葵がよく1人で図書室に行っていると聞いて、心がチクッとした裕子。
「1人」という言葉に一瞬不安になったものの、自分も子どもの頃、1人で本を読む時間が気楽で好きだったことを思い出した。
自分が好きなことをして、好きな時間を楽しんでくれればいい。
そう思うことができた時、何だか少しホッとした気持ちで葵を受け止めることができた。
同じ頃、早めに帰宅して家のことを手伝ってくれる夫を見て、典子はいろいろなことを考えていた。
小さなすれ違いが重なって、夫と心がつながっていないように感じていたけれど、自分はどれくらい夫のことに目を向けられていただろう?
少し視界が開けて、自分が子どもの頃から描いていた「ママになりたい」という夢を思い出した時、典子は目の前にある景色にじんわりと幸せを感じていて……。
※本作はフィクションであり、実在の人物や現実の出来事には関係ございません。
公開 2021年03月19日
「一番大切にしたい時間」は何だろう?“本当の気持ち”と向き合うということ #42
157,811 View早く帰宅して家のことを手伝ってくれる夫を見て、典子はいろいろなことを考えた。そして……?とげとげ。さん作、連載『「小1の壁」のむこうに』第42話。
※ この記事は2024年10月25日に再公開された記事です。
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連載『「小1の壁」のむこうに』
#42
とげとげ。『「小1の壁」のむこうに』
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