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公開 2020年07月19日  

パートナー育児のおすそわけに感謝します!第四回投稿コンテスト結果発表!!

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2020年4月末~2020年5月31日までの応募期間に多くのエントリーをいただいた、第四回コノビー記事投稿コンテスト。
1次選考を通過した112作品から、12本の受賞作を発表いたします!


応募数約180本→公開112本

第三回コンテスト結果発表から、わずか2ヶ月後の開催となった本コンテスト。

新型ウイルスによる休校、休園が全国的に広まる中、在宅で育児をしながらも作品を発信したい方を応援したい。

そんな想いでの開催決定でした。

日常のカタチが日々変わる中、今回も非常に多くのエントリーをいただきました。

期限内にご応募いただいたみなさま、誠にありがとうございます!!



コノビー編集部による1次審査では、以下の点に着目して審査をさせていただきました。


・指定テーマであった「パートナーのナイス育児」から大きく外れた内容ではないか。

・特定の立場の人を攻撃した内容、または不快にさせる内容ではないか。

・応募者(ライター)を個別認知していない読者が読んだときに、違和感がないか。

・根拠のない民間療法の推進など、誰かの健康に影響を及ぼす内容ではないか。



結果、112本の記事を公開対象として選出させていただきました。

また、入選作品を決定する編集部会議は過去最長時間となり、「よい記事とは何か」「なぜこの方なのか」審査にあたりました編集部員一同、多くの言語化を行いました。


最終的に、受賞作は以下の基準で選出させていただきました。


・「募集要項」を正しく守れていたか。
(ファイルの形式、イラストの表現、応募期日、ライター名の記載)

・コノビーのメディアコンセプトである「子育てに、笑いと発見を」を体現しているか。
(読後感がポジティブであること、特定の思想にしばられず柔軟であること)

・多くの方に応援された作品であるか。
(SNSの反応、PV数)

・「次回作も読みたい」と感じる魅力があったか。
(筆者の考え方、イラスト・文章の表現、記事構成の仕方などの魅力値)

・パートナーとの関係性、あり方が現在育児をがんばる読者にエールを送るものであるか。



特に本コンテストは「育児のパートナー」が記事に登場しますので、ライターとパートナーの関係性に大きく注目いたしました。

そして、審査をする編集部員は、1次通過112作品以上の応募作を読んでおりますため、作品にオリジナリティを感じるかも非常に重要なポイントとなりました。

ほんとうに素晴らしい作品が多かったので、大変僭越ではありますが、編集部一同、心をこめて選出いたしました、12作品を発表させていただきます!!







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【優秀作品賞①】(Amazonギフト券5万円分・コノビーライターデビュー権)

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NO.1 よその子が池に落ちた!?不愛想な夫が見せたベストな対応 / 獅子えもんさん

堂々の公開NO.1、トップバッターからの優秀作品賞受賞です。

テキスト作品でありながら、その場の光景が鮮明に浮かぶ表現力。

なによりも、記事の中に息づく、圧倒的な「筆者の存在感」に注目が集まりました。

マンガ記事に比べて、ビジュアル面で訴求がつよくないテキスト記事では、「読めば誰が書いたかわかる」と思わせてくれるオリジナリティが重要です。

それは、エピソードを切り取る視点であったり、表現の繊細さであったり、ボキャブラリーの個性であったり、思考の独自性であったり……書き手の「強み」の分だけフックが存在します。

獅子えもんさんの本作は、状況説明を簡潔かつリズムよく、見所までの構成がすぐれています。

そしてクライマックスまできた読者に、ご本人の思う「夫の行動への解釈」をスッと差し出してくれる居心地のよさがあり、読後感の充実が、応募作の中で断トツであったように感じます。

獅子えもんさんの目には、世界はどのように映るのでしょうか。

まさに「次回作も読みたい」1本でした!

獅子えもんさん、おめでとうございます!!!



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【優秀作品賞②】(Amazonギフト券5万円分・コノビーライターデビュー権)

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NO.78 食べずにポイ!の離乳食…夫の機転で、ため息が笑みに変わったとき / ミューさん

公開7日で5万PVを突破!SNSでも共感の声が多くあつまりました!

