わが家の4歳の次女は、年子の姉と妹をもつ三姉妹の真ん中っ子です。
いつもニコニコ笑顔で、表情がコロコロと変わる次女の性格は、一言でいうと「天真爛漫」そのもの。
お友達も先生も家族のこともみーんな大好きといった、平和主義者な次女は、友達も多く保育園でも人気者。
しかし、真ん中っ子だったからこそ心配に思うこともあります。
子ども達には平等に接したいと考えてはいても、”お姉ちゃん優先”や”末っ子優先”があると、ついつい次女は後回しになってしまうことも。
そんな時、優しい次女は姉と妹に譲る場面もしばしばみられました。
親としてはそんな次女に助けられることがたくさんありましたが、「心のどこかで不満がたまっているのでは?」と心配に。
なぜなら、私自身が兄と妹をもつ三兄妹の真ん中だったからです。
幼少期の私は、いつも兄や妹ばかり優先されて自分は後回しにされていると感じていました。
もちろん両親にそんなつもりはなく、私自身がここで我慢すれば丸く収まり両親が助かると考えてもいたのです。
そんな経験があるからこそ、次女も言わないだけだったり、私達が気づかないだけだったりするのではないかと心配になりました。
真ん中っ子は手がかからない?「いつもニコニコ笑顔」の均衡が崩れたとき
24,705 Viewいつも天真爛漫で明るい性格の次女は三姉妹の真ん中っ子。わたし自身も三人兄弟の真ん中だったからこそ、分かる気持ちがありました。
三姉妹の真ん中っ子
まさかの赤ちゃんがえり
そんな長女や三女に比べて、比較的手がかからなかった次女にある日変化がありました。
第4子の出産が近づいてきたころ、急に夜泣きをするようになったのです。
落ち着いてきていた夜のおねしょも連日続いたり、朝もちょっとしたことで癇癪を起して泣きながら登園することも。
まさかまさか、2歳の三女ではなく次女が赤ちゃんがえりしたのです。
あまりに情緒不安定な次女に「保育園での様子はどうですか?」と先生に聞いてみましたが、保育園では特に変わりはないという。
どうも家にいるときだけの様子。
「これは相当ストレスが溜まっているのかもしれない」
そんな風にわたしには思えました。
ふたりきりで美容院へ!
そんな次女が思いっきり甘えられる時間をつくってあげよう!とふたりきりのお出かけ計画を立てました。
新型ウイルスのこともあり、まだまだどこにでも自由に遊びに行けるような状態ではないので、今回は伸び切った髪を切りに美容室へ行くことに。
「今日は次女ちゃんとママとふたりで髪の毛切りに行こうか!」
と言うと、目をキラキラと輝かせて喜ぶ次女。
「長女ちゃんは行かないんだよね?次女ちゃんだけだよね?」
今日は”自分ひとりだけ”なんだということを何度も確認します。
美容院ではわたしとお揃いになるようにバッサリと髪を切り、大満足な様子。
ふたりでゆっくり会話を楽しんだり、スマホで写真を撮って楽しんだり。
決して長い時間ではありませんでしたが、ふたりきりの時間を堪能することができました。
帰り道に寄った買い物で「次女ちゃんの好きなお菓子を選んで良いよ!」と言うと、選んだものは小分けになったクッキー。
「長女と三女とわけわけできるからこれにする!」
……やっぱり次女はいつでも次女らしい。
同時に、いつもの次女が帰ってきたような気がして、少し安心もしました。
子ども達が、それぞれに抱えるもの
今回は次女の赤ちゃんがえりをキッカケに、ふたりきりで甘えられる環境をつくりました。
しかし、これは次女に限った話ではなく長女には長女ならではの悩み、三女には三女ならではの葛藤などがあるはずです。
わたしは真ん中っ子だったから、次女の気持ち少なからず理解してあげられる。
でも、長女と三女の気持ちはどうだろうか?
また、三姉妹に弟が産まれ4人姉弟となった今、次女は完全なる真ん中っ子ではなくなりました。
きょうだいが多ければ多いほど、ひとりひとりに寄り添える時間は限られるし、誰かが我慢をしなくてはいけない場面も多くなります。
長女だから次女だからといった話ではなく、今後は子ども達それぞれの気持ちに寄り添えるようにしたいと改めて感じました。
そのためにも、親子でゆっくり話ができる時間を、これまで以上に大切にできたらいいなと思っています。
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