自分自身のファッションが楽しめたころと違い、ママファッションにはいろいろと制約があります。
プレママ期は体に負担のかからない、お腹の大きさに対応できるものを選んでいますし、赤ちゃんが生まれ、授乳期には授乳しやすい服を選びます。お子さんが少し大きくなってくると、子どもの動きに合わせ、動きやすいことが優先になってきます。
そのため、自分自身がしたいファッション、というよりも、子育てに合わせたファッションに変化します。自分の洋服は「洗えて、しかも洗濯に強いもの」「育児を妨げない動きやすいもの」「しわになりにくいもの」といった機能性に加え、「汚されても惜しくないプライスのもの」というポイントも加わります。赤ちゃんだったらミルクを上手く飲めずに吐くこともありますし、離乳食を手づかみした手でママにタッチ！も(笑)公園遊びも砂場で一緒に座ったり、滑り台やブランコも一緒にしますよね。
そうなってくると、洋服も一気にカジュアルに。しゃがむことも多くなるので必然的にパンツスタイルも増えたり。今までのファッションが着れなくなった！というのも、無理はない話なのです。
子育て中は以前よりも「機能性重視」のファッションになってきますが、ここが意外と難しい。機能性優先で洋服を選ぶと、どうしてもデザインを妥協しなくてはならなかったりすることがでてきます。つまり、今まで好きだったものが着れなくなってきたりするんです。
着たいものが着れない、って意外とストレス。おまけに自分のお買い物は子どものゴキゲン次第で決まるので時間が勝負(笑)そのため、ショップではじっくり吟味できずに鏡を見てサイズだけを確認して買ったりするので、家に帰って、あれれ？なんてことも。クローゼットにある洋服は汚れが目立たないといったか「機能性」で選んだものばかり。なんとなくみんな同じに見えてきて、ついにはコーディネートもマンネリ気味に。
ファッション誌やママ雑誌を見るとみんなオシャレな人ばかり。
私ってダメだなぁ・・・。そう思ったりすることはありますか？
子育てはひとりひとり違うように、ママだってみんな一緒でなくていいんです。そして、オシャレじゃなくたっていいんです。
自分自身が心地よいこと。それが一番大事だと思います。
今のママファッション、制約があって楽しめない！と思うかもしれません。でも、ずっと続くわけではありません。子どもの成長と共に、ママのファッションだって変わります。抱っこするからネックレスやピアスなどのアクセサリーをしなかった時期から、歩けるようになると、今までできなかったファッションを楽しめるようになります。ファッションの楽しみは先までとっておけますよ！
子どものお世話に、家事に・・・ママは毎日フル回転で本当に忙しくて、そして毎日頑張っています。でも、子どもの成長に応じて、そのスタイルもだんだんと変化していきます。今しかないこの時期に、ママになっても自分が好きなファッションを無理なく上手に取り入れる方法を考えると、ママファッションがより楽しくなると思いますよ。
