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公開 2015年07月12日  

ストレスが不妊リスクを2倍にする!?ストレスを減らすために自分と向き合う時間をつくろう

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オハイオ大学の免疫学者の研究によると、ストレスを強く感じている女性はそうでない女性に比べて毎月の妊娠確率が29%低く、不妊の定義に当てはまる女性も2倍以上だったという結果が!妊活中にストレスとうまく付き合っていくためにはどうしたらよいのでしょうか。妊活専門の心理カウンセラーがそのポイントをお伝えします。


不妊とストレスに関する驚きの研究結果

「ストレスが妊活に良くない」なんとなく体感としては分かっているけど、本当にストレスは妊活と関係があるのでしょうか?



昨年、オハイオ州立大学の免疫学の学者が率いる研究チームが、不妊とストレスに関する驚くべき研究結果を発表しました。

受胎前に受けるストレスが不妊の一因である可能性を示唆するデータが、今回初めて示された。オハイオ州立大学ウェクスナー医療センターによる研究。

研究チームはイギリスで行われた先行研究で、高レベルのストレスと妊娠確立の減少の関連性を実証した。本研究では更にストレスが不妊のリスク増加と関連していることを示し、新しい洞察を加えている。



コートニー・デニング - ジョンソン・リンチ氏率いる研究チームは、唾液で測定されるストレスの生物学的指標であるα-アミラーゼのレベルが高い女性は、 この酵素レベルの低い女性に比べて、 妊娠する可能性が毎月あたり29%低く、避妊していない性交を12ヶ月行ったにも拘らず、妊娠していないという不妊の臨床定義を満たす可能性が倍以上高かったことを明らかにした。

つまり、ストレスを抱えている女性は毎月29%妊娠の可能性を低くしており、不妊の可能性が2倍以上高い、ということになります。



妊活をしている女性にとってストレスは大敵!だけどストレスをゼロにする、というのは難しいものですよね。

では、ストレスとどのように付き合っていけばよいのでしょうか。

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ストレスはゼロにしなくても大丈夫

「ストレスフリー」という言葉をさまざまなところで耳にしたり、目にしたりします。ストレスをゼロにしたい、そう思いますよね。



実は、適度なストレスが物事を頑張るエネルギーになることがわかっています。過度なストレスはよくありませんが、ストレスをなくそうと躍起になる必要もないのです。それよりも、ストレスを感じていると思ったら、その原因が何かを突き止めて対策を打つ事のほうが大事です。

ストレスの原因を突き止めよう

ストレスの原因を突き止めるために、ほんの少しでいいので「自分と向き合う時間」を作りましょう。



オススメは、紙とペンを用意して、ストレスを感じるのがどんな時かを思いつく限り書き出すことです。書き出したらそれを眺めて見て、何が一番のストレスとなっているかを考えてみましょう。



例えば、妊活中に基礎体温を測ることがとてもストレスに感じていたとしましょう。でも、いろいろ書き出していくうちに、朝決まった時間に起きることができない、その原因が夜遅くまで仕事をしているから、だったとしたら、ストレスの原因は「夜遅くまで仕事をすること」です。



このように、自分がストレスと思っていることもよくよく考えてみると別の原因でストレスになっていることがあります。こうして、ストレスの元を見つけ出していきましょう。

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改善策は自分でできることにする

ストレスの元がわかったら、今度はその改善策を考えましょう。この時に大切なポイントは、「自分でできること」です。よく、「過去と他人は変えられない」という言葉を聞きますが、改善策に変えられない「他人」のことを含めてしまうと、そのことがまたストレスになります。



先ほどの例でお話をすると、「仕事を遅くまでしなくてすむように、仕事の分担をチーム内で見直す」ということを改善策としてしまうと、もし周りが見直すことに反対をしたり、見直した結果変わらなかったりした場合、とても憂鬱な気持ちになりますよね。



そうではなく、この場合なら「仕事の効率をあげられるやり方があるか、再度見直す」などをまずは改善策としておくとよいでしょう。

まとめ

妊活中にストレスを感じたら、



 1.自分と向き合う時間をつくる

 2.ストレスを感じることを書き出して”ストレスの元”を突き止める

 3.自分でできる改善策を考え、実行してみる



を順番にやってみて、ストレスと上手に付き合うようにしましょう。また「多少のストレスは必要だ」という気持ちで、「ストレスを抱えていることがストレス」にならないようにしてくださいね。



ストレスと上手に付き合いながら、前向きに妊活に取り組んでいける環境を自分でつくっていきましょう!

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