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公開 2015年05月15日  

どんなものがあるの?どう対処する?妊娠中のマイナートラブル、どうしていますか?

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妊娠しているから仕方ない、そう言われて我慢しているマイナートラブル。出産すればなくなるから、とほおっておかずに自分の身体に合わせた解決策を考えてみましょう。


マイナートラブルって何!?

マイナートラブルというのは、妊娠中に起こりやすい不快症状をまとめて表現したものです。ほとんどは治療する必要はなく、医師に相談しても妊娠しているので仕方ないと言われやすいものです。



日常生活に支障を来たすようなものであれば、入院加療となる場合もありますが、多くのマイナートラブルは日常生活への影響は少ないと言えるでしょう。数日から数週間で軽快するものも多く、妊娠初期から後期まで、程度の差はあれ多くの妊婦さんが何らかのマイナートラブルを経験します。



妊娠したすべての人に表れる症状であれば、仕方ないと言えるかもしれませんが、症状が出ない人もいるのであれば、解決策がないわけではない、と思いませんか?

マイナートラブルとして出やすい症状

どんな症状が、マイナートラブルとして出やすいのでしょうか。



妊娠初期には、下腹部の違和感・つわり・便秘・眠気。

妊娠中期には、腰痛・めまい・こむらがえり。

妊娠後期には、腰痛・頻尿・尿漏れ・便秘・胸やけ。

他にも、その方それぞれで色々なマイナートラブルが出現します。



妊娠初期のマイナートラブルの多くは、母体が自分の身体を守るための反応と言えます。赤ちゃんと言えども、母体にとってはDNAの違うもの。子宮の中が異空間となるためには、胎盤の完成(妊娠15週)を待たなければなりません。それまで、母体は赤ちゃんと共同生活をするために、身体を守ろうとする反応が出るのです。



妊娠中期以降になると、身体に負荷がかかる部分にマイナートラブルが出現しやすいと言えるでしょう。

身体の弱い部分に表れるサイン

人によって出る症状が違うのは、その方の生活リズムや食生活、体型などに左右されるからです。妊娠前の体重、体温、体力、年齢、様々なことが原因となります。症状が出た部分は、自分の身体の弱い部分だとお考えください。



そして、妊娠中に出ている症状は、年を重ねていった更年期や老年期で出やすい症状なんです。妊娠中の身体の負担と、年齢を重ねることでの身体の負担は、同じではありませんが、全く違うとも言えないのです。ですから、妊娠中に出ているマイナートラブルを見過ごさずに、ご自身の身体に合った解決策を探していってほしいのです。

具体的な解決策を考えよう

自分の身体に合った解決策って何だろう。医学的知識もないし、そんなのわからない。とお考えでしょうか。



妊婦健診や母親学級で出会った妊婦さんの多くは、悩みながらも食事を変えよう、運動をしてみよう、とおっしゃっていました。妊婦さんとお話をしていると、何かをやってみようという気持ちは、多くの方が持っていらっしゃると感じます。



ですが、いまひとつ自信が持てなかったり、めんどくさいなぁと感じて、気持ちが行動に結びついていないのかなと思います。なんとなく「食事を変えよう」や「運動をしよう」ではなく、具体的に何をどうするという解決策を考えましょう。



例えば、食事であれば「1日に3種類の根菜類を摂取する」「夕食には味噌汁を食べる」「水分を1L摂る」「温かいものだけを口にする」



運動であれば「買い物には歩いて行く」「入浴後のストレッチは30分行う」「週に一度はマタニティヨガに参加する」などです。



続けられなければ意味がありませんので、日常生活の中で大きなストレスなく変えられるくらいの具体的な目標が良いでしょう。どんな解決策であっても、もし結果として満足いくものでなかったとしても、意味のないものは何ひとつありません。しばらく続けて変化がなければ、また別の方法を考えてみれば良いのですから。



少しずつ、コツコツ、楽しく続けられる範囲で頑張っていきましょう。

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