0歳の赤ちゃんと遊ぼう!発達に合ったおすすめの手遊びをご紹介
14,862 View0歳の赤ちゃんと遊ぶとき、どんな遊びをしたら良いのか迷ってしまうことはないでしょうか。この記事では、赤ちゃんの発達に合わせた遊び方の一つとして、手遊びをご紹介します。0歳の赤ちゃんと手遊びをするメリットや遊び方について解説するとともに、0歳の時期におすすめの手遊び歌の具体例もご紹介していきます。
0歳の赤ちゃんと手遊びで遊ぼう!
赤ちゃんにとっての遊びとは、大人とのスキンシップやコミュニケーションという意味だけでなく、体を動かす練習をしたり、自分の体のパーツの存在に気づいたり、歌や音楽に合わせて音感やリズム感を身につけたりと、成長、発達の上でもとても大きな意味を持つものです。
この記事では、0歳の赤ちゃんと遊ぶときにおすすめな手遊びをご紹介します。
0歳児の心と体 発育発達の目安を知っておこう
赤ちゃんは、生後間もないころから周囲の光や音に反応して視線を動かしたり、あやすと嬉しそうにするなどの反応が見られることもあります。
最初はわずかに反応するだけだった赤ちゃんが、徐々に声を上げるようになり、笑うようになり、大人の動作を真似るようになっていきます。
表情や反応が豊かになってくると、赤ちゃんとのコミュニケーションもさらに楽しくなりますね。
体の発達では、3ヶ月頃を目安に首がすわりはじめる子もいて、自分で頭を左右に動かすようになってきます。
自分の手や足に興味を持ち、手足を口に持っていくなどの動作も見られることでしょう。
そうやって少しずつ自分の体を認識していくのです。
それから寝返りが始まり、うつ伏せ姿勢から頭を少し持ち上げるように。
さらに上半身を起こせるようになり、ずりばいやはいはいをするようになってきます。
成長の速度は赤ちゃんそれぞれですが、ある日突然寝返りをするようになって大人を驚かせることも。
0歳期の1年間は、成長発達が目まぐるしい時期とされています。
0歳の赤ちゃんとの関わりで大切なこととは
0歳のころはまだ言葉らしい言葉は話さない赤ちゃんですが、大人の声や表情をよく見て理解しているとされています。
この時期にたくさん声をかけてあげたりスキンシップを図ったりすることが、赤ちゃんの情緒を安定させ、赤ちゃんの心を育む上でとても大切になってきます。
例えば朝起きたら「今日は良い天気だね」などと一緒に窓の外を眺めたり、お散歩の時に「おひさまが明るいね」「風が気持ち良いね」などと声をかけるようにしたり、おむつを替えた後に「さっぱりしたね」と話しかけたりしてみましょう。
赤ちゃんと接するときは、できるだけ笑顔で穏やかな気持ちで接することも意識すると良いようです。
他にも、絵本の読み聞かせや歌を歌って聞かせるなど、たくさん言葉をかけてあげられると良いですね。
0歳児との遊びに手遊びがおすすめな理由は?
