参加者(写真左から村岡、小野瀬さん、北里さん、林さん、森山さん、尾島さん)
◆村岡(聞き手):Conobie編集部の頼れるディレクター。3歳の息子・1歳の娘。
北里さん:小学校3年生の娘。インターネットでの画材販売や読者モデル、ライター等を行う。ご主人は製薬会社勤務。
小野瀬さん:小学校4年生の息子。読者モデルなどで活躍。ご主人は歯科医師。
林さん:1歳6ヶ月の娘。ご主人は、会社経営。
尾島さん:1歳11ヶ月の息子。ライターの仕事や雑誌の読者モデルを行う。主人の仕事は自営業。
森山さん:1歳4ヶ月の息子。ご主人は医師。読者モデルなどを行う。
いつのまにか私の人格が「主婦」だけになっちゃう!?〜専業ママの本音座談会(2)〜
1,249 View世のママたちの本音知りたい、という思いから始まった本連載「本当のママの気持ち」。前編は専業ママのみなさんに、専業ママに至るまでの経緯や、ご主人とのコミュニケーションのあり方を赤裸々に語っていただきました。後編の今回は、「ご主人に『パパ』の自覚ができるまで」「ママとしての自分磨き」についてお話しいただきます。
参加者プロフィール
旦那に「パパ」という自覚が芽生えるのはいつ?
◆前回のお話では、旦那さんがあまり家事をやってくれないということでしたが、育児についてはどうですか?
林:育児もあんまり関わってはくれないですね。
小野瀬:1歳くらいまでは、たぶん旦那には「父親」という自覚がないと思うんですよ。
◆そうかもしれませんね。旦那さんが自分の子どもだという自覚を持ち始めたのは、いつごろですか?
小野瀬:話すようになってからかな。1歳すぎて、子どもが「パパ」っていうようになってから。
北里:私のところも、同じですね。子どもが言葉を話しだすまでは、主人に親としての自覚が全然ないなと思っていました。
林:みなさんのところもそうなんですね。今、1歳すぎたところなのですが、私の主人も子どもに全く興味なさそうで、本当に心配なんです…。
小野瀬:でもだいたい子どもが話し出すようになれば、徐々に「パパ」だということが自覚できるようになるから、安心して。
林:うちはいまだに、パパに抱っこさせると、わーっと泣くんですよね。でもそれって普段父親と関わってないからだと思うんです。だからふれあいの時間が欲しくて。家事とかはしてくれなくて良いから、子どもと一緒に遊ぶ時間をつくって欲しくて。
◆そういうことは、旦那さんにも伝えたりするんですか?
林:しますね。解決策として、たまに1~2時間子どもを主人に預けて、わたしが外出する、ということをやっています。子どもはだいたい泣いているみたいですけど。(笑)
尾島:わたしのところもそうかも。パパよりママの方が好きで、パパが抱っこすると泣くことがありますね。主人に預けるの、いいかも。
森山:ミルクとかおむつ替えは全然やらなくても、お散歩に連れて行ってくれたり、お風呂に入れてくれたりと、うちはある程度はパパとしての自覚はあるのかな。
小野瀬:たまに手伝ってくれても、全然できなくって。新生児の時に洋服の着替えを頼んだら、裏に着せてるし、結ぶところも違うし!!かえって二度手間みたいな(笑)
◆そうそう、そうなりますよね!!紐結び、結構難しいし(笑)
主人が帰ってくるのは朝の4時。でも主人がワークスタイルを変える気はないみたいで…
◆旦那さんが家事や育児をできないのは、仕事の関係もあるのでしょうか?旦那さんの帰りは遅いですか?
