夜間断乳はいつからはじめる?メリットや成功のコツ、先輩ママの体験談も
4,894 View赤ちゃんとの大切なスキンシップの時間でもある授乳ですが、いつかは卒乳、断乳しなければならない時がやってきます。その最初のステップとしておすすめなのが夜間断乳です。そこで、この記事では、夜間断乳のメリットや始めるタイミング、先輩ママの体験談や、成功の秘訣などをご紹介します。夜間断乳を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
夜間断乳とは?
夜間断乳とは、その名のとおり夜間の授乳をやめることです。
「断乳」という言葉にびっくりする方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、赤ちゃんが夜寝る時間から朝起きるまでの授乳がなくなるだけでも育児の負担が減るなど、さまざまなメリットがあります。
夜間断乳をスタートする理由には、次のようなものがあります。
・育休明けで職場に復帰するため、睡眠時間を確保したい
・寝不足が続いて体調が悪い
・疲れがなかなかとれない
・睡眠不足でストレスを感じ、精神的な負担が大きい
・赤ちゃんが乳首を噛む、授乳が頻回で乳首が痛いなどおっぱいトラブルが続いてツライ
・2人目や3人目を考えている
夜間断乳の場合、日中は授乳を続けるため、卒乳へのステップとしてスタートする方も。
赤ちゃんが、授乳なしでも長時間眠ってくれるようになってきたら、卒乳に向けて夜間断乳を始めてみるのはいかがでしょうか。
夜間断乳をはじめるメリット
夜間断乳には次のようなメリットがあります。
・朝まで眠ってくれるようになり、お世話する側も赤ちゃんも睡眠の質が向上する
・赤ちゃんが虫歯になるリスクを減らすことができる
・夜は寝て日中は活動するなど、赤ちゃんの生活リズムが整う
・離乳食の進みがよくなったり、昼間の断乳がスムーズにできるようになったりする
・夜間の授乳がなくなり、保育者の睡眠不足を解消できる
・保育者の疲れやストレスを軽減でき、心身ともに余裕ができる
・母乳育児では、長時間おっぱいから離れる習慣ができ、卒乳しやすくなる
夜間の授乳をやめることによって、だんだんと赤ちゃんの夜泣きや夜間の覚醒が減っていきます。
母乳の場合、1日の授乳回数も減ることでおっぱいから離れる時間が長くなり、「おっぱいがないと眠れない」という状況の改善も期待できます。
そのため、断乳、卒乳がスムーズに進みやすいようです。
夜間断乳は赤ちゃんだけでなく、お世話する側のメリットも大きいです。
母乳の場合には、産後間もなくから続く夜間授乳のおかげで、慢性的な寝不足や疲れを感じているママは少なくありません。
夜間断乳によって、寝不足解消、疲れの軽減、体調の改善などが期待できます。
しっかり睡眠がとれることでストレスも感じなくなり、育児をより楽しめるようになるでしょう。
夜間断乳はいつからはじめられる?開始の目安は?
夜間断乳のスタートは、赤ちゃんが1歳を過ぎたころ、1歳2~3ヶ月ぐらいで始める方が多いようです。
次のポイントを満たしているようであれば、夜間断乳をスタートしても大丈夫だと考えてよいでしょう。
・赤ちゃんが長時間眠れるようになった
・以前に比べて授乳回数が減った
・しっかりと離乳食を食べてくれるようになった
・哺乳瓶、ストロー、コップなどを使ってお茶や水など母乳以外の水分がとれるようになった
・言葉をなんとなく理解している様子がみられる
「いつから夜間断乳をスタートしなければならない」という明確な決まりはありません。
育休後の職場復帰を目指して早めに夜間断乳を始める方もいれば、2歳になっても授乳を続けている方もいます。
赤ちゃんの様子を見ながら、夜間断乳をスタートしていきましょう。
ただし、離乳食を開始していない生後5~6ヶ月未満の赤ちゃん、離乳食を開始していてもしっかり食べられていない赤ちゃんには、夜間断乳をおすすめできません。
母乳やミルクは赤ちゃんにとって大切な栄養源です。
特別な事情がある場合を除いて、離乳食からしっかり栄養を取れるようになるまでは、断乳を控えましょう。
もし母乳育児で、保育者の体調が思わしくないという場合は、事前に搾乳しておいた母乳を哺乳瓶で家族に飲ませてもらう、夜間だけはミルクにするなど、臨機応変に対応してください。
夜間断乳を成功させる方法
さまざまな決意を胸に始める夜間断乳。
