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公開 2021年09月07日  

「エンドレスしりとり」に狂いそう!? もうやめて~ VS 言葉を伸ばしたい気持ち

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道具が何もなくても、手がふさがっていても、いつでもどこでも遊べるしりとり。しかし、5歳児ともなると驚くほど続くようになるんです。”しりとり地獄”に苦しんだ母がたどり着いた境地とは…!?


4歳でしりとりにハマり、お風呂での定番遊びに


うちの息子がしりとりにハマり出したのは、語彙が急に増えてきた4歳の終わり頃から。

どうやら園で覚えてきたようです。

当初は、お風呂場でよくやっていました。

今思えば、その頃は可愛かった……。


食いしん坊の息子は食べ物のレパートリーが多かったのですが、一例を紹介するとこんな感じです。

息子「しりとり」

私「りんご」

息子「ごはん」

〜終了〜


もう1回、今度はママからやり直して

私「しりとり」

息子「りんご」

私「ごま」

息子「マカロニグラタン」

〜終了〜


そこはマカロニでいいのに、なぜグラタンをつけたのでしょう。

いつも、あっという間に決着がついていました。



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コツをつかみ、どんどん長引くしりとりタイム


ところが、、、初めてしりとりをして以来、みるみるうちに上達していった息子。

5歳を過ぎると、負けない術を身につけるようになりました。


「ラーメン…だと“ン”がつくから、ラーメンセット!」

「みかん…みかんのかんづめ!」


おお、賢くなったな~!と成長を喜ぶ一方で、急速に延びるしりとりタイム。

ぜんっぜん、終わりません!!



お風呂上がりだけだったのが、お風呂中~ハミガキ前までに延び、その後も再開して寝かしつけの時までやるようになり。

やがては夕飯の準備中や車内など、いつでもどこでも、そしていつまでも続くしりとり、しりとり、しりとり……。


勝ちたい気持ちも強くなったようで、息子が負けても「今のはなし!」でやり直し。

私がわざと負けたら「ちゃんとやって!」と怒りだします。

ドライブ中など逃げ場のない時に至っては、1時間くらいしりとりタイムが続くことも……!


こうして、“エンドレスしりとり地獄” が母を襲うようになったのです。


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終わらないしりとりに、母、崩壊


「テレビばっかり見てないで、ほかのことしよう」
「失敗しても、もう1回やってみよう」

などと日頃から息子に言い聞かせてきた私。

『しりとりをしていると語彙も増えるのではないか?』という下心も働き、なかなかやめようとは言えません。


「そろそろ〇〇しよっか~」「ちょっとトイレ行ってくるね」などの作戦で終了できたこともありますが、毎回はうまくいきませんでした。

こうなると、「いつでもどこでもできる」というしりとりの特性がうらめしい。。。

『誰だよ、しりとりなんて考案したのは!』と心の中で悪態をついたことも、一度や二度ではありません。

特に疲れた日やお出かけ帰りなどは、心を無にして対応することもしばしば。


「む…?無理難題…」

「よ…腰痛…」

「り?…離婚調停…」


こんなネガティブワードしか浮かばなくなることも…(念のため申し上げますが、夫婦円満です)。

当然ですが、息子からは「なにそれ?」「わからん」とクレームがつくようになってしまいました。


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ひと工夫すれば、親子そろって楽しい時間に


悩んだ挙句にとった解決策は、「ママだけ人名限定」や「ママだけ地名を言う」などのハンデを設定すること。

普通のしりとりだと大人には簡単すぎますが、これなら、私も飽きずにしりとりができます。

ちなみに、「よーし、大人の力を見せつけてやる!」と調子に乗っていると、「ト、ト、…トルクメニスタン!…ギャー!しまったーーーー!!」みたいに負けることも結構あります(笑)。

息子は大喜び、私はいい頭の体操になっています。

やっぱり、わざと負けるよりも、本気で取り組んだほうが息子も私も面白い!

「一緒に楽しむ」は、子どもと接する時の基本ですね。

悩んだら基本に返るのが一番だなぁと、思いがけず学んだ「エンドレスしりとり問題」でした。


※ この記事は2024年11月05日に再公開された記事です。

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