産後に夫婦関係が変化…モデル中林美和が「もうダメかも」とまで思ったパートナーシップを修復した方法とは

みなさんにとって、「夫婦」とは何ですか？



夫婦の関係やパートナーシップについて悩んでいる方もたくさんいると思いますが、夫婦というのは、夫と妻のやるべきことをただ役割分担するだけではダメ。お互いに向き合って、同じ呼吸を取っていないとうまくいかなくなってしまうと思うのです。



「夫婦二人三脚」とはよく言ったもので、まさにその通りだなと、今になって強く感じます。

今でこそ仲良しな私たち夫婦ですが、産後の夫婦の仲は最悪になってしまいました。

娘たちが生まれたばかりのころ、私は初めての乳幼児育児に戸惑うばかり。心にも時間にも余裕が持てず、つい夫にあたってしまい、夫婦喧嘩が絶えない毎日でした。



結婚して子どもを授かり、一番幸せなはずなのに、二人でいる時は夫婦喧嘩が絶えなくて…。他の家族や友だちと一緒にいる時の方が仲良くいられる、それはまるで仮面夫婦のようでした。

これまでとても仲が良かったのに、娘が生まれた途端変化してしまった夫婦関係。でも、今ならなぜそうなってしまったのかが分かります。



「彼は仕事が忙しく、私は育児が忙しい」



お互いにそれを主張するばかりで、相手を思いやる気持ちが持てなかったのです。



本当は仲良くしたいのにできない・・・

優しくしたいのに、優しくできない・・・

何もかも、うまくいかない・・・



という時期が長く、とても苦しかったです。



つらい時期を乗り越えるためにどうしたらいいか、私なりに考えました。

どうにか夫婦の関係を良くしたい。そう思った時に、改めて、主人について、夫婦について、考えてみました。



毎日喧嘩ばかりかもしれないけれど、何かがあったときいつも近くで支えてくれる主人。頼りになる人が側にいるって、とてもありがたいことだなと、改めて思ったのです。

それに、子どものことを可愛いと思ったり、愛おしいと思ったりする気持ちを共有できるのはとても嬉しいこと。



彼を目の前にすると、どうしてもイライラしてしまったり、八つ当たりするばかり。だけど、そういった感謝の気持ちを、感じたままに主人に伝えていこうと思ったんです。



どんなに小さいことでも、当たり前とは思わずに、「ありがとう」と言葉にして伝える。

そんな風に心がけを続けていると、徐々に夫婦の間に穏やかな空気が流れていくのを感じました。





ありがとうと言葉にすると、空気が穏やかになる。また、主人が優しくいてくれると、こちらも優しく返すことができる。お互いが当たり前のことを心がけるだけで、関係が劇的に変わっていったのです。

好きで結婚した人であっても、生活を毎日共にするということは、簡単なようで実は難しいですよね。



言いたいことを全部言うだけでただのわがままになってしまったり、自分本位になりすぎてもダメ。逆に相手に合わせすぎたりしても疲れてします。毎日の積み重ねだからこそ、お互いに気持ちよく過ごせるように、相手を思いやる気持ちが本当に大切だなと思います。



主人とは、一緒に生活を始めてから17年になります。



仲が良い時も悪い時も、色々な時間を乗り越えたからこそ、これから先に困難があったとしても、また手を取り合って乗り越えていけるんじゃないかなって、今はそんな自信があります。



もちろん喧嘩もするけれど、「ごめんなさい」って素直に言えるようになったし、仲直りした時は嬉しいし。そういう気持ちを一つずつ大切にしたいと思います。

どんな時も、お互いに思いやりを持つようにすること。



夫婦だからと言ってお互いの存在が空気みたいにならないように、仲良しでいるための努力って絶対に必要なんですよね。



お互いに歩み寄る。バランスを取り合う。これが大事！私も日々修行だと思って、頑張ります！