薄だいだいとくすんだ青の2色カラーで展開されるマンガ記事は、アンニュイな雰囲気にまとまっています。

そして育児マンガの2大基礎とも言える「お子さんの表情、仕草が愛らしい」と「親の想いに共感できる」をどちらもきっちり満たしているところに、大きな実力を感じます。

本コンテストでも多かった「離乳食の悩み」をテーマにした作品は、夫の登場によりコマにしめる暖色の割合が増え、ミューさんのメンタルが温まる様子があらわれています。

エピソードを俯瞰したコマワークと、考え言葉を自然に再現できているミューさんの脳内思考パートが読者との距離感を不思議に安定させており、魅力的です。

最終的な考察に、「子育ての雑事が減ったわけではない」と書くことができる飾らなさも、多くの支持を集めました。

ミューさん、おめでとうございます!!!

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【優秀作品賞③】(Amazonギフト券5万円分・コノビーライターデビュー権)

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NO.38 パパ育児=私のやり方コピー。そんな考えを打ち砕いた、夫の機転 / にくQさん

エピソードの背景説明の丁寧さに、変化をつけたコマ割り、そしてコマ数の豊富さと、本コンテストへの熱い情熱をヒシヒシ感じさせてくださった作品!

お子さん以外のメインキャラクターがポップなデザインだからこそ、シリアスになりがちな食の悩みを明るく描ききれています。

「食べなくてつらい」の中にも、食材を捨てることがつらい方、お子さんの成長が心配な方、掃除が負担な方など、「つらさの種類」はさまざまで、混ざり合っているものです。

本作は「私はこういう理由でこれがつらい」をしっかり説明できており、不透明な問題をアウトプットする技巧が高いです。

そして夫の活躍を家族みんなで称える最終コマにも、「育児がうまくまわると家族みんなが幸せ」という前向きなメッセージを感じ、コノビーのメディアコンセプトにそっていただきました。

にくQさん、おめでとうございます!!!



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【特別作品賞①】(Amazonギフト券3万円分)

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NO.30 いつもニコニコ!次女の笑顔は、"育児パートナー"譲りだった / ちょるりさん

本コンテスト作品の中で抜きんでて「発見」が素晴らしかった作品です。

育児のパートナーとして、配偶者をとりあげる方が多かった中、「長女」にスポットをあてる切り口も素敵でした。

同性のきょうだいの場合、無意識にも比較思考を持ちがちです。

ちょるりさんはそのように考えていたころも隠さず、2人目の育児を通して、大変だった第一子育児の忘れ物を取りに行くような考え方をされています。

とても優しく、そしてリアルな記事が好印象でした。

ちょるりさん、おめでとうございます!!!

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【特別作品賞②】(Amazonギフト券3万円分)

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NO.69 手を貸してやりたい。その気持ちを、ぐっとこらえる。 / つむママさん

息子さんの自転車練習をきっかけに、夫婦の育児スタンスのちがいに気づく本作。

子どもが乳児から幼児になり、自立の道を歩みはじめると「見守る育児」は多くの方が難しさを感じるテーマです。

つむママさんは日常の「発見」を、できる夫がすごくて自分はダメ、という定義ではなく、夫の育児いいな、だから私もやってみよう、と自身を否定的に描いていないところがよかったです。

育児パートナーと得意やアプローチがちがってもいい、というやんわりした肯定を記事全体のほんわかした世界観から感じます。

つむママさん、おめでとうございます!!!

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【特別作品賞③】(Amazonギフト券3万円分)

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NO.64 お片付けしない4歳児…そのとき、親切な"ワルモノ"が現れた! / あま田こにーさん

お片付けをしない息子さんに夫がとった行動を実況した、ハイテンションな作品です。

「家族の長所」はいわゆるうちわネタですので、褒めが強すぎたり、明るすぎる語り口ですと、読者がついていきにくいこともあります。

しかし本作は、ツッコミ形式の展開で、ワルモノが登場してからのテンポが爽快なので、ほほえましく読み切ることができます。

夫婦の、そして親子間のつながりが自然に表現されており、応募作品の中でも特に「あま田さんのお家は仲がよさそうだな」という印象を受けました。

名称が「ワルモノ」なのも愛嬌があってかわいらしいです。

あま田こにーさん、おめでとうございます!!!

