ここはボリビア第2の都市サンタクルス。ボリビアは南アメリカ大陸の国々の中でも最も貧しい国と言われており、特に首都のラパスでは山肌に沿って一面のスラム街が広がっています。そしてこのサンタクルスも例外ではなく、多くの人々はとても裕福とは言えない暮らしを強いられています。
日本人より「もっと日本人?」地球の反対側にある「日本人の学校」レポート
1,618 View日本のちょうど反対側に位置する南アメリカ大陸。そんな南アメリカには、たくさんの日本人が住んでいることをご存知でしょうか?そしてその日本人たちは、ある意味では私たち日本人より「もっと日本人」なのです。そんな南アメリカ大陸各地に存在する「日本人の学校」に、旅人先生である私「ふじもん先生」が訪れてきました!
「日本人の魂」である日本語を伝え続ける、熱い先生方たち!
ストリートチルドレンも至るところで目にします。この写真の少年は、高速道路の料金所で新聞を売っていました。このような子ども達が当然のように存在しているのが、いわゆる発展途上国と言われている国の現状なんですよね・・・。
さて、そんなサンタクルスなのですが、実はここにはたくさんの日本人が住んでいるんです。ボリビアに移住してきたかつての日本人は、実はペルーからアンデス山脈を超えてやってきた人々が最初なんですね。それは1899年のことでした。その人々の子ども達や、あるいは新たに移住してきた日本人が、ここサンタクルスで日本人のコミュニティを形成しているのです。そしてそこには「日本人の魂・日本語を守る」という熱い思いで教育活動に尽力されている先生方がいるのです!
それがここ、「サンタクルス日本人学校」なんですね。規模は小さくやや古いものの、しっかりとした校舎と校庭がある立派な学校でした。現地に住む知人の紹介で実際に僕も学校を訪問して来たのですが(ちなみに僕もガッツリ授業をしてきました笑)、僕はそこで大きな衝撃に出会いました。
僕が受けた衝撃、それは先生方の「熱さ」なんです。ここに通ってきている子ども達はボリビア生まれの子どもがほとんどで、普段の生活ではスペイン語を使っています。ですから、日本語がペラペラという子はほとんどおらず、また現地人とのハーフの子も多いんですね。日本語は本当にカタコト・・・という子も少なくありません。もちろん日本人の血を引いていますし、その意識もあるようなのですが、やはり普段話す必要のない言葉はなかなか身に付かないんですよね・・・。
日本人の血を引いているのに日本語が分からなくなっていく・・・。そんな状況を現場の先生方は憂いていました。そのような中、奮闘しているのが「サンタクルス日本人学校」の先生方なんです。校長先生をはじめ、職員全員が一丸となって「日本語を守ろう、日本語を継承しよう!」という熱い魂を持って教育活動に励んでいました。その情熱には、「日本一熱苦しい男」を自称する僕でも、心を動かされました。
校長先生は穏やかに、しかし情熱的に話してくれました。「私たちの祖先から代々話し続けている日本語。ここは日本から遠い遠いボリビアだけど、私たちは日本人の血を引いているのだから、日本語という素晴らしい文化を絶やすわけにはいかないんです。」と。その言葉には、日本人としての魂を熱く熱く感じることができました。
日本から遠く離れたこの地には、日本人より「もっと日本人」の人々が暮らしています。日本にいるとなかなか感じられない、「日本人」という意識。しかし南アメリカには、私たちの意識を遥かに凌駕する「日本人」が住んでいるのです。グローバル化が進む今だからこそ、遠く離れたボリビアの学校から、私たちは学ぶべきものがあるのではないでしょうか。
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