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公開 2020年03月28日  

ワンオペが加速して夫にヘルプ!欲しかったのは「2人で育てている実感」

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普段から仕事が激務で多忙な夫。繁忙期はほぼ休みなし。年子三姉妹のワンオペ育児に限界を感じ、夫婦で話し合いをすることに。


加速したワンオペ育児にモヤモヤが積み重った


仕事が激務で毎日帰りの遅い夫。

夫の実家は遠方。

私の実家も車で1時間の距離なうえに、両親とも、まだまだ現役で共働きのため頻繁には頼れない。

そう、そんなわが家は『ワンオペ育児』です。

5歳・4歳・2歳の保育園に通う年子三姉妹は、まだまだ手のかかるやんちゃ盛り。

それでも、全員が乳児だった頃に比べると格段に子育ては楽になってきた。

私自身にも少しだけ余裕が出来てきたように感じます。


しかし去年は、夫の会社にとって大きな変動の年だったこともあり、過去最大に多忙な日々が続きました。

終電帰りはあたり前。

多い時には月の半分以上が出張。

繁忙期には休みの日にまで仕事に行くように。

そうなると、当然私のワンオペ時間も比例してながくなります。

仕事だから仕方ないとはわかっているものの、そんな夫にモヤモヤとした思いが積み重なるようになりました。


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夫は家族のために働いている、それでも…


もともと同じ職場で出会い、結婚した私たち。

大変な業界であることも知っているし、夫の立場上、多忙を極めることにも理解はしているつもりでした。

それでも度々おとずれる、子どもの発熱や私自身の体調不良。

誰にも頼れないことへの不満や孤独感に、涙することもありました。

そして気が付くと、もう私は限界のところまで来ていたのです。


「家族のために働いている」

いつだったかの夫の一言が、私の心を締め付けます。

夫も一生懸命働いているからこそ、家族が安心して暮らしていける。

でも、その”家族のために働く”の犠牲になっているのもまた、私たち家族。

「これは本当に家族のためだろうか?」と思うようになりました。


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ワンオペループ、ついに限界


長時間ワンオペ生活が1年続いたころ、意を決し、抱えてきたモヤモヤを夫にぶつけてみることにしたのです。

孤独感からくる不安。

小さな命を守ることへのプレッシャー。

ずっと心に抱えていたものが一度に溢れてきてしまい、最初はうまく言葉で伝えられませんでした。

夫は、突然の私の告白に少し戸惑った様子。

それでも私の興奮する姿や、話す言葉から、「このままでは家庭が崩壊する」という危機感を感じ取ってもらえました。


生活のために仕事を辞めることは出来ない、転職すれば収入面で不安を抱えることになる。

そこで、現状のままできることは何なのかを夫婦で話し合うことに。

私が協力して欲しいと思うことを一度、全てリスト化しました。

夫に「これは出来る」「これは難しい」と意見をしてもらうことで、これまでより頼りやすくしたのです。


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注目したのは、朝の過ごし方


夫は、子どもが起きている時間に帰ってくることは無理。

今までは帰りが遅い分、朝はゆっくり寝ている日も多くありました。

ならば朝に早起きして、「子どもとの時間」を作ってもらうことにしたのです。

出張や朝早い仕事がない日は、夫も子ども達と一緒に起床。

子どもの身支度は夫が手伝い、それが終わると、「朝の会をはじめます」という号令。

家族全員がテーブルにつきます。

そして、昨日の楽しかったことや今日やることを、ひとりずつ発表するのです。


これまでは、夫の帰宅後、私からその日の出来事を伝えていました。

朝の会を始めたことにより、子ども自身が夫へ直接報告できるようになりました。

そして朝の会終了後、夫が子ども達と一緒に登園するように。

今までひとりで慌ただしく3人分の用意をしていたのが、格段に楽になりました。


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家族で過ごす時間の、大切さ


家族の時間を夜ではなく朝に持つことにより、夫の帰りが夜遅くなることを不満に思うことは少なくなりました。

まだまだ慣れない早起き。

寝坊し、保育園に向かう車の中で朝の会をする日もあります(笑)

それでも、子ども達と夫の時間が増えたことで、前よりずっと家族として楽しく過ごせていると実感します。

そして、「一人で育児しているわけじゃない」という実感。

これはきっとワンオペママとっては、大きな心の支えではないでしょうか。


子どもの成長とともに環境も変化し、この先も子育ての壁にぶつかることはあるでしょう。

その度に今回のことを思い出し、家族としての"あり方"を見直すキッカケとなれば良いなと、今思っています。


※ この記事は2024年12月20日に再公開された記事です。

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