読み聞かせは、読み手が聞き手に本を読んで聞かせること・絵本を見せながら読んで聞かせること、を指します。
読み聞かせは、読む側と聞き手のコミュニケーションを目的に行われるものと考えられがちですが、実はそれ以外にも、聞き手の学習能力が向上する効果があるとも言われているんです。
絵本をたっぷり読んでもらった子は、小学生になってから、文章問題がスラスラ解ける、つまり幼児期の読み聞かせが「学力の土台」になっているといいます。
これは「言葉の貯金箱」に言葉をたっぷりと貯めているからだと考えられています。
赤ちゃん(0~1歳児)への読み聞かせの効果とおすすめの絵本10選!
11,584 View子どもの成長に良い影響があると言われている絵本の「読み聞かせ」。でもその効果は?何歳から始めれば良いの?などわからないことも多いですよね。そこで今回は、そういった疑問に答えつつ、おすすめの読み聞かせ絵本10選もご紹介。これを読めば「読み聞かせ」の全てがわかりますよ。
読み聞かせとは?
読み聞かせは何歳から?
0~1歳の乳児期は、話しかけたり、抱っこしたり、コミュニケーションをとることが大切です。
この時期の赤ちゃんはまだ言葉の意味は理解していませんが、ことばの音やリズム、大人の表情などをきちんと感じとっています。
最初の読み聞かせは、親子遊びの一つとして初めてみると良いでしょう。
読み聞かせは生まれてすぐから、つまり新生児の時期から始められます。座れるようになったら、膝に乗せるなど、寄り添って読むことを心がけましょう。
途中までになっても大丈夫、好きなページだけ読むのでも構いません。楽しめる範囲で読み聞かせを行います。
読み聞かせにはこんな効果が
先ほども少し触れましたが、読み聞かせは親子のコミュニケーション以外にも、子どもの学力が向上する効果があるとも言われています。
小学校に上がると、国語や算数で長文解釈問題を解く機会が出てきますが、読み聞かせをしてもらった子どもは読解力が養われているため、すらすらと問題を解くことができるといいます。
また、読み聞かせしてもらうことで、登場人物の悲しみや悔しさなど様々な気持ちに触れ、他人の痛みや思いを知る機会にもなります。
こうしたことから、心の成長も期待できるのだといいます。
0歳児の読み聞かせにおすすめの絵本・しかけ絵本
寝んねのこの時期は、まだ言葉の意味はわかりませんが、音やリズムを判別することはできます。
読み聞かせを始めるのは、生まれたばかりの新生児期でも早すぎるということはありません。
ママの声はちゃんと届いていますから、ママの好きな絵本を選んでリラックスしながら読み聞かせてあげてください。
1.じゃあじゃあびりびり
赤ちゃんは言葉自体の持つ響きやリズムを楽しむ耳を持っているといいます。そんな赤ちゃんの興味を存分に満たしてくれるのがこの「じゃあじゃあびりびり」。
自動車は「ぶーぶーぶーぶー」、イヌは「わんわんわんわん」、水は「じゃあじゃあじゃあ」、紙は「びりびりびり」。
ほかにも掃除機「ぶいーん ぶいーん ぶいーん」、踏み切り「かん かん かん かん」、赤ちゃん「あーん あーん あーん あーん」など、この絵本には赤ちゃんの回りにある音があふれています。
ボードブック仕様なので少々乱暴に扱っても破れる心配がなく、お出かけに持っていくにも便利!