森山:帰りが遅いと12時過ぎる時がありますね。パパ、大変そうだな、って毎日思っています。
尾島:それはあるかもしれないですね。うちの主人は、基本は家で仕事をしているんです。だから子どもとも遊んでくれるし、家事も手伝ってくれるし。育児や家事に参画しやすいワークスタイルなんだと思います。
林:うちの場合は、週7日朝帰りで。帰ってくるのは毎日朝の4~5時くらい。自営業なので、働く時間は融通がききそうなものなのですが…。
◆私の友だちでも、「旦那さんが働く時間をコントロールできるのにしてくれない」という方がいて。奥さんのフラストレーションが溜まるみたいですね。そのことを発端に、何回もけんかになるって言ってましたね。
林:何回も大爆発してますね。
◆よく分かります(笑)
林:ある日、喧嘩した後に、「俺は、どうしても家事と育児を代われなそうだから、両親をこちらに呼ぼう」と言われて。
◆それは、斬新な提案ですね…。
林:主人が住むところも、仕事も用意して、私の両親が2ヶ月前に上京してきました。同じマンションの違う部屋なんですけど、来てくれたことでとても楽になりました。
◆なるほど~。一歩前に進んだと。それにしても、お父さんとお母さんがすんなりこちらに移住してきてくれるのがすごいですけど。でもそういう選択肢もあるんですね。
意識的に外に出ないと、人格すべてが「主婦」になってしまう
◆話は変わりますが、家の中にずっといて今日暇だなという日はありますか?
◆一同:ほとんどないですね。
林:うちから10分以内で動物園と水族館に行けるので、週5~6回は行ってますね。
森山:わたしは横浜に住んでいるんですけど、新宿や銀座に買い物に出かけます。
◆では、子どもと二人きりで一緒にいすぎて、ネガティブな感情になっちゃうことは?
北里:あまりないですね。家にこもっちゃうタイプの人はそうなっちゃうかも。周りにちょっとでも見てくれる人がいればいいですが、1対1で子どもを抱えちゃうと、きついと思います。一時保育に預けた後って、子どもに会うとすごくかわいく思えますし。
◆みなさん、意識的に外に出ようと思って出てるんですか?
小野瀬:そうですね。私は、若い時にママになったので、友だちはまだみんなそれぞれ自分の生活を楽しんでいて。「一人だけ、お母さんになっちゃうんだ」って思ったら、とても取り残された気分になってしまって。そこから、「外に出よう!」って決意しました。
◆なるほど。
小野瀬:外出する時も、ダイエットと思ってあえて階段で登ってみたり。そういうことが楽しいって感じるように生活しないと、人格すべてが「主婦」になってしまうと思って。それから都心に出るようになったので、私は子育てを始めてからの方が、よく出かけるようになりました。
◆同じように、子どもが生まれてから「私、人格すべてが主婦になっちゃう」といった危機感はありましたか?
一同:あります、あります。
森山:専業主婦だと家事ばかりに目が向きがちじゃないですか。だからこそ、積極的に外に出て、今どきのファッションの研究をするなど、刺激をもらっています。
林:私も同じように産後美を意識して、腹筋にはまりましたね(笑)
外に出たら出たで大変。走り回る我が子を追いかけるのに必死!
小野瀬:でも、子どもを連れて外出って大変ですよね。うちの子はすぐに走り回ってしまうので、なかなか外出ができませんでしたね。洋服を見たくて買いものに行っても、かかっている洋服の中にもぐりこんで「探検」しちゃうんですよ(笑)
◆やりますやります(笑)
北里:5歳くらいになったら落ち着くけど、それまではお出かけとかなかなかできないよね。
◆3歳になってからはだいぶ物事が分かるようになってきましたが、それまでは、「やめて」って言っても、まったく伝わりませんでしたね。
小野瀬:追いかけると、面白がってもっと逃げちゃうことありますよね(笑)追いかけっこだと思っているみたいで。
林:勝手に追いかけっこ始まりますよね。
◆私の子も走り回るのが大好きなのですが、何回も追いかけていると次第に気力がなくなって、気が遠くなる時がありましたね(笑)
北里:ショッピングモールでもすぐにどこかに行ってしまうから、もうお買いものとか来れないのかもって思ってました。
小野瀬:ある日子どもと一緒にスーパー行って、カレーの材料を買おうとしてたんですね。ふと隣をみたら、子どもがお肉のパックの穴をあけようとしてて!この子を連れてたらお肉売り場に近づけないし、じゃがいもとニンジンしかないカレーしか作れないのか…って悲しくなりました(笑)
◆一人だったら10分で済むことが、1時間も2時間もかかりますよね。こういった悩みは、やはりどのお母さんでも共通なんですね。
今回のママの気持ち pick up !
みなさん、ありがとうございました。さて、今回pick upした「ママの気持ち」は、こちらの言葉。
自分の人格すべてが「主婦」だけにならないように、積極的に外に出て、「妻として」「女性として」自分を磨き続けるママたちの姿が印象的でした。
次回の座談会もお楽しみに♪
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