まいどおおきに!夫を動物として描くにあたって、犬にするか白クマにするか頭がハゲるほど悩んだ系オカン、さとえみです!
コミックエッセイの世界では、人物を動物のように描くというのはよくあることなのですが、それにまつわる夫婦の変化(?)についてご紹介したいと思います。
我が家のメンバーを動物として描くようになってから、約3年。
私の脳内では、彼はすっかり白クマで、家で見かけるたびにこんな風に感じるわけです。
「わあ、今日も立派な白クマ」
「立つ姿も座る姿も歩く姿も白クマ」
「どこに出しても恥ずかしくないほどに白クマ」
※もちろん、愛情を持ってこう感じております。
それはあくまでも、私の脳内&心の中だけのものだと思っておりました。
それは、つい最近発覚しました。
冬になり通常より薄暗いベルギーで、ちょっと気持ちが落ち込み気味になった夫の話を、「今日も良い白クマ……」と思いながら聞いていた私。
そうすると、なんと彼は「落ち込む原因は冬のせいだ」と言うではありませんか。
脳内で彼が白クマに見えているオカンは、「ああ、動物だから冬眠するのは仕方がないよね……」と思いましたし、穴ぐらや木の根の下で丸くなりながら冬の間眠り続ける夫を想像して、ほっこりした気持ちにすらなりました。
でも、年中寒いところで暮らす白クマに、「冬」や「冬眠」はあり得るのか?
ここまで考えるのに3秒くらいしかかからなかったのですが、その次の瞬間、夫は私が考えていたことを全てピタリと当てて、瞬時に答えるという神業をやってのけたのです。
こ、これが……!
ツーと言えばカー、阿といえば吽という呼吸的なやつなのか……!?
すごい……!長年連れ添っている夫婦みたい……!
夫とは年も離れていますし、国際結婚なのでそもそも文化が違いすぎるということで、「夫婦になったからといって似てくることはない」と諦めておりましたが……。
そう思っていただけに、この時の感動はひとしお。
やっぱり結婚するからにはそれなりの理由があって、そして今に至るんだろうな〜としみじみしております。
名実ともに“白クマ”になった夫を、これからも愛でながら生きていこうと再び誓うオカンでした。
ほなまたね!