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公開 2020年04月21日  

夫の在宅時間が増え、止まらないモヤモヤ。見直した夫婦関係と、気づいた幸せ

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私は、普段は年子を育てながらワンオペで家事育児しています。でも、未曽有の事態で夫が在宅する日が増えました。
喜ばしいことのはずが、なぜだか気持ちが追い込まれてしまって…。


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夫が家にいる時間が急増



新型ウイルスの影響で、会社が雇用調整助成金を利用することになり、家にいることが増えた夫。


普段、不在がちなパパがいるので、子ども達は大喜び!

自宅待機中の夫はスキルアップのための資格取得を目指し、勉強をしています。


夫は、率先して昼食を作ってくれたり、洗濯物を畳んでくれたりと、助かることばかり。

在宅で働く私の手間が特別、増えることもありません。


初めこそ、そんな夫の行動をありがたく思っていたけれど、何故だか、だんだんと気持ちが落ち込むようになってしまったのです。



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予想を超えて、家事育児スキルの高い夫


気持ちが落ち込む原因は、子ども達の反応と、夫の家事スキルの高さです。

夫の在宅時間が増えたせいなのか、ママイヤ期を終えそうだった3歳息子はパパにベッタリ。
ママイヤ期は、むしろ悪化の一途を辿っています…。


ママっ子だった2歳娘も、全力で遊んでくれるパパの近くに行くことが増えてきました。

私を除く3人でキャッキャッと笑う声が聞こえてくると、なんとなく孤独を感じます。



そして、何より気が滅入ったのが、夫の家事スキルの高さ。

仕事柄、出張も多く不在がちだったこともあり、これまで家事分担は、ほぼ100%私でした。

なのでこれまで気付かなかったのですが…。


夫の方が私よりも圧倒的に段取りが良く、何をするにも早い!

スキマ時間の使い方もうまく、ちょっとした空き時間に何かを終わらせたり掃除したりしています。

しかも洗濯物を畳むことから食器洗いまで、仕上がりが断然キレイなんです。


最近では夫からハンガーやフライパンの位置について「もっとこうした方が…」とアドバイスをされることも出てきました。


TVやSNSを見ると、家にいるだけで何もしない旦那さんにイライラする、というような話をよく聞きます。

そんな世の中で、本当に貴重でありがたいパターンの夫。


でも、そんな夫に感謝をしつつ、同時に「自分がいかにできないか」を思い知らされ、居たたまれない気持ちになってしまったのでした。



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私の落ち込みを救ってくれた夫のひと言


そうは言っても、今の夫は私との2人体制で、助け合っての家事育児。

夫が感じる負担と、普段、私が1人で家事育児をする負担は、正直レベルが違うよね…とも思っていました。


中でも、1人きりの育児にはプレッシャーがかかります。

幼い子ども達の健康や命を預かっているという責任を感じて、常に緊張感があります。


ただもう、今は、夫に対して「普段の私の方が大変なのよ!」のような気持ちは、抱いても仕方ないので極力スルーしようとしていました。


ある時、色々な家事をささっと終わらせる夫に、「私より断然早く済むし、すごいね。ありがとう。」と伝えました。



すると、

「たまにやるから楽しめるんだと思うよ。これが毎日のことだと、やり方を変えるのも難しいし…」


「というか、いつも仕事しながら1人でこんなにやってくれてたんだなぁってびっくりした。あっという間に時間が過ぎる。改めてありがとう」と返されました。



そこで、急に私はこれまでのモヤモヤの答えを悟りました。


こんなに夫の家事スキルが高いと、これまで私が「家事育児が大変なの!!」と事あるごとに爆発してきたのは何だったのか。

大したことないじゃん、と夫から思われてしまうのではないか?と居心地が悪かったこと。

私のキャパシティの小ささが露呈してしまい、恥ずかしいし情けないと思っていること。


だから、こんなに気持ちが落ち込んでしまったのか…と気付いたのです。



でも実際には、そんな風に思うことなく、むしろ「1人でやる大変さ」をねぎらってくれた夫。

私の普段の大変さを理解してくれたことが伝わってきて、素直に嬉しいと思えました。



今だからこその、家族の時間を大切にしたい



それからは、新しい目線で家事を俯瞰してくれる夫のアドバイスを受け入れて、これから先の家事を少しでも楽にしようと思えるようになりました。

自分が家事や育児が苦手なのは、急には上手くならない。

キャパシティが小さいのも簡単には広がらない。


だから育児に関しても、「もう子どもたちが楽しそうならそれでいい」と思うようにしたら、少し気分が前向きになりました。


これから仕事が平常運転に戻っても、お互い家事育児を分担しやすくする仕組みを作ろうと、夫婦で話し合ってもいます。




今回の非常事態は本当に深刻で大変な状況。


ですがその結果、私は日々の自分をすり減らすようなワンオペから解放され、気が楽になったのも事実です。


落ち着かない不安な毎日なので、夫がいてくれてありがたいし、家族で過ごす時間が増えるのも嬉しい。

こんな時期だからこそ、当たり前の日常に感謝しつつ、改めて家族の時間を大切に楽しみたいと思います。



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※ この記事は2024年12月19日に再公開された記事です。

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