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公開 2021年06月28日  

口達者な3歳娘。口ごたえ?自己主張?大切にしたい気持ちってなんだろう

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3歳になったばかりの三女はとても口達者。そんな彼女の言い分に耳を傾けてみると…?意思の強さにクスっとさせられる反面、思わず感心してしまったお話です。


おしゃべり上手な三女


わが家には6歳の長女、4歳の次女、3歳になったばかりの三女と年の近い三姉妹がいます。

元気いっぱいな三姉妹にプラスして、0歳の弟も加わり、毎日が本当にお祭り騒ぎ!

長女と次女もとってもおしゃべりですが、ずば抜けて口達者なのが、3歳になったばかりの三女です。


例えばわたしが子ども達に、「お風呂の時間だよー!」と声をかけたとき。

姉たちは比較的素直に従うのですが、そんな時も、三女は違います。

「今、三女ちゃんテレビ観てるのに!」

などと言って、「イヤ」というだけでなく、必ず具体的にできない理由も添えて主張してきます。


きょうだいが多いうえに、普段からワンオペ育児なわが家では、全員一緒にお風呂に入ることは鉄則。

何度か説得した後に渋々お風呂に向かう、もしくは半ば強引に連れて行かれることもしばしばある三女。


そんな彼女の口ごたえには、正直ウンザリしてしまう時もあります。


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理由は「先生に怒られるから」?


ある日、いつものように保育園の準備をしていると、三女がおもちゃを持っていこうとしていました。

最近買ってもらったばかりで、お気に入りだったおもちゃを先生やお友達に見せたかったのでしょう。

それを見かけた夫が、三女に注意をしました。

「保育園におもちゃを持っていったらダメだよ!先生に怒られるよ!」


そうしたら、三女が猛反発。

「先生怒らないの!笑うの!」


……つまり彼女の考えは、こうです。

みんなに見せたくて保育園におもちゃを持ってきてしまう三女。

その行動を見た先生は、おそらく怒るよりまずは可笑しくて笑ってしまうのではないか。


実際の状況を想像してみれば、なるほど、確かに三女の考えにも一理あるなと感じます。

そしてわたしは、ここでハッと気がつきました。

親の私たちの伝え方が良くなかったのではないか?

『先生に怒られる』ではなく『どうしておもちゃを保育園に持って行ってはいけないのか』。

その理由を、キチンと伝えなければいけなかったのではないでしょうか。

そんな当たり前で大切なことを、この時、三女に教えられたように感じました。


理不尽には、迷わずNO!


また別の日、いつものように始まった三姉妹の喧嘩を、夫が仲裁していた時のこと。

毎日毎日、小さなことで喧嘩をしてしまう娘たちに対して説教をした後、夫が尋ねました。

「みんな、仲良くできますか?」

長女と次女はすぐに「仲良くします」と答えたのに対して、黙ったままの三女。

「三女ちゃんは?仲良くできますか?」

と再度聞くと、不服そうに大声でこう答えたのです。

「仲良くしてる!」


これも実はその通りで、この時の喧嘩は長女と次女の間だけだったらしく、三女はとばっちりで怒られてしまっていたのでした。

またしても、三女の言い分が正しかったのです。

親の私たちが状況をキチンと確認せずに、3人まとめて叱ってしまったことをとても反省しました。


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三女の意思の固さに感心


三女が『理不尽だ!』と感じたことに抵抗する姿は、思わず笑ってしまうところもあります。

ですが、いつでもちゃんと自分の想いを表現できるのは、やはり強みでもあると思うのです。


この先、学校や社会に出ていくようになると、協調性や同調性が求められる場面に出くわすことも増えるでしょう。

そんな環境で、この三女の”固い意思”はいつまで健在でしょうか。

まだ3歳になったばかりで、この先の人生を現状のまま語ることはできません。

それでも、周りの意見や言葉に流されず、自分の意志を貫き通せるところは、これからも大切にして欲しいと感じています。

もちろんわたし自身、三女の意見を『口ごたえ』と捉えて、まともに受け取っていなかったことも多々あります。

だからこそ自戒の意味も込めて、彼女の言葉になるべく耳を傾けて、一度は立ち止まって考えてみたいと思う今日この頃です。


もっとも、わたしが言い負かされる日もそう遠くはないのかも知れませんが。


※ この記事は2024年11月14日に再公開された記事です。

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