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公開 2021年10月08日  

うちの子って"慎重派"?でもそれは親の決めつけだったかもしれない

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子どもを何か新しいことに誘った時、皆さんのお子さんは積極的に乗ってきますか?うちの子はちょっと消極的なタイプ……。そこで、声掛けの仕方を変えてみることにしたのです。


何に興味がある?反応、イマイチ


うちの7歳の息子は、何に興味があるのか今ひとつ見えにくいところがあります。

「お絵描きや工作が好き」「このキャラクターが好き」など、すでに鉄板で好きなものはあるのですが、それ以外の新しいことについては、ちょっと反応が薄いような……。

たとえば、何かイベントのチラシをもらって、「どう?これ行きたい?」と聞いてみても、「うーん。分かんない」という返事。

着るものにもあまりこだわりがなく、服選びに興味を示さない、促されて適当なものを着る、といった様子です。

欲しがるオモチャも、お友達が持っているからとか、学童で遊んで楽しかったから……など、誰かの影響だったり、すでに体験済のものだったり。


「スイミングを習いたい」と自分から言い出したこともあるので、自己主張がまったくないわけではありません。

ただ、未知のものに興味しんしんで、どんどん挑戦する!というタイプではないようです。

本人のやる気が一番ですし押し付けたくはないのですが、スポンジのように吸収力の高い子ども時代。

もっと興味を持っていろいろな世界に触れてみてほしい、と悩んでいました。


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しぶしぶ出かけた日……意外な感想


そんなある日、夫が、息子とお出かけするプランを立てたことがありました。

直前まで行けるかどうかがハッキリしなかったため、当日になってから「実は今日出かけたいんだ」と計画を伝える事に。

それを聞いた息子は、「え~……」と乗り気ではない反応。

予定を急に告げられたり変えられたりするのも、あまり好きではありません。

「こういう理由で当日の朝に言うことになった」「ママは別の用事で行けないけど、パパが用意した最高のプランだよ!」とじっくり説明したところ、重い腰を上げて出かけて行きました。

大丈夫かな、と心配して見送ったのですが……。


その日の夕方、帰ってきた息子にビックリ!

「ただいま~!!!」とニコニコご機嫌で、何をした、何を食べたと、楽しそうに話してくれるではないですか!

ええええええ、あんなにイヤそうだったのに、その変わりようは何事!?

しぶしぶ始めたことでも、実際やってみればちゃんと楽しんでいると、この時気づいたのです。


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興味は後からついてくるのかも


そういえば。

息子が自分から「これをしたい!」と言うことは少ないので、休日は私や夫の行きたいところに連れて行くパターンが多い生活でした。

博物館や美術館など、どちらかと言えば大人向きな場所へ行ったり、パパやママの友人と会ったり。

そんな時、最初こそあまり乗り気でなくても、参加しているうちにだんだんテンションが上がってきて、帰る頃には「楽しかったね」と言ってくれることがほとんど。

最後までずっと不機嫌なままとか、「行きたくなかった、嫌だった」と言われたことは、あまり記憶にありません。

「あれをやりたい、これをやりたい」と自分から積極的に言うタイプではないけれど、目の前のことを楽しむことはできていたんですね。


考えてみれば、まだ7才。

人生経験が浅いのですから、未知のことを「やりたい?」と聞かれても、判断できないことも多いのかもしれません。

「分かんない」というのは、息子の正直な気持ちだったのでしょう。


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言い方を変えたら、あまり悩まなくなった


このことに気づいて以来、私は少し言い方を変えてみることにしました。

まず一度目は、「これ、やってみる?」とフラットに声を掛けます。

それで反応が薄いようであれば、「ママはこれをしてみたいんだけど、一緒にお出かけしてくれる?」「ママはこれが好きなんだけど、一緒に見る?」というふうに、こちらの計画に誘うスタンスに変更したのです。

「うん!」と快く参加してくれることもあれば、「う~ん、しょうがないなぁ」と付き合ってくれることもあり、その時々ですが、これはこれでいいのかな、と思うようになりました。

これから大きくなるにしたがって、自分から興味をもつことも増えてくるでしょう。

息子の自発的な「やりたい」も促しつつ、今はこんなやり方で、いろんなことを経験してくれたらいいなと思います。


※ この記事は2024年10月03日に再公開された記事です。

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