20代、30代、40代で子を授かった私たち夫婦。
長男ケイは平成7年生まれ、次男リクは平成14年生まれ、そして長女イロハは平成23年生まれです。
子どもの歳の差ゆえに、いつまでたっても長い長い子育てが終わりませんが、私にとってそれは苦ではありません。
しかーし!
計画性がないまま出産したため、ひとつだけ苦しんでいることがあるのです…。
今は大学を卒業し、無事に就職した長男。
ようやく1人、お金がかからなくなったものの、まだまだ「次」が控えていました…。
子どもの教育費は、パートでせわしなく働く主婦を絶望させるくらい高額です。
ランチはワンコインで!とがんばっているお父さんに、どう説明していいかわからないほどの大金が注がれています。
我が家の場合、子どもたちの歳の差があるゆえに、下の子が大学進学する頃には親も当然歳を取り…。
今と同じ年収が保障されるかどうか分からないこの世の中で、40歳で産んだ娘が二十歳になる頃には、すでに私も60歳です…。(嗚呼…)
せっかく子ども自身が努力し、希望を持っていても、お金がなければ学びたい勉強をさせてやれないことにも直面します。
少し前に「老後に2千万円かかりますよ問題」が話題になりましたが、正直、歳の差兄妹を育てる我が家はそこまで全くたどりつけない…。
もう40代後半だというのに、子どものお金の工面で手一杯なのですから、自分の老後の生活に現実味を帯びるゆとりがないのです。
でも、「じゃあ、歳の差兄妹ってデメリットしかないの?」といわれると、そんなことはありません。
子どもたちの歳の差がない場合も、一度に倍の教育費がかかるのですごく大変だと聞きます。
また、何歳で子どもを産むにしても、いずれにしても教育にはお金がかかるもの。
どちらがいいか、いつ産むのが良いか…という話ではなく、その家族なりのやりくりの仕方があると思うのです。
なので、私は子どもたちに「身分相応」と「身の丈」を知ることを言い聞かせています。
(そんなふうに伝えなくてはいけないのも、親の勝手かもしれませんが…)
今回はお金の話をしましたが、私が年の差兄妹を育てていて最もうれしいのは、下の子どもが誕生する喜びや成長する様子を、子どもたちと共有できること。
歳が離れているがゆえに、上の子が下の子の面倒を見るという光景は、「小さなお父さん」のようで頼もしくもあります。
今や大きくなった「小さなお父さん」は、私の愚痴や不安の聞き役にもなってくれて、夫とは違うアドバイスをしてくれたりもしています。