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公開 2015年06月27日  

夫婦関係をなんとかしたい!と思ったら、最初に試すべきアクションのお話~「愛妻家テミル原則」って何?~

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夫婦関係を改善したいと思ってはいるけど、行動するのはなかなか難しいですよね。絶滅が危惧される「愛妻家」を探し出し、調査、保護、育成する日本愛妻家協会。「良い子育ては、良い夫婦関係から」をモットーに、もっともらしくそれらしい感じのアイデアを、第二回もゆるゆる発信させていただきます。(主任調査員小菅隆太 拝)


前号のお礼をば。

みなさんこんにちは。日本愛妻家協会主任調査員の小菅です。

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いやはや。Conobieさんの反響、すごいですね。



方々から「読みました!」「なんだか分からないけど感動しました!」

「小菅隆太、やるじゃないか。」(←これ、事務局長です 笑)



などなど、ありがたいお声をたくさん頂戴しました。



連載初回ということもあり、反響が気になっていたんですが、なんとか船出することができまして、それもこれも、なまあたたかく見守ってくださった皆さんのおかげでございます。改めまして読んでいただきありがとうございます!



いろいろなお声をいただく中で、実は最も多かったのが、



「え?小菅さんもそんな時代あったの?」

「生まれてこの方、ずっと愛妻家だと思ってた…」



という”意外性”を指摘するコメントです。



「聖人君子の愛妻家」のように見ていただいたこと、思っていただけていたことは、ホント素直にうれしいですが、私は自他共に認める…いや、自分ではなかなかそのダメさを認めることができなかった、本当にしょうもないダメ男、ダメ夫でした。

「愛妻家テミル原則」

前号では、そんなダメ男、ダメ夫だった私が、ひょんなことから



【妻というもっとも身近な赤の他人を大切にする人が増えると、世界はもう少し豊かで平和になるかもしれないね。】



をスローガンにする「日本愛妻家協会」と出会い、嬬恋村で妻に愛を叫ぶイベント

「キャベツ畑の中心で妻に愛を叫ぶ(通称キャベチュー)」に参加することで得た



人は変われる



というメッセージを伝えさせていただきました。



ただ、なかなか「変わろう!」と思っているだけでは変化しないんですね。やはり何かしらのアクションを起こすことが必要になります。

そこでご紹介したいのが、日本愛妻家協会が大切にしている五箇条、「愛妻家テミル原則」です。

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一つずつ、解説してまいりましょう。

やってみる 妻が喜ぶ家事ひとつ

私も経験があるんですが、特に関係が悪化している時って、普段やらない(最近では結構やっている人も多いと聞きますが)家事をアピールがてらシャカリキにやっちゃうんですよね。



「おれ、結構家事、やってるから!」



この言葉や態度の裏に、



(だから、おれ、文句言われる筋合いないから)



みたいなこと、思っちゃってませんか?私は完全に思ってました。



家庭をないがしろにしているのも、自分自身の予定を優先しまくるのも、ぜーんぶ棚に上げての「家事手伝い」。これ、逆効果です。



ここでのポイントは「妻が喜ぶ家事」であって、「あなたが責任追及から逃れる家事」ではありません。家事を実際にやるかやらないかももちろん大事なんですが、もっと大事な事は、



「妻は何をすると喜んでくれるんだろう?」



という興味関心を寄せること。これがとても大事なんですね。



それが必ずしも家事でなくても良いんです。相手が何をすると喜ぶのかな、と思いをはせテミル。そんなちょっとしたことで夫婦ってなんだかとても良い感じになるものです。

(余談:日本愛妻家協会事務局長は、アイロンが得意)

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出してみる 気づいた時の感謝の言葉

これも言い慣れてない御仁にはハードルが高いですよね。



分かります。



感謝はしていても、なかなか素直に「ありがとう」とかって、言いづらいんですよね。気恥ずかしい感じで。世代間ギャップや地域間ギャップが感覚的にありそうだなぁと思っているのが



「あいつは言わなくてもわかってる」理論



確かに長年連れ添うと、いろいろなものがツーカーになりますし、言わないでも理解し合える素敵な関係もありますよね。

そういう超越した方はさておき。



自分が「ありがとう」って言われて嬉しい人は、ぜひ素直に感謝の気持ちを言葉に出して伝えてみてください。妻さんは一生「最も身近な赤の他人」ですから。

(嬬恋村で愛を叫ぶ「キャベチュー」でする叫びはその後、謝罪、感謝、そして愛情へと変化していく傾向)

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聞いてみる 世間ばなしと今日の出来事

テミル原則の「やってみる」で、「家事でなくても」なんて話をしました。例えば話を聞く、会話をする。そんなちょっとしたことで夫婦はちょっぴりいい感じです。



「それ、知ってる」

「その話、前にも聞いたよ」



などなど、どこかで



(おれには関係ない話)



って遮っちゃったり、聞いている風な素振りで対応しちゃっていませんか?私はこれ、本当によくしちゃってました。

我が家の場合はこの辺り、ツマさんの方が試合巧者で、



「…ということで、今なんて私がしゃべったか、繰り返してごらん」



と、たまに小テストを仕掛けてきます(笑)。



「世間話」や「今日の出来事」には、意外や意外、仕事に役立つヒントや、自分にとっては新しい角度の視点や示唆が得られたりすることも往々にしてございます。積極的に傾聴してみましょう。

(飲み会で「午前様」でない日は、必ず寝る前に夫婦でカフェタイム、が我が家のルール)

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捨ててみる ミエ、テレ、タテマエ、セケンテー

私たちは、仕事や会社と対峙するとき、はたまた地域やコミュニティといった社会と対峙する時に、目にはみえない、見栄や、照れや、建前や、世間体という「鎧」を着て生活をしています。夫も、妻も、ともに自分の世界があって、きっとその世界でいろいろな鎧をまとって生きているわけです。



夫婦関係が良くないと、なかなかこの辺りの鎧を家でも脱げないばかりか、外で脱いで問題になったり、玄関入る前にむしろ装着して入ったりしちゃうものです。(ちょっと抽象的過ぎましたか?笑)



毎日一緒にいる夫婦だからこそ、「ミエやテレ、タテマエやセケンテー」を脱ぎ捨てて、一人の人間として尊重しあえたら素敵だなぁと、常々そう強く思います。



オトの響きもいいでしょ?さぁ皆さん、ご一緒にっ!



「捨ててみる、ミエテレタテマエセケンテー♪」



(でもって、なんとなくベルリンの壁)

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なってみる 恋した頃の触れ合う気持ち

冒頭、「人は変われる」でもアクションを起こさないと変わらない、ということを伝えました。まさに「やっテミル」、その一歩がとても大切です。今号では、実はもう一つ意識的にある単語を多めに使ったのですが、皆さんお気づきだったでしょうか?



それは「素直」という言葉。



毎日同じ屋根の下で暮らす、最も身近な赤の他人である夫婦だからこそ、この「素直さ」を見失いがちです。ミエテレタテマエセケンテーを脱ぎ捨てて、素直だったあのころの気持ちになっテミル。





(「10年やればなんでもプロだよ」と言われて喜んだ10周年夫婦プロデビュー記念日)

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いかがでしたでしょうか。

5つのうちどれか一つでもまずはやっテミル。

まずは、第一歩をあなたも!



「良い子育ては、良い夫婦関係から」をモットーに徒然なるままに書かせていただいております本連載【日本愛妻家協会主任調査員、曰く】。



今号はこの辺で。

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