まいどおおきに! そういえばベルギーのお正月の様子を描いてこなかった系オカン、さとえみです。
皆さま、明けましておめでとうございます。
ベルギーに住んで10年以上。
オカンが見聞きした範囲ではありますが、ベルギーのお正月の日本と似たところや、やっぱり違うところをご紹介します。
ベルギーでも、元旦である1月1日をお祝いします。
12月31日が終わる頃に大聖堂近くの広場に集まって、打ち上げ花火を見たりします。
ドォンドォンと響く音は……除夜の鐘に似ているかもしれません。
年が変わる瞬間は、一番盛り上がります。
花火が何発も打ち上げられ、「明けましておめでとう!」の掛け声とともに、周りの人とハグをしたり大切な人とキスを交わしたりします。
ベルギーなので、美味しいベルギービールを片手にワイワイ。
夜通し起きて初日の出を見る人も多いかもしれません。
元旦に食べるお節料理のようなものはありませんが、クリスマスパーティーをした時の残りがたっぷりとあるので、数日は食事を用意しなくても大丈夫そうです。
小学生の子どもがいる家庭では、「新年の手紙」の時間があります。
書かれている内容は、昨年の反省や両親への感謝、新しい年にどんなことに挑戦したいか……などなど。
家族でゆっくりと過ごす時間の中で、手紙を宛てた人の前に立って読みます。
その姿には、かなりグッとくるものがあり……。
手紙の内容は、子どもたちが学校の授業の中で考えたものだったりするので、「ありがとう、学校!」という気持ちになります。
子どもたちに手紙を読んでもらった後、保護者はお返しにプレゼントを渡します。
プレゼントはだいたいお金や商品券で、子どもたちは自由にそれを使うことができます。
ポチ袋はありませんが、クリスマスカードなどに挟んで渡すご家庭もあるようです。
12月はシンタクラースやクリスマスなど、リクエストしたおもちゃをもらう機会がある子どもたちですが、やはり「自分のお金を好きに使う」というのは一味違った嬉しさがあるのでしょう。
この辺りは、日本のお正月と似ている部分だなぁと思います。
子どもたちが書く「手紙」も、年始の所信表明だとすれば、日本の書き初めに似ているかもしれません。
少し違うようで、よく考えたら似ている部分もある……。
そんなベルギーの元旦の話でした。
ほなまたね!