保育園や幼稚園と違って、小学校はより「集団行動」が求められる場所だ。
長時間イスに座って静かに授業を受けたり、みんなと同じ時に同じ行動をしたり……。
それまでの楽しく自由な環境の中ではなんとかやっていけても、入学を機に、集団行動に適応するための様々なフォローが必要になる子もいる。
小学校の集団行動に潜む“難しさ”は、もうひとつある。
「みんなと同じではない」言動が目立ってしまい、そのことがどんどん独り歩きしてしまうことだ。
あの子は問題児だ、大変な子だ、いつも先生に怒られている……。
そうした言葉が、会話の中で誰かに“ラベル”として貼り付けられ、簡単には取り除けないほど強固になってしまうこともあるのだ。
子どもも大人も、そうした小学校独特の雰囲気の中で、想定していなかった“壁”にぶつかることがある。
人間関係においては、それが特に色濃くて……。
公開 2020年11月27日
「みんなで同じ行動をする」だけじゃない。小学校生活の“集団行動”に潜む難しさ #26
303,085 View小学校の防災訓練で、リツくんママと話をしていた杏奈と由香。そこで知ることになったのは……。とげとげ。さん作、連載『「小1の壁」のむこうに』第26話。
※ この記事は2024年10月16日に再公開された記事です。
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連載『「小1の壁」のむこうに』
#26
とげとげ。『「小1の壁」のむこうに』
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