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公開 2022年01月17日  

肩の力を抜いて、私は“私らしく”いたい。等身大の自分を好きになる話4選

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子育てをしていると、様々な形で「幼い頃の自分」と重ね合わせてしまうことがあります。あれこれ考えて奮闘する中で、幼い我が子の“ひとこと”が妙に心に響くこともあります。コノビーでも大人気のとけいまわりさんが、ご自身と娘さんとのやりとりを描いたエピソードの中には、全部ひっくるめて等身大の自分を好きになるキッカケがいっぱい。その一部をまとめてご紹介します!


お友達からのショックな一言と、娘の“受け入れる力”

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この出来事を目の当たりにした時、親の方が心臓がバクバクしてしまった。

娘になんて声をかけようかと悩んでいると、娘は予想外のことを口にして……?



左右ちぐはぐな靴下をはく長女と「個性」


長女は時々、みんなはそうはしないんじゃないかなあ・・・という事をやる。

あれは、小学校1年生の頃だったか・・・小学校に、左右別々の靴下をちぐはぐに履いて行こうとするのだ。

「右と左で違うから2回分かわいい。おしゃれ」と。

あははかわいいと、いつまで笑っていられるのか。

大きくなってくると、長女のこういうところは周囲からは奇妙に映ってしまうのではないか。


私は、左右で同じ靴下を履かせようとした。

どうやって説得したらいいんだろう。

「ルールだから」は駄目だ。

「それはみんなが見ておかしいなって思うかもよ?」も駄目だ。

「靴下同じ色の方がかっこいいよ」なんて、単に私の主観だから駄目だ。

「そう決まってるんだよ」なんて1番駄目だ。

「どうして」
「何で」
「誰がそのルールを決めたの」
「ルールを守らないとどうなるの」

会話がループを始める。

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その時、私は自分が幼い頃、「ねえねえ、あの子変な子だから喋らない方がいいよ」とか言われたことを思い出して……。



「無理に楽しませようとしなくて大丈夫」


2階に上がって寝室でぼんやりしていると、長女がガバっと布団の上から抱きついてきた。

長女:どうしたの?疲れた?

私:う~ん、何だかちょっと怖くなっちゃって。

長女:何に?

私:さっき、お母さんがちょっと踊ったら、末っ子ちゃんがすごい楽しそうに踊ったでしょ?

長女:うんうん、見てた。

私:それが何だか怖くなったんだよね…

あんなに楽しくさせる事ができるのに、毎日そこまでできてないなあ・・・っていうね。


うんうんと私の話を聞きながら、長女は「なるほどねえ」とうなずいた。


長女:末っ子ちゃん、お母さんが楽しませたんじゃ無いと思うよ~?

私:というと?

長女:末っ子ちゃんが楽しそうに踊ったのは、お母さんの顔が楽しそうだったからだよ。

私:顔が?

長女:そうそう、お母さんが子どもを踊らせたというより、お母さんが楽しそうに踊ったから、末っ子ちゃんも一緒に踊ったんだよ。

「いつも子どもを楽しくさせているかな…」って悩むんじゃなくて、お母さんが「毎日を楽しく過ごそう!」って考えるだけでいいと思うんだよね。

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スッと肩の力が抜けた、長女の言葉。

その日気付いた“大切なこと”とは……?



姉妹を「仲良しグループ」にするのはやめよう、と思った


最近、学校から帰ると、いつも長女と次女が2人でテレビゲームをしている。

マリオが穴に落ちるたびに次女が後ろにひっくり返って笑ったり、その上に長女が乗っかって笑ったり、それに次女が「重いよ~」とまた笑ったり。

2人がゲラゲラ笑って盛り上がっている中、少し離れたところで末っ子は1人で絵を描いていた。

「末っ子ちゃん、お母さんと一緒にお絵かきをしようか」と言っても、末っ子は「う~ん…」と曖昧な返事をして、ちらっと姉たちの方をみた。

私は2人の姉に「ちょっと末っ子ちゃんも入れてあげて」と声をかける。

すると長女が「あ~、どうかなあ、次女ちゃんに聞いてみて」と答え、次女も「え~っと・・・長女ちゃんはどうなの?」と答えを濁した。

「入れてあげてよ・・・」と私が再度頼むと、長女が「う~ん・・・」と唸って、そのままコントローラーを握っていた。

末っ子はそれを聞いて、「大丈夫、末っ子ちゃんお絵かきしたいから」と色を塗り続けた。

私も末っ子と一緒にお絵かきをしたが、末っ子はずっと黙っていた。

末っ子が色を塗り終えて顔をあげると、「…ママ、なんで泣いてるの?」と聞いてきた。

私は「末っ子ちゃんも入れてあげてよ…!!どうしてそんな…たらい回しみたいな返事を…!!」と涙声で言った。

長女と次女はえっ…?と言う顔で私を見る。

末っ子もどうしたの?という顔で私を見る。

…やってしまった。


長女と次女がゲームの手を止めて、泣いている私のそばに来た。

「最近、長女ちゃんと次女ちゃんが2人でべったり遊んでいて・・・それでいつも末っ子ちゃんが入れないのを見てると…お母さん、ずっと胸のあたりが苦しくて…ごめん…誰も困っていなかったのに、お母さんが勝手に…」

わっと色々思い出す。

中学校、給食の班、どこにも入れなかった、私…

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子育てと自分のつらかった過去は、分けないといけない。

そんなことを考えていた時、長女の“ある言葉”にハッとして……?

続きを読む!:ボッチだった私が、3姉妹を「仲良しグループ」にするのを止めた話




どんな自分もまるごと受け入れて、等身大で生きていく。

子どもの感性から学ぶことも大切にしたいと、改めて考えさせられるのです。


(編集:コノビー編集部 浦脇)

※ この記事は2024年10月18日に再公開された記事です。

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