年に2回ほど行われる担任の先生との面談。普段子どもが学校でどんなふうに過ごしているのか、何か困ったことはないかなどを詳しく聞けるまたとないチャンスです。
しかし…
実はこれまでの面談すべて、我が家の長男は一緒に参加してきました。
幼稚園の頃は、別室でみんな遊ぶところを、私と同じ部屋で遊び。
小学生になったら、ほかの子は廊下で待っていたり、そもそも面談の時間についてこない子も多い中、絶対についてきて、一緒に教室に入るのです。
1年生までは、それでもいいかなと思っていたのですが、現在小2。
あいもかわらず同席し、私の隣で本を読んでいます。
あれ?先生との面談って、子どもが一緒でもいいものなの?
それだと、本当に聞きたいことが聞けなくない?みんなはどうしてるんだろう…?
面談は子ども本人も参加してOK?三者面談、意外なメリットとは
12,466 View先生と直接いろいろな話ができる面談は、子どもの学校での様子を知る絶好の機会。心配事も相談したいから、できれば先生と2人だけで話したいのに、必ず同席する小2息子に困っていたのですが…。
出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28058000132面談って、先生と親が1:1でするものじゃないの?
子どもに聞かれたくない母 vs. 全部知りたい息子
先日、今年に入って2回目の面談がありました。
今回もやはり私についてきて、一緒に部屋に入ると言ってきかない息子。
親の目から見ても、勉強面・生活面で特に問題はなさそうな息子ですが、数ヶ月前に転校してきたこともあり、お友達とのことで気になる点がいくつかありました。
でも、友達関係のことって、ちょっとナイーブな話なので、本人にはあまり聞かれたくなかったんですよね。
今回ばかりはなんとかして廊下で待っていてもらおうと説得するも、本人はやはり何を話しているのか気になるようで、なんとかして教室に入ろうとします。
そんな押し問答を繰り返していたら、教室から先生が出てきて「いいよいいよ、中においで」と息子を招き入れてくれたのです。
褒めて褒めて褒めまくる中で、注意事項をそっと混ぜ込む先生のテクニック
私「子どもも同席して大丈夫ですか? 皆さんどうされていますか?」
先生「大丈夫ですよ。良いことしか言わないので。な!(息子をにこやかに見る)」
息子「……」
こうして、今回も三者での面談がスタートしました。
息子はすぐに本を読みはじめましたが、しっかりと話は聞いている様子。
そんな中、先生は学校での様子を次から次へと説明してくれます。
授業中、積極的に手を挙げて発表できていること。
図工の作品が、とても創造的で素晴らしいこと。
語彙が豊富で、友達にしっかり伝わるように説明していること。
先生が伝えたいことを察して、いろいろと手伝ってくれるから感謝しているということ。
聞いていて誇らしく、うれしくなることばかりです。
先生「後ろの席の△△くんと気が合うようで、ちょっとおしゃべりしちゃうときもあるんですが…。でも、○○くん(息子)を注意するくらいなら、もっと別の子を注意しないと、という感じなので」
私「何か直したほうがいいことはありますか?」
先生「そうですね、唯一、字が…」
私「汚いですよね!先生から『ていねいに!』ってコメントが書かれているのも見ています」
先生「ははは。まあ、ただ、綺麗に書くべきときはしっかり書けていますし、とめ・はね・はらいも合っているので、僕もどこまで注意したらいいかなと迷っているんですよ。しっかり書ける力があれば、普段は丁寧でなくてもいいのかなと」
といった具合に、誉め言葉を連発する中に、時折注意すべきことをそっと混ぜ込みながら話してくれるのです。
横でコッソリ聞いている息子にも、それは心地よく響いている様子。
ああ、こういう伝え方をすれば、子どもってやる気になれるのかな?と先生から教わった気持ちでした。
面談からの帰り道。息子の背中には、いつもよりもパワーがみなぎっていた
そして帰り道。
息子の足取りは軽く、その背中には行きよりもずっとずっと大きなパワーがみなぎっていました。
これも、先生が息子にやる気を与えてくれたおかげです。
面談は本人抜きでやらなきゃいけない、直接耳に入れないようにしなきゃいけない…などと心配していたことは、私の杞憂に終わりました。
むしろ、同席して先生からの言葉を聞けたことで、これからさらにがんばろう!というやる気につながったようです。
気になっていた友達関係のこともしっかり解消できて、私も一安心。
今回の面談は、これまでに増して意味のある、実りあるものになりました。
私も先生に倣って、注意ばかりするのではなく、良い面にたくさん目を向けて、言葉に出して褒めてあげよう!とあらためて誓ったのでした。
学校や先生の方針によっては、個人面談への子どもの参加がNGの場合もあるかもしれないですが、子どもが希望するのであれば、一度先生に相談してみるのもよいかもしれません。
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