手遊びは、遊びながら赤ちゃんとスキンシップを図ることのできるおすすめの遊び方です。
手や指を使った遊びなので特別な道具や準備も必要なく、いつでもどこでも遊ぶことができます。
赤ちゃんの指しゃぶりも、赤ちゃん自身の体を使った一番身近な手遊びなんですよ。
ガーゼを口に持って行ったり、大人の手を調べてみたりといった赤ちゃんのする動作一つ一つが、遊びであると同時に、赤ちゃんの意欲を高め、心と体の発達を促す学びにもなります。
手遊びの一つ、手遊び歌は、大人と子どもが一緒になって楽しむことができ、明るい音色や楽しいリズム、目を引く振り付けなどで赤ちゃんが喜ぶことの多い遊び方です。
歌を歌いながら赤ちゃんの体を動かしたり優しくタッチしたりすることで、スキンシップが図れると同時に赤ちゃんの体操にもなり、「気持ち良い」「嬉しい」「楽しい」という感情も育ちます。
親子の愛着形成の観点からも、とてもおすすめの遊び方です。
大人も子どもも一緒に楽しもう!手遊びのコツ
手遊びは、赤ちゃんだけでなく大人も一緒に楽しむようにすることがおすすめです。
赤ちゃんはとても敏感で、大人の声色や表情から感情を感じ取ります。大人自身が楽しんで遊ぶことで、赤ちゃんも一緒に楽しむことができますよ。
最初のうちはなんだか照れくさくて難しいかもしれませんが、少しオーバーかなと思うぐらいの動作やはっきりした声、とびきりの笑顔で赤ちゃんと一緒に遊んでみましょう。
日々の育児で疲れた心も、ふっとリフレッシュできるかもしれません。
赤ちゃんとスキンシップ!「きゅうりができた」
ここからは、おすすめの手遊び歌をいくつかご紹介します。
はじめにご紹介するのは、「きゅうりができた」。
赤ちゃんの体をきゅうりに見立てて、塩を振って板ずりをし、トントン切っていただきます!で全身をくすぐったり食べる真似をしたりします。
わたしの娘はこの手遊び歌が大好きで、もうじき2歳になる今でも「きゅうりやろっか」と言うと大喜びです。
「きゅうりができた」
きゅうりができた きゅうりができた きゅうりができた さあ食べよう
塩ふってパッパパ 塩ふってパッパパ 塩ふってパッパパ パッパッパ
板ずりキュッキュキュ 板ずりキュッキュキュ 板ずりキュッキュキュ キュッキュキュ
トントン切ってね トントン切ってね トントン切ってね トントントン
おててをあわせて いただきまーす!
(歌詞は一例で、他にも様々なパターンがあるようです。)
最初の「きゅうりができた♪」のところでは、赤ちゃんの足を持って左右に軽く揺らしてあげましょう。
暖かい日には赤ちゃんをおむつ一枚にして、素肌に触れながら遊んでみるのもおすすめですよ。
最後の「いただきます!」は、その前にちょっとストップして溜めるようにすると、さらに大喜びするかもしれません。
「いただきます!」の後は、実際に食べるように赤ちゃんの体に顔を近づけて、頬ずりするようにしてみても楽しいですよ。
赤ちゃん大爆笑!?「いっぽんばしこちょこちょ」
「いっぽんばしこちょこちょ」は、赤ちゃんの手のひらや足の上に大人の指で一本橋を書き、優しくたたいたり軽くつねったりして刺激を与え、2本の指で腕や足の階段を上って、最後に「こちょこちょ~♪」で全身をくすぐって遊ぶ手遊び歌です。
「いっぽんばしこちょこちょ」
いっぽんばし こちょこちょ
たたいて つねって
かいだんのぼって こちょこちょこちょこちょ
(歌詞は一例で、他にも様々なパターンがあります。)
赤ちゃんはくすぐり遊びが大好きで、全身を動かして大爆笑することも。
「きゅうりができた」同様、くすぐりの前に溜めを作るとメリハリがつき、溜めている間ワクワクして待っている赤ちゃんの表情も見られるかもしれません。
そんなワクワクする経験も、赤ちゃんの豊かな心を育む良いきっかけになりますよ。
