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公開 2018年11月01日  

私は「赤ちゃんを自分で受け止める」方法で出産しました。<投稿コンテストNo.42>

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「院内助産」という出産方法を選んだ、さわりさんの出産体験談です。


>【第一話】から読む


私が初めての妊娠をした4年前、受診した総合病院の張り紙でとある文字を見かけました。

「院内助産」「自然なお産」「自分らしいお産をしてみませんか」

まだバースプランという言葉も知らなかった妊娠初期の頃でした。


助産師さんに詳しい話を聞いてみると、この「院内助産」というものは、妊婦の産む力、赤ちゃんの産まれる力を最大限に生かし、フリースタイルで行う出産の事。

分娩のサポートは基本的に助産師さんのみで行いますが、出産は院内で行い、(NICUを備える総合病院でした)いざという時は医師が介入するという出産方法。

体験できる事は全部体験してみたい!というタイプの私。

初めての出産をこの「院内助産」というスタイルで挑む事にしたのでした。

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他にも助産師外来での栄養指導や、オイルを用いた会陰マッサージなど、出産に向けての体作りを助産師さんと共に続けていきました。

そしていよいよ出産当日。

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畳のスペースがあるLDR室で、布団の上での出産です。

四つん這いで旦那にしがみつく体勢。

ヨガで教わった呼吸法で痛みを逃しながら、波にまかせていきんだり休んだりを繰り返します。

必死で意識も朦朧としていましたが、気付けば検診でいつもいろいろ話をしてくれていた助産師さん達が全員集合していました!

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出産前から、「出産した後自分で受け止めてもらいますからね!」と言われていて、そんな事できるのか!?と思っていたので、実際受け止めた時は「本当に受け止めちゃったよ!」という感じでした。

助産師さんが病衣の前を開けてくれて、産まれたばかりの我が子を抱きしめ、肌と肌でぬくもりを感じる事ができました。

出産直後でバタバタしてる中、我が子と共に体を休めている時、とある人がドアの陰から現れたのに気付きました。

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それは院内助産をすると決めた時から担当してくれていた、主治医の先生でした。

見守っていてくれたんだと安堵する気持ちと共に、助産師さんの事を全面的に信頼している先生の懐の大きさを感じて、「先生も助産師さんもかっこいい・・・!」と感動しました。

とても暖かく、みんなに支えられた忘れられない出産になりました。 



ライター:さわり

※ この記事は2024年12月10日に再公開された記事です。

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連載「第一回 記事投稿コンテスト 『出産』」 #42
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