2.いないいないばあ
「あかちゃんがほんとうに笑うんです。」1967年の発売当初より多くの読者が口にしてきたこと。
「あかちゃんだからこそ美しい日本語と最高の絵を」の想いから、日本初の本格的なあかちゃん絵本として誕生して以来、あかちゃんが初めて出会う一冊として、世代を越えて読み継がれています。
いないいない、ばあ。にゃあにゃが、くまちゃんが、ほらね、いないいない…。
母と子の伝承あそびをはじめて形にした絵本です。
3.がたんごとんがたんごとん
「がたんごとんがたんごとん」と、まっ黒な汽車がやって来ます。駅で待っているのは哺乳瓶。「のせてくださーい」と言って汽車に乗り込みます。
汽車はふたたび出発し「がたんごとん」と次の駅へ行くと、こんどはコップとスプーンが「のせてくださーい」。さらに次の駅では、リンゴとバナナが、ネコとネズミが「のせてくださーい」と汽車に乗り込みます。
みんなをのせた汽車は「がたんごとん」と終着駅へ。
そこは……。「がたんごとん」は、くり返しの音のリズムが楽しい赤ちゃん絵本です。
4.お?かお!(しかけ絵本)
口を動かすと目がキョロキョロと動き、ベロをひっぱるとあっかんべえをする。さらに鼻を動かすと目が閉じて「おやすみなさい」。
といった具合に、顔の一部を動かすと、表情がかわる、これまでになかったしかけ絵本です。
まだ赤ちゃんとのコミュニケーションがうまくできない大人でも、まだ赤ちゃんが絵本に興味が無くても、大人と子どもが一緒に楽しめるボードブック。
「ペーパーエンジニア」として活躍するペーパークラフトの達人、坂啓典さんが全体のデザインを担当し、子どもが興味をしめす楽しい動きをとり入れた絵本が完成しました。
5.エド・インター 布絵本 はじめてのぼうけん(しかけ絵本)
「布絵本 はじめてのぼうけん」 は、リボン結び、ジッパーの開閉、ボタンかけの他、赤ちゃんが大好きな鏡など、しかけが盛りだくさんの布絵本。
しかけ以外にも、牧場、海などさまざまな場面が登場し、未知との出会いで赤ちゃんの知的好奇心が育まれます。
また、 しかけ遊びを通して、くらしの中で必要な手の動かし方などを自然と学ぶことができます。
カバン型の布絵本で持ち運びに便利な取っ手がついているので、お部屋の中はもちろん、お出かけのおもちゃとしても最適。手洗いで洗濯もできるので、いつでも清潔に遊べます。
1歳の読み聞かせにおすすめの絵本・しかけ絵本
寝んねからあんよへと移行し、成長の変化が著しいこの時期には、指をさして笑ったり、登場人物を真似してみたりと、読み聞かせに対する反応も親にとっては楽しみの一つ。
この時期ならではの絵本で、読み聞かせを楽しんでください。
6.どんどこももんちゃん
どんどこ どんどこ どんどこ どんどこ ももんちゃんがいそいでいます。くまさんに通せんぼされても、転んで頭をぶつけても、それでもももんちゃんはいそいでいます。
そんなにいそいでどこにいくの?これは、かわいいももんちゃんの絵本です。
7.しろくまちゃんのほっとけーき
これは、しろくまちゃんが、お母さんと一緒にホットケーキを作るお話です。1970年の発売以来、ロングセラーを続ける「こぐまちゃんえほん」シリーズの中でも、特に人気の1冊。
ホットケーキがだんだん焼けていく12の工程が、楽しい擬音とともに見開きページにずらりと並んでいます。
この本を開くたび、きっとホットケーキを食べたくなることでしょう。
8.もこもこもこ
「しーん」「もこもこ」「にょきにょき」とふくれあがったものは、みるまに大きくなってパチンとはじけた。
詩人・谷川俊太郎と異色の画家・元永 定正(もとながさだまさ)がおりなす不思議でおかしな世界の絵本です。
9.とびだす!うごく!どうぶつ(しかけ絵本)
キリンの首が伸び、カバが大きく口を開け…。パンダ、ゾウ、コアラなど幼児に人気の動物がポップアップや回転盤で、ページをめくるごとに楽しいビックリしかけで登場。
子どもがぐずったときにサッと取り出せる、ポケットサイズのミニ絵本です。
10.おいしいな!(しかけ絵本)
スライド式になったページを引いたり戻したりして、くまくんが「パクパク、モグモグ」と食べる動作を楽しめるしかけ絵本。
人気こども番組「おかあさんといっしょ」「いないいないばあ」などを手がけてきた、木村裕一さんの作品。
ここまで0~1歳児におすすめの絵本・しかけ絵本を紹介してきましたがいかがでしたか?
読み聞かせを始めるのに早すぎるということはありません。
ママと赤ちゃんのコミュニケーションを大切に、たくさん絵本を読み聞かせてあげてくださいね。
【引用】
1日7分の絵本で子どもの頭はみるみる良くなる
http://www.subarusya.jp/book/b297796.html
子ども読書の情報館(文部科学省)
http://www.kodomodokusyo.go.jp/yomikikase/
文部科学省
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/youji/asobou/try/yomikikase.htm
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