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公開 2019年09月13日  

陣痛中にいきみ逃しをせず痛い目に(涙)次の出産で見つけたアレが便利だった

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ついにきた陣痛!
しかし、いきみ逃しをしなかったため、出産後まで苦しむことに……。
その反省を活かして、2人目の出産時にあるアイテムを使ってみました。


いきみ逃しを甘く見ていた私。産後にこんな痛い思いをするなんて…

私は1人目のとき、いきみ逃し対策をまったくせずに陣痛に耐え、長女を出産しました。

「いきみ逃し」とは、陣痛が始まって子宮口が7~8センチほど開くと「いきみたい!」と感じるのですが、子宮口が全開になるまでいきむのを我慢をすることです。

私も出産前には、「いきみ逃しのため、陣痛中にテニスボールをお尻にあてるのがいい」というよくあるアドバイスを耳にしていました。

ですが、いまひとついき見逃しの必要性がわかっておらず、「ボールをわざわざ買いに行くも面倒だし……」と、聞き流していました。

ところがいざ陣痛が始まってみると、いきむのを我慢するのが想像以上につらい……!


どうしてもいきんでしまいそうになりながら、「まだいきんじゃだめよ!」と助産師さんに言われ続けていたのを覚えています。

子宮口が開くまでいきむのを我慢するのがとても大変でした。

それでもなんとか長女を出産、分娩のあとの処置も終えたあと、改めて産まれたてのわが子にご対面!

長女をそっと抱っこして、ベッドサイドに腰かけた瞬間、お尻に違和感が……。

「ん?なんか痛い……?」

ジンジンとお尻が痛むのが分かり、うまく座ることができませんでした。

なので正座をしてお尻に負担がいかないような座り方をしたり、腰をずらしたり。

お尻が痛くならないように、恐る恐る座っていました。

いきみ逃しを十分に行わなかったことで、出産の負担が体にダイレクトにきていたのです。

私は出産後、円座(ドーナツ形の真ん中に丸い穴が空いたクッション)をお尻にしかないと、座ることもままなりませんでした。


陣痛の長い痛みがようやく終わったと思ったら、終わったあともこんなに痛い思いをするなんて(涙)

このとき誓ったのです。

次に出産するときには、テニスボールを一番始めに用意すると!

2人目を妊娠。テニスボールを買おうとした私に、夫から意外な提案が

長女を出産してから2年後、2人目を妊娠しました。

前回の反省と後悔から、入院の準備にさっそくテニスボールを買いに行こうと夫を誘いました。

すると彼は、目の前にあったお茶のペットボトル(500ml)を私の前に差し出して、

「これでいいんじゃない?」

……え?ペットボトルをお尻にしく??

「そんなの聞いたことないよ!」と思いながらも試しでおしりにしいてみました。

すると……まさかのフィット!!

こんな偶然から、2人目の出産時にはいきみ逃しに「ペットボトル(500ml)」を使ってみることになりました。


また、テニスボールの使い心地については、こんなことを友人から聞きました。

・お尻に当てるときにずれてしまう

・出産後、使いみちがない

・値段が高い

この3つです。


友人曰く、「陣痛の痛みでテニスボールがどこに当たってるか覚えていない」と……(笑)

ピンポイントでボールをお尻に当てるなんて、そんな難しいことできないんですね。

また、テニスボールは出産後には使いみちがありません。

私も1人目の出産のとき、

「陣痛の痛みをおさえるのにテニスボールが最適!」

と出産パンフレットに書いてあったのを見て、「テニスボール、普段使わないしなぁ」となんとなくためらってしまったんですよね。

そしてなにより、テニスボールは値段が高い!!

2個入りで500円くらいします。

こうみると、ペットボトルはなかなか優秀かもしれません。


やはりペットボトルは正解!


いよいよ2人目の出産!

ズキズキと陣痛がきたのと同時に、目の前にあるペットボトルに「頼んだぞ!」と願掛けをし、おしりにしいて準備を整えました。

それから1時間後には、いきみたくなるくらいの痛みがズキズキやってきました。

やはり、ペットボトルは大正解でした!

ずれなくて安定するし、おしりに当てやすいんです。

「いきみたい!!」という感覚になったら「フーッフーッ」と息を吐き出します。

このとき同時にグリグリとペットボトルにお尻を押し付けると、よりいきみ逃しに効果的でした。

痛い!つらい!いきみたい!という気持ちをペットボトルに押し付ける感覚です。

途中トイレに行ったり、お腹の赤ちゃんを見るためのエコーをお腹につけたりと、ベッドの上でもゴロゴロと動くことが多かったです。

そんなときでも、すぐに固定できてフィットするペットボトルはとても便利でした。

このときのいきみ逃しの時間は陣痛の波がきている30秒くらい。

声も出したい感覚にもなったので、

「ウゥーッッ……!!」

と声を出しかけると助産師さんがすぐに、

「声を出すと力が入っちゃって赤ちゃんが苦しくなるから息をフーフーだよ!」

と言うので、必死に息を吐き出しながら、お尻をグリグリと押し付けていました。

このときズレずに私のお尻をグッと支えてくれたペットボトルには、感謝しかありません(泣)


3人目もペットボトルで無事に出産!すっかり私の陣痛必須アイテムに(笑)

無事に元気な2人目が産まれました。

私自身も特に出血が多いわけでもなく安産だったので、すぐに赤ちゃんを抱っこできることになりました。

最初に旦那さんが抱っこして次に私に代わるとき、ベッドに座ったところ、

「あ、あれ……痛くない!!痛くないぃぃぃぃ!!!」

1人目のときとは違う快適さに、つい声が出てしまったほどです!

ペットボトルのおかげで円座に座ることもなく、椅子に腰をかけるときも気にせずに座ることができたので、とても快適でした。

そして、3人目のときも同じようにペットボトルを使ったら、やはりお尻を強く痛めることはなかったです。

強力な助っ人のような感覚でペットボトルを準備していたので、安心して3人目を産むことができました。

新人の助産師さんも「え?ペットボトルしくの!?斬新!!」と驚かれましたが、産後に痛くないことを伝えたら勉強になったと言ってもらえるほど(笑)

2人目の出産前に、夫が目の前にあるお茶のペットボトルを提示してくれなかったら、きっと私はいきみ逃しに苦労していたと思います。

いきみ逃しに最適なアイテムは、人によって個人差があると思います。

ですが、気軽に用意できるペットボトルを1本用意しておくと、陣痛のときに思わぬ助っ人になってくれるかもしれませんよ。


※ この記事は2024年10月14日に再公開された記事です。

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