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公開 2020年10月12日  

2歳児におすすめの外遊びは?外遊びのメリット、体を使ったゲームも紹介

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心身ともに大きく成長する2歳の時期は、全身をのびのびと動かしたり五感を刺激したりできる外遊びがおすすめです。
この記事では、2歳児の発育発達の特徴を解説するとともに、外遊びのメリットと注意すべきポイントについてまとめています。
おすすめの外遊びの具体例もご紹介しますよ。
2歳児との外遊びの参考に、ぜひご覧ください。


目次 2歳と外遊び
2歳児の発育と発達の特徴
2歳児にとっての外遊びのメリットとは?
外遊びで注意したいポイント
たくさん体を動かそう!2歳児におすすめの全身遊び
豊かな感性を養う!2歳児におすすめの自然とふれあう遊び
五感を刺激!2歳児におすすめのおもちゃ遊び
安全に配慮して2歳児と外でたくさん遊ぼう!

2歳と外遊び

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日に日に成長していく子どもたち。

2歳児は、体を上手に動かせるようになってきて、走る・階段を昇り降りするなどの動作ができるようになってくるとともに、自我が芽生え意思表示がはっきりしてきて、言葉が増え、会話を楽しめるようになってくるなど、心身ともに大きく成長する時期とされています。

この記事では、そんな2歳児におすすめの外遊びの例を、外遊びのメリットや遊ぶ際の注意点とあわせてご紹介していきます。


2歳児の発育と発達の特徴

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2歳くらいになると、歩く・走る・ジャンプする・階段を昇り降りするなど、全身の運動機能が発達し、ブランコや滑り台、三輪車などの遊具に興味を持ち始めます。

歌やダンスに興味を持ち始める子も出てくるでしょう。 

また、一語文から徐々に二語文が話せるようになるなど、おしゃべりが楽しくなってくる時期でもあります。

「魔の2歳児」などという言い方もありますが、2歳~3歳頃は、まさに“イヤイヤ期真っただ中”という子が多くなってきます。

何をするにも「イヤ!」と駄々をこね、時には大泣きすることや、大声で叫ぶことも。

このイヤイヤ期は子どもの自我の目覚めとしてとても重要で、なんでも自分でやりたいという意思が強くなってきている証拠でもあります。

外に遊びに行くにも「イヤ!」
途中で水分補給をするにも「イヤ!」
遊びを切り上げて帰るにも「イヤ!」

となってうんざりしてしまうこともあるかもしれませんが、外に出ていろいろな刺激を受けることは親と子、どちらにとっても良い気分転換になります。

子ども自身の「やりたい」という気持ちを尊重し、危険なこと以外はなんでもやらせてあげられると良いですね。

時間と気持ちに余裕を持って、まずは出かけてみてはいかがでしょうか。


2歳児にとっての外遊びのメリットとは?

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外遊びには、子どもに成長を促す多くのメリットがあると考えられています。

例えば、広い場所で走り回る、アスファルトや芝生、土など感触の違う地面を歩く、さまざまな遊具で全身を使って遊ぶなど、屋内ではできないような多くの経験をすることができ、運動面の発達を促すうえでとても大きな効果があります。

また、四季折々の草花を眺める、気候の変化を肌で感じる、鳥や虫、動物たちと出会うなどの体験を通して、情緒の発達も期待できます。

さらに、自動車や自転車なども通りますので、2歳児に横断歩道や信号など社会のルールを教える機会にもなります。

家の中とは違い、外では近所の大人や他の子どもたちと接する機会もあるでしょう。

そのような他者との関わりは、社会性や協調性を身につけるきっかけにもなります。

子どもの世界を広げるという意味でも、外に出て遊ぶということは非常に大きな意味を持っているのです。


外遊びで注意したいポイント

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外で遊ぶときにまず大切にしたいのは、怪我や事故に注意することです。

