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公開 2021年01月08日  

張り詰めていた緊張の糸が、プツっと切れる。私の心をほどいてくれたもの #32

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外出自粛の休校生活が続き、試行錯誤する中で疲れがたまっていた典子。そんな時、マンションの下の階から苦情が入って……?とげとげ。さん作、連載『「小1の壁」のむこうに』第32話。


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32話 心の糸

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突然の休校や慣れない外出自粛生活の中で、今できる精一杯のことをやってきた典子。

子どもたちが少しでも楽しく過ごせるようにと工夫し、周囲にも気を遣いながら生活を回していくことは、思った以上に心の体力を必要とすることだった。


その難しさやつらさを、唯一直接話せるはずの夫になかなか理解してもらえないストレスから、典子はゴミ捨て場で思わず“見苦しい姿”を出してしまった。

たまたま目撃した杏奈が、当たり前のように共感し笑い飛ばしてくれたことで、典子は心の緊張の糸がプツっと切れて……。


涙が出たのは、なぜだろう。

気がつけば、心が少しだけ軽くなっていて……?


※本作はフィクションであり、実在の人物や現実の出来事には関係ございません。未知の新型ウイルス流行が小学1年生とそのご家庭に与える影響を描く目的で、冬頃に新型ウイルスの猛威が迫ってきた設定となっています。

次回は1月15日(金)7時更新予定。どうぞお楽しみに!

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今まで当たり前のように顔を合わせていた人たちと、なかなか会えなくなる。

そのことの大きさを、杏奈はテレワーク生活の中でひしひしと感じていた。

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同僚や友人との、オンラインでのコミュニケーション。

“会えない生活”の中でも、お互いが抱えているものや、その中でどうにかやりくりする様子が垣間見えて……。

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1話から読みたい人はこちらから!

※ この記事は2024年10月30日に再公開された記事です。

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連載『「小1の壁」のむこうに』 #32
とげとげ。『「小1の壁」のむこうに』のタイトル画像 とげとげ。『「小1の壁」のむこうに』