。親子とも、1度に大きな課題を複数抱え込むよりも、環境の落ち着きを少しずつ親子で実感しながら、意思の疎通がスムーズに取れるようになってきたころに、再開してみましょう。

トイレトレーニングで一番避けたいこと

トイレトレーニングで一番避けたいことは、「うまくできない→怒られる→トイレが嫌いになる」という連鎖に陥ってしまうことです。



幼少時にトイレに関する失敗を経験したことが、大人になっても強く記憶に残っている方はいないでしょうか?私は、いくつかあります。笑い話として振り返ることができる人もいれば、忘れたいのにその体験だけはいつまでも忘れられないという体験談も聞きます。



大人でも、緊張しておなかが痛くなったりトイレが近くなったりすることがあるように、排泄に関することは、たとえそれが小さな子どもでも、心の状態と深く結びついたとてもデリケートな領域なのです。



小学校に入学した直後は、先生も緊張状態にある子どもたちに配慮して、1時限の途中にトイレタイムを設けることもあります。教室でおもらしをしてしまうケースも、そんなに特別なことではありません。排泄に関する習慣は、長い年月をかけて築かれていくものなのですね。



3歳前後になってトイレの習慣ができていない場合、家族以外の人の何気ない「まだなの?」「そろそろできるようにならないと」などの言葉に、親の方が敏感になってしまうこともありますが、お子さんのペースを大事にしてあげましょう。

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