里帰り出産のために東京から実家のある神戸に帰ったのは妊娠8ヶ月に入った頃。その直前、赤ちゃんが産まれたらなかなか会えなくなる友人たちと順番に遊び歩き、外食ばかりしていたら、1ヶ月で体重が2キロも増えてしまったのでした。
出産を予定しているクリニックで最初の検診の日、体重の増加を見て先生の顔が一気に曇りました。「ダメですね〜。むくみも出ているし、もう出産まで100gも増やしちゃダメですよ。」と厳しい顔で指導され、母子手帳に「体重注意!」という赤いハンコを押されてしまったのでした。
妊娠後期と言えば、これから赤ちゃんがぐっと大きくなる時。赤ちゃんの体重だけでも2キロ近く増えるはずなのに、体重を増やしちゃいけないということは、自分は痩せなければならないということ。これは妊婦にとって、本当に厳しい現状です。なぜなら、妊娠中は普通のときよりもずっと太りやすく、「水を飲んでも太る」と言われているのです。
【妊娠体験談】妊娠後期は体重増加に注意~大変だった体重管理の体験談〜
6,235 View子どもが苦手だった私が結婚と同時に妊娠!辛いツワリを乗り越えたのはいいけれど?今回は妊娠後期の体重管理の体験談を紹介します。
出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=29982000151母子手帳に押された赤いハンコ、「体重注意」
泣きながら毎日2時間のウォーキング。
クリニックの先生に「毎日2時間以上歩いてください」と言われたので、午前と午後に1時間ずつを目標に歩き始めました。最初は気分よく歩き始めましたが、「結構たくさん歩いたな〜」と思って時計を見てみても、ほんの15分しか経っていない。
普段運動をする習慣がなかったわたしにとって、1時間歩き続けるのは精神的にも辛いことでした。しかも出産予定日は9月だったので、真夏の暑いとき。いつもなら外にも出ないような真夏の炎天下で、大きなお腹を抱えて歩き続けなければならないことが辛くて「どうしてこんな目にあうんだろう?」と泣けてきました。せめて少しでも歩く楽しみを見つけるために、道すがら花や虫など、いろんなものを写真に撮りながら歩きました。
止まらない食欲との戦い。
やっとの思いで歩き終わると、当然ながらお腹が空いてしまいます。もともと健啖家でよく食べるわたしが食事の量を減らしているのですから、いつも空腹状態。1番太りやすい間食をやめていたので、甘いものを見ると切なくなりました。
そして、赤ちゃんがどんどん大きくなるこの時期は、本来お腹が空きやすい時期でもあるのです。二重苦、三重苦のダイエット生活。ストレスも溜まります。そこで、健診が終わって怒られなかった日には、食べたいものを食べる!というルールを決めました。そのことだけを楽しみに、毎週がんばって食事制限をし、歩き続けたのでした。
がんばれる原動力はお腹の中の命。
何の理由もなく、そんなストレスフルな生活を強いられたら、とても耐えられなかったでしょう。しかし、子どもが苦手なわたしも、この頃にはしっかりとお腹の中で蹴飛ばしている確かな命を愛しく感じるようになっていました。「早く赤ちゃんに会いたい。とにかく元気に産まれて来てほしい。」この強い思いがあったからこそ、真夏のウォーキングにも耐えられたのでした。
今回は妊娠中の辛いダイエットの体験談でした!
これからお腹が大きくなる妊婦の皆さん、プレママの皆さんはぜひこれを参考に、体重管理に気をつけてくださいね!
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