「成功する方法が知りたい」と思う方は多いのではないでしょうか。
夜間断乳が成功する方法として、ポイントは次のとおりです。
夜間断乳についてしっかり説明する
まだ言葉がわからない赤ちゃんだからといって、いきなり夜間断乳をスタートしないようにしましょう。
子どもの月齢、年齢によっては、言葉は理解できなくても大人の雰囲気などからなんとなく状況を察知できる場合もあります。
何も説明がないまま始めるのと、説明を受けてから夜間断乳を始めるのとでは子どもの受け止め方が異なるため、しっかり説明してから夜間断乳を始めましょう。
生活リズムを整える
離乳食が始まる頃は、昼夜の区別がついて赤ちゃんの体内時計が整ってくる頃でもあります。
赤ちゃんができるだけ長い時間継続して眠れるよう、生活リズムを整えることを意識しましょう。
毎日同じ時間に寝て起きるのはもちろん、授乳や離乳食の時間、お風呂の時間なども決めておくと良いでしょう。
また、夜しっかり眠れるよう日中思いっきり遊び、おなかがすいて起きないよう寝る前はたっぷり授乳することも大切です。
添い乳をやめ、おっぱい以外の入眠方法を見つける
おっぱいを吸うことで眠りについていたのであれば、おっぱい以外で入眠のきっかけとなるものを見つけてあげてください。
「背中やおなかをトントンしてあげる」「絵本を読む」「子守唄を歌う」「心地よい音楽を流す」「大人の寝息を聞かせる」など、赤ちゃんにあった方法を探しましょう。
やると決めたら3日は続ける
夜間断乳を始めたばかりの赤ちゃんの多くは、夜中に起きて大泣きするのが普通です。
あまりの泣き具合に「かわいそうだから少しくらいなら…」「やっぱり夜間断乳はしない方が…」などと心が折れそうになる方も少なくありません。
しかし、泣いている赤ちゃんはおんぶや抱っこであやすようにし、少なくとも3日は夜間断乳を続けてみてください。
しばらく続けてみても夜間断乳に慣れずに赤ちゃんが泣く、後追いが激しくなった、噛みつきが見られるようになったなど、これまでと違う行動が出てきた場合は一旦中止しましょう。
赤ちゃんに夜間断乳の準備ができるタイミングを待つようにしてください。
夜間断乳から断乳完了までの期間
夜間断乳を続けた場合、多くの方が1日~1週間で成功しています。
夜間断乳が始まって3日目くらいからは、赤ちゃんも寝る時におっぱいを欲しがらなくなってくる傾向があるようです。
とはいえ、慣れるまでには個人差がありますので、長期戦になっても問題はありません。
できるだけ子どもに負担なく、夜間におっぱいやミルクのない生活に慣らしていくようにしましょう。
夜間断乳に成功したママたちの体験談
わたしの周りで夜間断乳に成功したママたちの体験談をご紹介しましょう。
・夜間断乳スタートから3日間は、激しく泣いた。
・夜間断乳スタートと同時に激しい夜泣きが始まった。授乳の方が楽かも…と思いつつ、仕事に復帰するため根気強く夜泣きにつきあった。
・強い覚悟をもって夜間断乳に臨んだものの、1日目から特に泣き叫ぶこともなくあっけなく成功
・子どもが泣く様子を見ながら自分も寂しくなって一緒に泣いた。子どもも私もパパに慰められながら1週間で夜間断乳に成功した。
夜間断乳に成功したママの中には、次のような意見もありました。
・翌朝の授乳が楽しみになった
・授乳が減った分、美味しいものを食べてもらおうと離乳食に気合が入った
・日中思いきり一緒に遊べるようになった
夜間断乳の成功によって、嬉しい効果があった方もいたようです。
夜の睡眠時間が長くなってきたら夜間断乳をはじめてみましょう!
いきなり断乳、卒乳をするのは難しいかもしれません。
しかし、夜間断乳からスタートすれば、日中の断乳も比較的スムーズに進められるはず。
しかも、「赤ちゃんもお世話する側も授乳のために夜中に起きる必要がなくなる」「睡眠の質があがって、元気に日中を過ごせるようになる」など、夜間断乳にはメリットがたくさん。
夜間断乳を始めると決めたら、家族にも協力してもらいながら、工夫して進めていきましょう。
いずれ断乳、卒乳のタイミングはやってきますが、「何歳までに断乳、卒乳しなければならない」といった決まりはありません。
他の方の体験談を参考に、赤ちゃんとお世話する人のペースで、まずは夜間断乳から始めてみてください。
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