運動面で大きく発達してくる時期とは言え、まだまだ子ども一人で自由に動き回るには不安です。

特に車や自転車の通行がある場所などでは、事故に合わないようしっかり大人と手をつなぎ、歩道の内側を歩くなどしましょう。

段差や階段での転倒や遊具からの転落、小石や草花などの誤飲や、川や水路への転落などにも注意が必要です。

家の中でもそうですが、外に出るときは子どもから目を離さず、そばを離れないように心がけましょう。

また、夏はもちろん冬でも、子どもは大人が思っている以上に汗をかきます。

こまめに水分補給をし、脱水症状を起こさないようにしましょう。

日差しの強い時間帯の外出は避けたり、帽子や日焼け止めを活用するなど、熱中症や紫外線への対策も重要です。

子どもたちは遊びに夢中になると長時間でも遊びたがることもありますが、途中で休憩を挟むなど、あまり無理をさせないようにも気をつけましょう。


たくさん体を動かそう!2歳児におすすめの全身遊び

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ここからは、2歳児におすすめの外遊びの例をご紹介していきます。

まずは、全身をダイナミックに動かして遊ぶ全身遊びからご紹介します。


(1)鬼ごっこ、追いかけっこ


外遊びの定番、鬼ごっこ。

子どもたちは追いかけっこが大好きで、夢中で逃げ回ります。

2歳になってすぐの頃は、まだ走り方が不安定でルールに慣れるのも難しいので、草原など転んでも痛くない場所で大人がゆっくり追いかけて走ってみると良いでしょう。

だんだん慣れてきたら、捕まえたら追いかける役(鬼)が交代するというルールを教え、追いかけたり追いかけられたりを楽しんでみましょう。

兄弟や友達など数人で出かけた時には、ビニール紐やスカーフなどをズボンの後ろに挟んでしっぽに見立て、追いかけながらしっぽを取り合うしっぽ取りなどのゲームも楽しいですよ。


