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公開 2022年05月03日  

「ローンが不安」「家賃を払い続ける…」賃貸と持ち家、それぞれの悩み

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持ち家は現金がたくさん必要で不安。
賃貸だと自分たちの資産にならないし。
どっちがいいの?


高いローンを払ってまで家を買いたくない


「賃貸か持ち家か」は、ネット上でしばしば議論になるテーマ。

どちらにもメリット、デメリットがありますしね、「絶対にこれが正しい!」と言い切ることはできません。

Q&Aコミュニティサービス「教えて!goo」に相談を寄せた人物は、賃貸派のひとりです。

相談者が賃貸を好む大きな理由は、家を購入するには多額のお金がかかり、生活が苦しくなりそうだから。

「高いローンを払って、固定資産税払うリスクを取る必要があるのでしょうか?」

さらに持ち家だと賃貸ほど気軽に引っ越しができず、もし隣人とトラブルになった際に三動きが取れなくなることを心配しています。



一度にたくさんの現金が出て行くから不安

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賃貸派の人たちからは、持ち家購入によって生じる経済面の負担を指摘する意見が相次ぎました。

お金の負担の最たるものが、住宅ローンです。

現金一括購入をしない限りは住宅ローンを利用して家を買うわけですが、住宅ローンを使うと年収の7倍くらいのお金を借りられます。

それだけ多額なお金を借り、何十年もかけて返済していくわけですから、不安を感じるのは当然です。

そもそも、借り入れを起こしたときと同水準の収入を維持できる保証はありません。

一方で毎月の返済額を下げるには頭金を多く入れる、つまりたくさんの現金を充てることとなり、手元からキャッシュが減ってしまいます。


年齢が上がると賃貸を借りづらくなる?

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対して持ち家を好む人たちは、次のような主張をしています。

「自分の物にならないのに、家賃代を考えるんなら、ローン組んでも、マイホームでしょう」

たとえば家賃が15万円だとすると、住んでいる間は延々と大家さんに払い続けなければなりません。

払っても払っても、その部屋は自分のものにならないのに、です。

また、契約者の年齢が上がるにつれて部屋を借りづらくなることへの懸念も寄せられました。

「60過ぎると賃貸は保証人がないと貸してくれないのです」
「最近では、ちゃんとした仕事をやっていても、独身50代となると、賃貸契約を渋る大家さん、管理会社もあるようですからね」

たしかに年齢が上がるほど滞納リスクを心配して、大家さんが貸したがらないことは想定できます。

しかし近年は高齢の方向けの賃貸物件もあります。

また、いまや国民の3人に1人は65歳以上の方が占めているわけですから、単に「年齢が高いから貸せない」では大家もビジネスにならないはず。

たとえ現在は借りづらくても、今後条件が緩和していくかもしれませんね。


相談文では触れられていませんが、賃貸にしろ持ち家にしろ、「どこに」住むかによってお金の負担は変わるもの。
どのようなライフスタイルを送りたいかを決めて、最適な住まいの選択をしたいですね!


(編集:コノビー編集部 そのべ)




※ この記事は2024年10月30日に再公開された記事です。

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