3歳児は歩く、走るといった動きに加え、飛ぶ、またぐといった、ちょっと複雑な動きや、ものを遠くへ投げる、何かにぶら下がるなどのいろいろな動きを身につけていく子も多くなります。
また、大人のマネをするなど、役割のあるごっこ遊びに目覚める時期でもあります。
大人のマネをすることで、ひとつずつできることが増えていき、ごっご遊びではルールに従って遊ぶことでコミュニケーション力を高めることができるでしょう。
3歳児にとって遊びは、これから生きる上で大切な力を育むためにとっても大切なこと。
ここでは、そんな3歳児が楽しく、そして長く遊べるおもちゃをご紹介していきます。
3歳には、おままごと用おもちゃも人気です。
ボーネルンドのキッチンセンターのような本格的なキッチンセットがあるとごっこ遊びがより盛り上がります。
お鍋や調味料がセットになっているのもうれしいポイント。
カラフルな色の丈夫なプラスチックでできているので壊れにくく、汚れても水洗いができ衛生的です。
これに、おもちゃの食材や食器などがそろえば、大人でもワクワクしそうなキッチンができあがります。
色があざやかでかわいく、そしておしゃれなデザインのキッチンセンターは、置いているだけで目をひいて、お家がはなやかになりますね。
対象年齢:2歳~
セット内容:キッチンセンター本体、シンク1、両手鍋(フタ付き)1、フライパン1、おたま1、ヘラ1、フライ返し1、泡立て器1、包丁1、調味料入れ4
サイズ:32×47×70cm / 台の高さ36cm
体を使って遊べるおもちゃのひとつ、ストライダー。
2歳から乗れるペダルなし自転車というイメージがありますが、3歳からなら一回り大きい14インチのペダルを付けられるタイプのストライダーがおすすめです。
ペダルを外せば、従来のストライダーのように遊ぶことができ、ペダルなしのランニングモード時に足を乗せておけるフットステップを取り付けることもできます。
ランニングモードでバランス感覚を覚えてからペダルを付ければ、補助輪を一切使わずに自転車に乗れちゃうなんてことも。
2歳からストライダーに乗っていて、そろそろ次のステップに進みたい場合の買い替えにもいいでしょう。
ペダルをご自宅でも簡単に装着できるようになっているので、子どもの成長のタイミングですぐに切り替えることができるのがうれしいですね。
ブレーキ付きなので、ブレーキで止まる練習もできます。
ペダルを装着し、自転車として公道を走る際には、必ず保護者が同伴し、安全を確保してください。
ヘルメットも忘れずに。
対象年齢:3歳半~7歳くらい
体重制限:36kgまで
車体重量:6.5Kg
パズルやブロックが大好きという子どもにも、普通のパズルやブロックにはあまり興味が持てないという子どもにもおすすめなのが、くもん出版の「NEWくみくみスロープ」です。
まず、パイプ状のパーツや歯車のようなパーツを立体的に組み立てていきます。
そして、組み立てが終わったら、組み立てたコースの中に小さなボールを転がして遊べるというおもちゃです。
パーツ数の少ない作品例を見ながら組み立て方を覚えたら、次第に数を増やしていき、最後はオリジナルでコースを組み立てられるのがうれしいところです。
そして何より、できたコースで遊べること。
自分で作ったコースに、うまくボールが転がることで子どもたちは達成感を得ることができるでしょう。
また、年齢が上がっても工夫して長く遊べるのもうれしいですね。
2023年4月に発売された最新版です。
対象年齢:3歳から
パッケージサイズ:縦27.0×横17.0×高さ26.0cm
セット内容 : パーツ17種類57個 ボール12個 作例集1部
ドイツのラベンスバーガー社の「 ビークルメモリー」は32枚のカードを裏向きに並べて、神経衰弱のように、同じカードを当てていくゲームです。
トランプとは違いリアルな車の絵が描かれているので、とても覚えやすく初めての神経衰弱には最適なおもちゃです。
消防車、トラクター、ダンプカー、タンクローリーといったはたらく車がいっぱい。
「この車、見たことあるね」など、親子で会話しながら遊ぶことができます。
また、丸いカードは小さな子どもにも持ちやすいサイズで、厚さがあるので丈夫です。
一度に32枚が難しい時は、少な目の枚数から始めるといいでしょう。
でも、親子で遊ぶと意外と子どもの方が覚えがいい場合もあるとか。
対象年齢:3歳以上
プレイヤー数:2~4人
カード数:32枚
好奇心旺盛な3歳に探検セットはいかがでしょうか。
こちらは、双眼鏡やライト、コンパスといった冒険に必要な道具6点がセットになっています。
手元の虫や花を観察するルーペは3倍、遠くの鳥も観察できる双眼鏡は4倍の倍率で観察することができ、普段と違った見え方が探求心をくすぐるでしょう。
どちらも耐久性の高いプラスチック製でできていて、持ち運びにも便利な収納バックもセットでついてきます。
このセットを持って出かければ、お庭やいつもの近所の公園もたちまちアドベンチャーな世界に変わるかもしれません。
「これなあに」と、見つけた虫や植物に子どもが興味を示したら、一緒に調べ、知識を深めることができるでしょう。
また、使った後は、収納バッグがあるので、子ども自身が片づけができるのもいいですね。
対象年齢:3歳以上
セット内容:子供用双眼鏡、充電不要LEDミニ懐中電灯、子供用コンパス、子供用拡大鏡、ホイッスル、ハイキングバックパック
おもちゃに夢中になって1人で遊んでくれると、家族はちょっとだけ、ほっとするひと時を過ごすことができます。
でも、3歳は子どもにとってコミュニケーション能力をつける大切な時期でもあります。
大切なのはとことん夢中になって1人で遊べるおもちゃと、誰かと一緒に楽しむおもちゃのバランスではないでしょうか。
子どもの遊んでいる様子をじっくりと見ていると、何に興味があるかが見えてくると思います。
好きな分野のおもちゃは、とことん集中して遊べるものを、あまり興味はないようだけれど伸ばしたい分野のおもちゃは一緒に楽しめるものを探せば、うまくバランスをとることができるかもしれませんね。