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公開 2020年05月15日  

娘に伝われ~!生まれる前から溺愛していた、パパの気持ち<第四回投稿コンテストNO.12>

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妊娠中からずっと娘さんへ愛情を注ぎ続けている夫。さいたまさとさんは、いつか娘さんに伝えたいと思っている、夫のエピソードがあるそうです。



わが家のパパは、基本出産前も出産後も自分の趣味のライブ遠征や一人旅にも余念がなく、平日も残業で夜遅くまで帰ってこないことも多々あり、仕事はともかく遊びで一人ライブ遠征に行かれるのはイライラ&モヤモヤしながら夜を過ごすことも少なくありません。


しかしながら、娘に対する愛情はたっぷりで、私の妊婦時代には、お腹にいる娘に「おチビちゃん」と名前を付けて可愛がっていたという溺愛っぷり、臨月に入るタイミングに職場にはいざという時にすぐに駆け付けられるように根回しもしてたそうです。

たまたま、出産予定日付近に纏まった休みが取れ、里帰り先の実家に滞在していましたが産気づくこともなく休暇が終了。

寂しそうに帰っていったその日の夜に尿漏れ。

一旦止まったので、その日は眠りにつきましたが、翌朝もチビチビ漏れてきたので「もしかして 破水?」と思い産院で診察してもらうと、破水してることが判明し、車椅子に乗せれられ、あれよあれよという間に入院になりました。

怒涛の入院手続きも終わり、一息ついたところで「破水したので入院しました」とLINEでメッセージを送ったところ、その日の夕方前に病院に来てくれました。


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私は、てっきり明日来るものだと思ってたので、夫の到着には、「えっ、今日来たの?」と、びっくり!!

その後付き添いの手続きをし、病院に一泊。

翌朝、特に陣痛の兆しもなかったので、前日の説明通り陣痛促進剤を点滴し、お昼を食べるまで普通に過ごしていましたが、直後に陣痛が始まり、4時間程で娘を出産しました。


出産を無事終えましたが身体が思うように動かず、(全身筋肉痛だった)私は、初めての娘の対面の時に娘の頭を撫でて「(無事出てこれて)よかったね」と気の利いた台詞を言うこともできず、引き続き点滴のお世話になることに…。

娘の泣き声やくしゃみを聞きながら縫合の処置を受け、ぼんやりしていると看護師さん達が出入りする度に逐一「おとうさん、娘ちゃん抱っこしてずっと『かわいいね、かわいいね』って言ってるんですよー」と報告されました。

「えっ?私まだ一度も抱っこはしてませんけど!!」

今冷静に考えると、全身筋肉痛で起き上がることもままならなかった満身創痍の身体で果たして娘を抱っこできなかったな。

動けなかった私の代わりに抱っこしてくれて、ありがとう。

生まれてきてくれた娘を私の分までたくさん愛してくれてありがとう。

と今ならそう思えます。


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娘が産まれた後も、オムツ替えにミルク作りに沐浴、と基本的な身体的なお世話は一通りしてくれました。

離乳食も「おかゆ作りは俺の仕事だ!!」と毎週末おかゆの作り置きもしてくれました。

私は、以前から「自分は何でもできる全知全能な母親にはなれない」とわかっていたので、パパにはしっかり沐浴やオムツ替え、ミルク作りも教え、授乳は「さぁ、私が乳で誤魔化しているうちに作って!!」というチームプレーで対応し、夜泣きにも二人でなんとか乗り切りました。

今の元気な娘があるのは、パパの協力なしでは成しえなかったことだと思っており、その点においても大変感謝しています。


そんなパパの娘への愛は伝わったのかというと…


夜の寝かしつけは、断固拒否。

酷い時は「パパ、出て行って!!」と言われることも、ある時は寂しそうに寝室を去り、またある時は粘って一緒に寝かしつけをする日もあります。


そう、パパの愛はあまり娘に伝わっていないようです。


ですが、このGW長く家で一緒に過ごし、GW明けのパパの出社日にパパが娘にこう聞きました。

「パパ、お仕事いっちゃうと寂しい?」

「うん、ちょっとさびしい。」

少しだけ、関係が改善された…かな?


もう少し、娘が話を理解できるようになったら、産まれた日の話をしてもっとパパを大好きになってもらおうと思っています。


(ライター:さいたまさと)


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※ この記事は2024年10月31日に再公開された記事です。

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