「あの子、問題児らしいね…」ママ友のうわさ話には、想像を超える“影響力”がある #２３

学校や登下校中の小さなトラブル、お友達同士のもめごと、子どもから聞いた話……。

“何かあった時”の話というのは、いろんな形で尾ひれがついて、じわじわと広がっていく。


「あの子、こういうことがあったんだってね」

「あの子って、こういう子らしいよ」

「あの子のおうちは……」


そんな話題に出会った時は、受け取る側の意識も思わぬ方向に流されてしまいがちだ。

そういえば、あんなこともあった。

そういえば、こんな話も聞いたことがある。

話は、どんどん雪だるま式に大きくなっていって……。

仕事帰りに、リツくんのママとばったり会った杏奈。

それぞれの日常の中で“抱えているもの”が、少しずつ見えてくる。


その頃……

子ども同士の小さなトラブルに、親が口を挟む。

そのことの“インパクト”は、想像以上に大きいもので……

我が子を守りたい、ただそれだけ。

それぞれの想いは……。