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公開 2020年01月16日  

元いじめられっ子ママが、大切なわが子に伝えたい!4つのイジメ予防策とは?

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もちろん「イジメ」は、いじめる側が悪い!けれど、大切なわが子がつらい経験をしないために、元いじめられっ子の親としてできることがあると思っています。


小学生のころの暗黒時代を振り返る


小学生時代、私はいじめられっ子でした。

学年が変わっても、また違う子たちにいじめられるのです。

きっと、いじめられやすい要素があったのだと思います。



大人になった今、振り返ると大したイジメではないのだけれど、子どもの私にとっては毎日がつらくて仕方ありませんでした。


そこで「娘には同じ経験はさせたくない!」と考えついたのが、「私のイジメられっ子要素を娘に引き継がない」という方法でした。

小学生の私がなぜいじめられたのかを分析し「イジメ予防策」として、日々の子育てのなかに取り入れるようにしています。


1. 清潔感のある服装を心がける


思い起こせば、小学生のころの私は鼻水がつねに垂れていて、袖口は乾いた鼻水でカピカピ。

制服のアイロンも滅多にあてないので、プリーツスカートのヒダがなくなっていました。


今になって考えると、だらしなく見えたことがクラスの子どもたちにバカにされる要因だったのかもしれません。


娘も私に似てアレルギー性鼻炎を持っているので、鼻水が少しでも出たら耳鼻科に連れて行くように。

もちろん、制服は毎日洗濯!アイロンもしっかり。


清潔感のある服装を毎日心掛けるようにしています。


2. 忘れ物に気をつける



小学生時代の私は持ち物や宿題などを、よく忘れていました。

忘れ物をすると先生に叱られ、みんなの前で立たされるので恥ずかしく嫌でした。

でも、どうしても忘れ物をなくすことはできませんでした。


もしかすると忘れ物が多かったことも、いじめの原因だったのかもしれません。


娘には、身支度ができる子になってほしい…。


そこで、年中になってから幼稚園の用意を前日の夜に本人と一緒にするようにしました。

必要なものを紙に書いて貼ったり、用意が早くできたら褒めたりしながら続けているうちに、自主的に用意ができるようになりました。


でも、当時の私のように忘れ物をして恥ずかしい思いをしないよう、入れ忘れがないかは毎回こっそりチェック。

小学生になるころには、自分で用意ができる子になっていてほしいと願っています。


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3. ツライことは「ツライ」と言える子に!


気が弱く自己主張がまったくできなかった私。

イヤなことをされてつらくてたまらないのだけれど、なんと言っていいのかわからず、涙をこらえてただ見つめているだけでした。

クラスメイトたちは、いじめても「怒らない」「泣かない」から大丈夫だろうと思ったのかもしれません。


私が子どもだった30年前の育児では「強い子にする」ためには厳しく育てるべき…という子育てが推奨されていたように思います。

悲しかったり痛かったりして泣いてしまうと、「泣くな!」と怒られていました。


もちろん、それで強い心が育った人もいるのかもしれません。

けれど、もともと小心者だった私は「泣くと怒られる」と考え、自分の感情を押し殺すようになったのです。



娘には感情表現できる子なってほしい…。

だから、泣いても怒らないよう心掛けています。

たとえば転んだとき。

正直、「ちゃんと前を見て歩きなさい!」とか「痛くない!泣いたらダメ!」とか言いたくなってしまいます。

けれど、ぐっと堪えて言います。

「痛かったね~、よしよし」と。


彼女だって転ぼうと思って転んだわけではなく、大人に比べて視野が狭かったり不器用だったりするから、よく転ぶだけなのです。

転んで「痛い~」と、母に助けを求めることは何も間違っていません。


工作がうまく作れなくて悔し泣きしたときも、パパの帰りが遅くて寂しくて泣き喚いたときも、想いを受け止めるよう努力しています。(もちろん、心の余裕があるときに限りますが)

「つらい」「悲しい」という気持ちを抑え込まず、誰かに訴えることは、山あり谷ありの人生を歩んでいく上で大切なこと。

きちんと伝えられる子になってほしいのです。


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4. ママは話しの通じる相手だと思ってもらう


私は、いじめられていたとき誰にも相談できませんでした。

反対に「家族にだけは知られまい」と必死で隠していたんです。


私の母は血気盛んなタイプ。

もしイジメの事実を知ったとしたら私の意見なんてそっちのけで、イジメっ子の家に怒鳴りこみに行ったことでしょう。

それは私にとっては最悪の事態でした。

いじめっ子に冷やかしのネタにされ、イジメを抑止するどころか助長することにつながりかねないと思っていました。


今考えると、さすがの母もそのときばかりは私の気持ちに寄り添ってくれていたかもしれません。


でも、苦しみの真っただ中にいた私には、状況が悪くなることしかイメージできませんでした。

当時の私は一人で悩みを抱え、なんとかその日その日をやり過ごしていた気がします。


娘が窮地に陥ったときには「ママに相談しよう!」そんな風に思ってほしい。

だから、日頃から彼女の意見を尊重するようにしています。


たとえばある日のこと。

掃除機をかけようとリビングを見回すと娘のオモチャや工作物であふれかえっていました。

まずは散乱しているものを片付けなければ…!

娘に言いました。

「掃除機かけたいからお部屋そうじしてくれる?」

すると娘は「えー、じゃあこのお城だけ残しといていい?」と返してきたのです。


指さす方を見ると、紙コップやビーズ、麻紐などで作られたガラクタにしか見えない大きな物体が鎮座しています。

内心「それあったら、ほとんど掃除機かけられないやん」とイラっとしましたが、彼女にとっては手間をかけて作った大作。

泣く泣く受け入れることにしました。


もちろん、余裕がないときは、私の都合を優先することだってあります。

でもいつも「子どもの意見だから…」と却下していたら、彼女はいつか私を「話しの通じない相手」だと決めてしまう気がするのです。


それでは「困ったときに悩みを相談しよう」とは思えません。

近い将来、自分だけでは乗り越えられない壁にぶつかったとき、助けを求められる母親でいたい…。

だから、今からその準備をしています。



これから先も娘が笑顔でいるために


「イジメ」はいじめる側が悪いのは当然です。

しかし、実際にいじめられた経験がある私だからこそ、できることがあると考えています。


これらのイジメ予防策に効果があるのかはわかりません。

けれど、少しでも娘のプラスになれば…と願いながら、日々の生活に取り入れています。


また同時に、娘がいじめっ子になることがないよう、日々の言葉がけも心掛けたいと思っています。

人の気持ちが想像できる子になるよう「ママがいじめられたときのつらかった気持ち」も、しっかりと伝えていくつもりです。


※ この記事は2024年12月04日に再公開された記事です。

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