3人の子どもがいて、フリーランスで仕事をしている私。
2人目を産んでからの目標は、育児と家事の「手と気を抜くこと」「周りに頼ること」です。
それは1人目の産後、真面目で責任感が強い性格ゆえ、できないこととのギャップに苦しんだから。
本来は、家事(特に料理と裁縫)は苦手で、大雑把な性格。
それなのに、なぜか1人目の産後、キャラが変わったように、自然食にこだわったり、裁縫をしたりし始めました。
完璧な家事と育児の両立にこだわり、少しでもできないと「ダメ母・ダメ妻」と自分を責める日々…。
誰もそんなこと求めていないのに、「世間一般にある良妻賢母のイメージ通りにしなければ」と気負っていたのだと思います。
そのせいか、土日でも育児に家事にと奔走し、ゆっくり座って休む暇など一切なし。
ソファでくつろいでいる夫を見ては、イライラしていました。
しかし、2人目の妊娠中に、ふと「家庭が安らぎの場になっていない」と気付きました。
休みなく動き回り、少しでも気を抜けば自分を責め、家庭が自分にとって窮屈で居心地の悪い場所になっていたのです。
「自分が母親という役割を持っていても、家庭は安らげる場であるべきではないのか?」
「1日中動き回ってイライラしていて余裕のない人がいる家庭で、子どもや夫も安らげるのか?」
そんなふうに考えるようになりました。
やがて2人目が生まれ、今度は完全にキャパオーバーに…。
「1人で完璧に育児家事をこなすなんて無理だった」と痛感しました。
それ以降、だいぶ手を抜くようになったつもりですが、元が真面目ゆえ、つい肩に力が入りすぎてしまうことも…。
一方で周囲には、きちんと手を抜ける「割り切りママ」たちもいます。
今回は、私が彼女たちから割り切ることの大切さを学んだ2つのエピソードをご紹介します。
頑張りすぎちゃうママ必見!「限界の3歩手前」を見極める方法
20,488 View育児、家事、仕事とあれもこれも完璧にしようと無理をする自分。大雑把なくせに、なぜか産後は自炊にこだわったり、苦手な裁縫をしてみたり。一方で周囲の「割り切りママ」には、学ぶことが多くあります。
アレもコレも完璧にできず、反省の日々
限界の3歩手前で夫にSOS
あるママは、「限界の3歩くらい手前で夫にSOSを出すようにしてるんだ。
『も~ダメ!しんどい』って騒ぐの。
夫も育児するようになったよ」と言います。
なぜ3歩手前かというと。
「限界を超えたら、ケンカになるから。
3歩手前くらいの方が、こっちも余裕あるから、まだ話し合いになるでしょ?
限界までいったら話し合いにはならないよね。
子どもにも悪いし、自分も苦しいし。誰も得しないと思って」とのこと。
なるほど、たしかに限界を超えてから爆発しても夫婦喧嘩になるだけで、改善策はなかなか見つかりません。
この言葉を聞いてからというもの、私も「今の自分は限界の何歩手前か?」考えたり、3歩手前でSOSを出したり、休憩を取ったりするようにしています。
「3歩手前」を意識することで、「自分の疲れ具合」を客観的に観察できることにも気付きました。
できないことは「できない」とハッキリ宣言
私の場合、特に結婚当初や1人目育児の頃ほど、料理も裁縫も掃除も「頑張れば1人でできる!」と思い込みがちなところがありました。
一方で、「最初からできないことは『できない』と宣言しちゃう」ママ友も。
「料理が苦手だからお惣菜や冷凍食品も使うって、最初から宣言してるよ。
ベビーフードはよく使うし、離乳食作りもパパが手伝ってくれる」と言います。
その友人いわく、特に「最初が肝心!」とのこと。
最初に宣言してしまえば、余計な努力をする必要がありません。
全てを1人で背負い、限界まできて「やっぱりもう無理!」と夫婦喧嘩になることもないでしょう。
逆に、最初に何でも「できる」と言ってしまうと、夫が家事育児に参加する機会も奪ってしまいます。
私はどうしても、できないことがあるとつい罪悪感を感じたり、後悔してしまったりするのですが…。
彼女の場合、「『やる・やらないの線引き』をすることで、余裕が生まれ、家庭も回る」と目的がしっかりしているのです。
他にも「私は好きなテレビを見たり買い物に出かけたりしないと煮詰まるから、その時間はちゃんと確保してる」とのこと。
自分は何ができなくて、何をしないと心身の余裕が保てないかということを、きちんと把握しているのですね。
そんな彼女から、自分と向き合う大切さを学びました。
自分の限界を把握しよう
割り切り上手の2人に共通しているのは、「自分のできないことや限界をきちんと把握していること」。
家事や育児には決まりがありませんし、他人と比較もできませんから、やろうと思えば際限なくやることに…。
私も友人たちを見習い、物事の優先順位を決め、できないことはできないと言い、夫や子供、家電や便利グッズに今年もどんどん頼っていこうと思います!
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