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公開 2019年08月14日   更新 2019年08月15日

最強の子育て服を探し求めた結果…。マキシワンピースにたどり着いた!!その心は?!

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わたし、マキシ丈ワンピースが降臨してからというもの、子育てのハードルが7段階くらい下がった心地。


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この夏、マキシ丈ワンピースというものに、出合ってしまった。

もうすでにお手元にある方は、ほんとうにわかっていらっしゃる。

私はとんだ無知だったし、考えなしのおバカさんだった。

だってこの夏まで、マキシ丈ワンピースを、知らずに生きてきたのだから。

もしまだお持ちでない方がいらっしゃったら、なるべく早くに、手に入れていただきたい。

後悔することは、ないだろう。



そもそも、「マキシ丈」というものに抵抗があったのだ。

さかのぼると、それは私の子ども時代にまで、話は及ぶ。

私の母が「マキシ丈」、当時で言うところのロングスカートを、好んでよく履いていたのだ。

友達のお母さんたちは、活動的なジーンズや、パンツスタイルが多かったのに対して、私の母は会社の事務服か、たいていロングスカートを履いていた。

どうもこれが、私の目にはあまり、格好よく映らなかったのだ。

私には、周囲のお母さんが活発そうに、若々しく映るのに対し、母の姿はなんだか、時代錯誤で、非現実的な服装に見えたのだ。

「うちのお母さんはサリバン先生みたいな服を着とるな」

と、子ども心に思ったのだ。

念のため言うけれど、別にサリバン先生を揶揄するつもりはない。

主に時代錯誤、という意味合いだ。



つまり、マキシ丈=母、だったのだ。

それを履いてしまったら最後、私もサリバン先生みたいなルックになるのでは、と常に敬遠していたのだ。もう長い間。

ところが、つい先日、ショッピングモールでふと手に取った、ノースリーブのマキシ丈ワンピースが、なんだか妙に手に馴染んだのだった。

生地の質感がよかったのだろうか、その日がうんと暑い日だったから、ノースリーブに惹かれたのだろうか、手に取ると、思わず欲しくなってしまった。

なにかに突き動かされた私は、試着することもなく、それをレジに持っていき、翌日にはそれを着て外に出ていた。

鏡に映った私は、ちっともサリバン先生でも、もちろん母でもなかった。

マキシ丈ワンピースを着て、1日過ごしたら、感動と感激の嵐だった。

私はなぜ、今日までこんなに簡便で優秀な衣類を、遠ざけて生きてきたのかと、激しく後悔した。

マキシ丈ワンピースが、こんなに子育て中にありがたいものだとは、知らなかった。



まず、子どもといると、中にいようが外にいようが、ほぼ、座る、立つ、しゃがむ、立つ、の永久運動だ。

外にいれば、靴に砂が入ったとか、バッタがいたよほら見て、とか、サラサラの砂があったよ、とか、まぁ、呼ばれ続けている。

立ったかと思えばまた呼ばれ、座ったかと思えばまた呼ばれるのだ。

そして、言わずもがな、屋中にいても然りであって、やれ、カードを一緒に並べてとか、やれ、パズルをやろうよ、とか、やれ、おしっこが漏れたとか、床のあたりの用事で、やっぱり呼ばれ続けている。

そのすべての瞬間に、パンツが下から見える心配も、背中まわりからお肌やパンツが見える心配も、しなくていいのである。

マキシ丈ワンピースなら。


子育て中のお母さんは、下のお子さんを片手に抱いていることも、たびたびあるから、下のお子さんを小脇に抱きつつ、上のお子さんの靴に入った砂の処置をしていたりする。

両手がふさがるので、もはやパンツの件に関しては、諦めないといけなかったりするのだ。

だったらマキシスカートでいいのでは?と思った人は、落ち着いて考えてみてほしい。

手持ちのスカートは、ほぼウエストがゴムではないだろうか?

小さいお子さんがいるのだから、着脱、動きやすさ、すべて加味したら、ウエストがゴムになるのは避けられない。

マキシ丈のスカートはその裾の長さから、子どもにつかまれるのは、もはや自明の事実なのだ。

子どもが裾を掴む、それすなわち、ゴムウエストのスカートが、ちょっとした拍子にずり下がる、ということを指している。

やっぱり、パンツ問題から逃げられないのだ。

それが、マキシ丈ワンピースならどうだろう。

四方八方から、パンツ問題を徹底ブロックできてしまう。

「なにをしていてもパンツが見えないし、見えそうにもない……これなに……発明?」

初めてマキシ丈ワンピースを着た私は、始終そんなことを考えていた。

上の子とカードゲームをするときも、末っ子を抱き上げるときも、食べこぼしを片付けるときも、足元に子どもたちがまとわりついているときも、いつだってパンツの心配がいらなかった。

さらに、私が購入したものに関して言えば、両サイドにポケットがついていた。これが最高だった。

これからマキシ丈ワンピースを買う方は、ポケットが非常に大事なので、よく見て買ってほしい。



スマホをいったいみなさん、どうやって持ち歩いているのか、ほんとうに疑問なのだ。

子育てを7年やってきたけれど、模範解答が見つからずにいた。

電話がかかってきたときに、子どもが思わぬシャッターチャンスを見せたときに、しゃっと素早く取り出したいのに、両手、または片手がたいていふさがっているのが、母という生き物だ。

出先で鞄から出そうとしても、不自由この上ない。

家の中にいたって、ベランダに行ったり、お風呂を洗ったり、台所に行ったりずっとうろうろしているから、いざほしいときにスマホをおろおろ探すなんて日常茶飯事だ。

ズボンのポケットは、たいていお尻がピタッとしているから、立ったりしゃがんだりを、頻回に繰り返していると、そのうちスマホが、ポロリと落ちる。

鞄に忍ばせると、片手がふさがっている場合、取り出しにくい。

ゴムスカートのポケットにいれたりしたら、そのスマホ本体の重さで、スカートが地味にずり下がってくる。

ここで、マキシ丈ワンピースの登場だ。

マキシ丈ワンピースに、ポケットがあることの無敵さったらない。

いかなる姿勢でいても、スマホが落ちることもなければ、ワンピースという性質上、スカートがずり落ちたりもしない。

小脇に子どもを抱きながら、華麗にスマホを取り出せる。

この自由さ!この身軽さ!!!革新的ではないだろうか。

少なくとも私はこの7年間でこんなに身軽さを感じたことって、そうそうない。



つまり、全方位的に、マキシ丈ワンピースが、絶好調な今日この頃だ。

今生の普段着は、もうこれだけでいい、とさえ思ってしまう。

ワンピースなばっかりに、授乳できない問題があるのは、とても罪深いけれど、授乳中のお母さんは、授乳が終わったら是非、マキシ丈ワンピースのことを、思い出してほしい。

そして、全国のマキシ丈ワンピースユーザーのお母さんたち、自転車のタイヤに巻き込まないように是非、気を付けてね。

それ以外のすべての側面において、マキシ丈ワンピースって、最高の上を行く、最高の子育て服だから。


※ この記事は2024年11月01日に再公開された記事です。

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