溜めた後はたくさんこちょこちょして、一緒に笑いながら遊べると良いですね。
赤ちゃんが喜ぶ覚えやすいメロディー「のねずみ」
「のねずみ」は、繰り返しが楽しい手遊び歌です。のねずみの数がだんだん増えて、にぎやかになっていきます。
「のねずみ」(「いっぴきの野ねずみ」)
1.いっぴきの のねずみが あなぐらに とびこんで
ちゅ ちゅっちゅ ちゅちゅちゅ ちゅちゅちゅちゅ おおさわぎ
2.にひきの のねずみが あなぐらに とびこんで
ちゅ ちゅっちゅ ちゅちゅちゅ ちゅちゅちゅちゅ おおさわぎ
3.さんびきの のねずみが あなぐらに とびこんで
ちゅ ちゅっちゅ ちゅちゅちゅ ちゅちゅちゅちゅ おおさわぎ
4.よんひきの のねずみが あなぐらに とびこんで
ちゅ ちゅっちゅ ちゅちゅちゅ ちゅちゅちゅちゅ おおさわぎ
5.ごひきの のねずみが あなぐらに とびこんで
ちゅ ちゅっちゅ ちゅちゅちゅ ちゅちゅちゅちゅ おおさわぎ
(歌詞は一例です。)
「ちゅ ちゅっちゅ ちゅちゅちゅ ちゅちゅちゅちゅ♪」のところは、最後の5匹の時には2回繰り返すなどしてにぎやかな様子を表現してみても良いでしょう。
大人がやってみせるだけでも良いですが、赤ちゃんが大人の手に触れられるようにして、手の動きを体験させてあげるのも良い刺激となりそうですね。
最後の「ちゅう!」のところは、指をねずみのひげの形にして鳴きまねをしてみるのも楽しそうです。
数字の勉強にもなるので、1歳以降も長く楽しめる手遊び歌です。
赤ちゃんが自分の体に興味をもつ「あたま、かた、ひざ、ぽん」
「あたま、かた、ひざ、ぽん」はイギリス民謡の「ロンドン橋」のリズムで赤ちゃんの体を触りながら遊ぶ手遊び歌です。
大人が赤ちゃんの体にタッチしてあげても良いですし、赤ちゃんの手を持って各部位に触らせてあげるのも良いでしょう。
赤ちゃんが自分の体の各部位に興味を持つきっかけにもなる手遊びです。
「あたま・かた・ひざ・ぽん」
あたま かた ひざ ぽん
ひざ ぽん ひざ ぽん
あたま かた ひざ ぽん
め みみ はな くち
「め みみ はな くち♪」のところはおなかや背中、お尻など部位を変えても良いですし、繰り返しながらだんだんテンポアップしていくのも変化がついて面白いですよ。
遊びながら体操できちゃう「ちょちちょちあわわ」
「ちょちちょちあわわ」は、幼児語がたくさん出てくる、言葉の響きが楽しい手遊び歌です。
「ちょちちょちあわわ」
ちょちちょち あわわ
かいぐり かいぐり
とっとのめ
おつむてんてん
ひじぽんぽん
「ちょちちょち」は幼児語で「ぱちぱち」手をたたく音のこと。
「かいぐり」は糸や綱を手繰り寄せる動きのことで、赤ちゃんの手を胸のあたりでくるくる回す動作を指します。
「とっとのめ」は「ととのめ」。
「とと」とは魚や鳥を指す幼児語で、「おつむ」は頭のこと。
赤ちゃんの手を優しく持って、歌に合わせて動かしながら遊ぶ手遊びです。
寝かせたままでも良いですし、首が座ってからは膝に座らせて遊んでも良いでしょう。
「かいぐりかいぐり」のところでは腕を大きく動かすので、ずりばいやはいはいの腕の動きの練習にもなりますよ。
発達に合わせた手遊びで0歳の赤ちゃんと一緒に楽しもう!
0歳の赤ちゃんにおすすめの手遊びについてご紹介しました。
日々成長していく0歳の時期に、手遊びを取り入れて親子でたくさん触れ合ったりいろいろな刺激を与えてあげることで、赤ちゃんの成長と発達を促すことができると言われています。
もちろん、親子の愛着形成という意味でも、手遊びで赤ちゃんとコミュニケーションを取ることは非常に効果的です。
ぜひ赤ちゃんと一緒に楽しみながら、手遊びで遊んでみてくださいね。
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