(2)段ボール滑り


公園の小山やなだらかな土手などがあったら、段ボールに乗って斜面を滑ってみましょう。

新聞紙でも滑ることができます。

最初は大人が膝に乗せて一緒に滑り、慣れてきたら短い距離から一人で滑らせてみても良いでしょう。

滑り台が好きな子なら、きっと喜びますよ。


(3)ブランコ


ブランコや滑り台、鉄棒など、公園の遊具でも積極的に遊んでみましょう。

まだ一人で遊ぶのは危なくても、大人がサポートしてあげれば2歳児でも安全に楽しむことができます。

ブランコは、最初は大人が抱っこして一緒に揺れてみましょう。

一人で安定して座り、チェーンにもつかまっていられるようになれば、座らせてあげてそっと背中を押してあげても良いでしょう。

転落することのないよう、手の届く距離で見守りながら遊ぶと良いですね。


(4)鉄棒


まだ鉄棒で回転することはできませんが、ぶら下がって遊ぶことができます。

落ちないように注意しながら、ぶら下がらせてあげると喜ぶ子が多いようですよ。

慣れてくれば、手と足を使ってぶら下がる「ぶたのまる焼き」にチャレンジしてみても良いですね。

視界が変わって楽しめますし、手足を鍛えることもできます。


豊かな感性を養う!2歳児におすすめの自然とふれあう遊び

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外遊びならではの、自然とふれあう遊びもおすすめです。


(1)気候や季節を感じるお散歩


季節の草花を眺めたり、そっと匂いを嗅いでみたり、お散歩には楽しみがたくさんあります。

春は桜、夏はひまわり、秋は紅葉、冬は雪や氷など、四季の変化を感じるのも良い刺激になります。

青空や雲、夕焼けや虹など、空の変化も子どもと一緒に見上げてみましょう。

外に出て感じる気温や風、匂いや音など、いろいろなものを言葉に出してたくさん話しかけてあげましょう。

そんなやり取りから、子どもたちは言葉を学び、感性を育みます。


(2)砂遊び、水遊び


砂遊びや水遊びも、喜ぶ子が多い遊び方の良い例です。

砂の感触や固めたり崩したりできる砂の変化、水の冷たさや水しぶきなど、すべてが子どもにとっては新鮮で楽しい発見となります。

砂遊びや水遊び、泥んこ遊びは汚れたり濡れたりするのが気になるかもしれませんが、子どもがやりたがるようならぜひやらせてあげましょう。

これらの遊びは、子どもの創造力や集中力を養うのに効果的だと言われています。


(3)生き物とのふれあい


虫や鳥、動物など、生き物たちとのふれあいも、2歳のこの頃には積極的に経験できると良いですね。

小さな生き物に興味を持ったり、犬や猫などとふれあったりすることで、命を大切にしたり愛情を持ったりする心を育みます。

「ちいさいね」「かわいいね」「どこに行くのかな?」など、子どもが興味を持てるような声かけをしてあげると良いでしょう。


五感を刺激!2歳児におすすめのおもちゃ遊び

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おもちゃを使った外遊びもご紹介します。

ここでは特別なおもちゃではなく、100円均一ショップなどでも手に入る簡単なおもちゃを使った遊びをセレクトしてみました。


(1)ボール遊び


2歳の頃は、ボールを転がしたり追いかけたりして遊ぶことのできる子が増えてきます。

成長とともにボールを両手で持って投げられるようになり、3歳になるころには片手で投げたりボールを蹴ったりできる子も出てきます。

両手で抱えるような大きなボールや片手で握れる小さなボールなど、いろいろな大きさで遊んでみましょう。

大人が投げるのを真似して遊ぶのも良いですし、ボールを転がして遊ぶのも喜ぶ子が多いですよ。

慣れてくれば、大人と向かい合ってボールを転がしたり受け取ったりする遊び方もできるようになってくるでしょう。


(2)お砂場セット


自然と触れ合う遊びの項でご紹介したように、砂遊び・泥遊びは2歳の子どもにおすすめの外遊びです。

バケツやシャベル、ジョーロなどのお砂場セットがあれば、お砂場遊びもさらに楽しめます。

バケツに砂を詰めて砂のお城を作ったり、シャベルで掘って水を流したり。

子どもの思うように自由に遊ばせてあげるのも良いですが、大人が一緒に遊んでみると、さらに子どもの興味を引き出すことにもつなっがります。

大人自身も、童心に帰って楽しんでみてはいかがでしょうか。


(3)縄跳び


まだ飛ぶのは難しい時期ですが、縄を地面に置いて飛び越えたり、しっぽ取りゲームのしっぽにしたり、電車ごっこにつかったりといろいろな遊び方ができます。


(4)シャボン玉


2歳の頃には、自分でシャボン玉を吹けるようになる子も出てきます。

最初は大人が吹いて見せてあげたり、吸わずに吹く練習をしたりしてから、実際に吹かせてあげると良いでしょう。

色や形を変えながらふわふわ飛んでいくシャボン玉は、眺めるだけでもきれいで目を引くものですし、シャボン玉が手や体に当たってはじける様子も2歳児にとっては楽しい刺激となります。

一度にたくさんのシャボンを飛ばせるものや、吹かずにハンドルを回すことでシャボンが出てくるもの、大きいシャボン玉を作れるものなど様々な種類がありますので、いろいろ試してみると楽しいですよ。


安全に配慮して2歳児と外でたくさん遊ぼう!

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2歳児におすすめの外遊びについてご紹介してきました。

心も体も大きく成長していく2歳の時期に、多くの刺激を受けることのできる外遊びは、ぜひ取り入れたい遊び方です。

安全面に十分に配慮しながら、自我が芽生え自己主張が強くなってくる2歳児の「やりたい」という気持ちを尊重して、親子で一緒に楽しめると良いですね。


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