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公開 2021年02月11日  

子育てとの両立に悩み会社を退職。悩んだけど今の選択に後悔はないワケ

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2年前まで私は、3人の子どもを育てながらフルタイムで働く会社員でした。しかし、子育てとの両立に悩み退職しフリーランスに。もちろん葛藤はあったけれど、自分の選択を後悔はしていません。


激務だったフルタイムワーママ時代


私は2019年の1月に、結婚前より勤めていた会社を退職しました。

理由は『子育てとの両立が困難だったため』です。


当時は、3歳・2歳・0歳の年子三姉妹を保育園に預けながらフルタイムで正社員として働いていました。

夫は激務のため育児は基本的にワンオペ。

双方の両親はともに近くには住んでおらず、まだまだ現役で働いていたこともあり気軽に頼ることも難しい状態。



そんな環境での、子育てと仕事の両立は決して簡単なものではなく、激動の日々を送っていました。

子どもが3人もいると、交互に病欠が続き有給休暇がなくなってしまったり、急な休みが多いことから重要な仕事には関われなくなったり。


残業が出来ない事への罪悪感やもどかしさ、職場内での同僚とのコミュニケーションのズレ。


毎日、仕事と子育てに必死で力尽き、子どもや夫とゆっくり向き合う時間がほとんどありませんでした。

理由はひとつではなく、こうした様々な小さなことが積み重なってある日、プツンと自分の中で何かが切れるような感覚で、「あ、もう仕事を続けることは無理かもしれない」と思うようになったのです。


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会社を辞めることへの葛藤


しかし実際すぐに『仕事を辞める』と決心できたわけではありません。

仕事にやりがいを感じ目標もあった私にとって、会社を退職し一度キャリアを断つことは一番の葛藤でした。



今仕事を辞めて、子育てが落ち着いた頃に社会復帰を望んでも、経験も浅くブランクがある自分は果たして社会復帰をできるのだろうか?

そんな不安が何度もグルグルと頭の中をよぎります。


さらに、夫や子どもと家族がいる以上、仕事を辞めることは私ひとりの問題でもありません。

自分が仕事を辞めれば、収入面でも大きく減収となるので、子ども達の将来的な教育費の面でも夫と相談をしました。


夫も色々と考えてくれましたが、夫自身の働き方を大きく変えることは難しく、なので私自身の気持ちを大事にして決めて欲しいとのことでした。


そして、葛藤や不安もありましたが色々と悩んだ末に、ついに会社を辞めることに決めました。


専業主婦か働き続けるか


会社に退職の意思を伝えた後は、次に今後の仕事をどうするのかを考えなければいけませんでした。

その理由は、子ども達は保育園に通っていたため、『仕事を辞める=退園』が必要だったからです。



子どもを幼稚園に転園させて専業主婦になるのか、パートを探して働き続けるのか。


赤ちゃんの頃から通い続けて、たくさんお友達もいる保育園。

子ども達の環境の変化を考えた時に、できれば今のまま通わせてあげたいと思いました。


こちらもすぐには決めることが出来なかったので、転園先の幼稚園も探しつつパートの仕事も探すことに。

しかし、色んな求人に問い合わせみても幼い子どもが3人もいるためか、履歴書段階で落ちてしまい、面接にすらたどり着けないことが続きました。


"専業主婦になる”のか”働き続ける”のか、悩んだ末に私が出した答えは、『どんな形でも良いから働き続けたい』。


そうして私は、フリーランスの道を選ぶことにしたのです。


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フリーランスとして2年働いてみた現在


フリーランスとしてお仕事をはじめて丸2年が経ち、会社員時代と比べると環境は大きく変わりました。

自分で仕事を管理するので時間の調整もしやすく、家族とゆっくり過ごす時間が圧倒的に増えました。

子どもが病欠の時など、会社を休むことへの罪悪感や責任感、仕事へのプレッシャーが無くなりました。



「会社に迷惑をかけてはいけない」そう自分自身にプレッシャーを与えていたのだと気が付きました。


もちろん、フリーランスとして働くことは良いところばかりではなく、大変な部分もあります。

収入面ではいつも不安定ですし、社会保障が会社員に比べると圧倒的に少ないです。

仕事とプライベートの切り替えが難しいことも、フリーランスによくある悩みかと思います。



しかし私はあの時、会社を辞めたことを後悔はしていません。

周りの様々な業種で活躍する働くママ達を見て「子育てはブランクではなく経験」だと教えていただきました。

今、わたしは『子育て』という経験を存分に楽しんでいます。



子ども達が全員小学生になり子育てに少し余裕が出来たら、また組織に属して大きな仕事にチャレンジがしたい!

そう思う反面、今の働き方が気に入って続けているかもしれないとも思います。


まだ未来のことは決められませんが、今を存分に楽しめれば良いなと日々感じています。


※ この記事は2024年12月16日に再公開された記事です。

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