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【コノビー賞】6名(Amazonギフト券1万円分)

NO.91 その手があったか!イヤイヤ期のおむつ替えに夫の作戦が見事にハマった / うすみさん

コミカルな中にも「わかる~」となるお子さんの表情描写が秀一!

散らばる育児グッズやエピソード自体にもあるある要素がつよく、ままならない育児を楽しくしてくれる作品です。

うすみさん、おめでとうございます!


NO.28 育児に参っていたある夜、夫が誘ってくれた月下のさんぽ道 / さんびーさん

有名文学作品の一節をキーにした、オシャレな作風がひかっています。

部屋にいるコマと月明かりの下にいるコマでの明暗のかき分けが大変お上手です。

さんびーさん、おめでとうございます!


NO.29 「大丈夫だよ」って簡単に言わないで!そう思った過去を反省した日 / あまねさん

テキスト作品の中で起承転結がまとまっており、文体、書き口も安定していました。

「たいへんな時期は例え正論であっても受け入れられない」という育児の本質的な現象を、ご自身の言葉、スケールで表現されていて見所がありました。

あまねさん、おめでとうございます!


NO.11 離乳食、同じ箸で食べさせないで~!私より先に夫が動いた。 / はるかさん

イラストがとてもかわいいです。

シンプルかつ大きな強みを評価させていただきました。

義実家をそこまで否定的に描いていない部分も好感がもてました。

はるかさん、おめでとうございます!


NO.58 私じゃないと泣く赤ちゃん…ある日、「代わるよ」の声が。 / さとうゆきさん

10万PV超え!非常にたくさんの方に読まれました。

沈んだ気持ちでいる暗い部屋に、夫がやってきて明るい光が差すシーンの演出が素敵です。

さとうゆきさん、おめでとうございます!


NO.100 育児の必須アイテム…無の心&自己効力感。それをくれる私の趣味 / はせ子さん

人間以外を「育児パートナー」に定めた数少ない作品です。

他人はコントロールできないため、自身の趣味で機嫌をとっていく考え方が素晴らしかったです。

はせ子さん、おめでとうございます!




以上、ご受賞されました12名の方、おめでとうございます!

近日中にコノビー編集部より、改めましてご受賞の連絡と商品のお渡しに関しまして、ご応募いただきましたアドレスにご連絡させていただきます。



「育児」という個人的な経験を記事にすること、メディアに応募し、審査を受けること。

これらは、決して低いハードルではないと考えております。

結果発表を心待ちにしてくださったのに受賞できなかった……。

複数回応募しているのに何がわるかったんだろう……。

そんな想いをさせてしまっている方も、いらっしゃると思います。


しかしながら、「はじめの一歩」「その次の一歩」がいつか還ってくることもございます。

第三回で優秀作品賞を受賞されました3名の方は、現在コノビーライターとしてしっかりとご活躍中です。

コノビー執筆をきっかけに、別のお仕事につながった方も多くいらっしゃいます。

今回は受賞作のほかにも、30作品近くが選出会議にノミネートされ、「前回も候補にはあがっていたのに」と惜しくも入選とならなかった方もいらっしゃいます。

入選の席は有限ですので、すべての方を受賞とさせていただくことはできませんが、それでも、ご応募いただいたすべての方に、心からの敬意と感謝をお伝えさせてください。

そして、過去のコンテストで入賞した方々が、「今回こそは優秀作品賞を!」と再度ご応募くださることも、大変うれしく感じました。

本コンテストを見守り、ご感想を寄せてくださいました、読者のみなさまにも、深く感謝しております。

みなさま、まことにありがとうございます!


次回のコンテスト開催時期はまだ未定ですが、年内にもう一度、素晴らしい作品に触れる機会があるとうれしいなとおもっています。


みなさまのご応募という名の勇気を、心よりお待ちしております!!





(執筆:コノビー編集部 瀧波)

第三回の受賞作をチェック!

第三回入賞からデビューした3名の作品をチェック!!

※ この記事は2024年11月07日に再公開された記事です。

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