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公開 2015年05月26日  

子どもを絵本嫌いにさせない!読み聞かせの4つのコツ

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親子の楽しい時間を生み出すだけでなく、子どもの言葉や想像力、創造力を育んでくれる絵本。しかし、「絵本をたくさん味あわせたい」と力が入ってしまうと、子どもを絵本から遠ざけてしまうこともあります。子どもを絵本嫌いにさせない読み聞かせの4つのコツをまとめました。


絵本を楽しんでもらいたいという熱い思いが、時に逆効果になることも。気をつけたいポイントは?

1.説明や質問をしない

4~5歳になってだいぶストーリーを追えるようになってくると、「この絵本から何を感じているのかな?」と気になって感想を求めてしまったり、親が読んでわかりづらいと思った部分を、子どもに読む時に不要な説明を加えてしまったり……。こんな経験はありませんか?



絵本が教科書のようになってしまうと、気づかぬうちに子どもを固くさせてしまいます。感想を聞いたり質問をしたりすることで、親の期待する方向に子どもの感想を誘導してしまい、自由な発想を妨げてしまうことも。ストーリーからだけでなく、絵からも、子どもは大人よりも多くの情報、刺激を短い時間に受けています。そこから膨らませる想像の世界を自由に楽しませてあげましょう。



お母さん、お父さんは、ぜひ待ち上手になって。子どもが自分から質問をしてきた時には、「○○ちゃんはどう思う?」「どうしてそう思ったの?」などと、思いや言葉をたくさん引き出してあげてください。

2.「また同じ絵本?」と言わない

「またこの絵本? ここのところ毎日こればっかり」「もっと別の絵本も興味を持ってくれないかなあ」……。毎日子どもが同じ絵本を持ってきて読んでとせがむと、こんな風に感じることもあると思います。



お気に入りの絵本を、大好きな人の声で繰り返し読んでもらうことで、子どもは安心感を得ることができます。また、大人でも、子どものころやずっと前に聴いた曲や読んだ本が、月日をへると違った味わいをもって心に響いてくることがあります。毎日急成長する子どもたちはきっと、日々多様な感性で絵本を味わっているのではないでしょうか。同じ絵本を、何度でも何度でも読んであげてください。

3.「よい絵本」にこだわらない

書店や図書館で「よい絵本」「おすすめの絵本」として並んでいる絵本には確かに味わいがあり、絵本を選ぶ上での参考になります。ただ、出会ったその時に我が子が興味をひかれるかというと、そうとは限りません。子どもの好みもあるでしょうし、出会うタイミングも影響します。お子さんが気に入った絵本が、親からするとあまり面白さがわからなかったり、我が子の年齢より小さな子向けの絵本じゃないのかな、などと感じることもあるでしょう。でも、何事も、好きなものから興味の幅が広がっていきます。お子さんの感性を味わいながら一緒に楽しんでくださいね。

4.絵本に関心がないと決めつけない

絵本への関心の育ち方や、絵本の世界に入り込んでいく時期には、大きな個人差があります。赤ちゃんの頃~2歳ぐらいまであまり絵本に関心を示さなかった子が、おしゃべり上手になってきた3歳頃から、絵本の世界に入り込んでいくこともあります。



家ではなかなか読み聞かせの時間が取れないという場合でも、保育園や幼稚園で読んでもらった絵本について、子どもが色々お話してくれることもあるでしょう。お子さんが話を聞かせてくれたら、「どんなお話?」とたくさん聞いて教えてもらいましょう。園で読んだ気に入った絵本を、図書館や書店で見つけるのも、子どもはとても嬉しいようです。

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たくさんの絵本に出合うのもすてきなことですが、お気に入りの数冊に出会った体験を、大切に育んであげたいですね。

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