『新装版 はじめてパパになる本 父親のための育児手帖』今田 義夫 (監修), 貝嶋 弘恒 (監修),イラスト:ゆーぱぱ。
はじめての子が生まれたら、パパはどうしたら良い?
そんなパパ目線の育児ハンドブック!
妊娠・出産・子育ての疑問や気になるお金のことなど、イラスト付きで分かりやすく解説されています。
パパだけでなく、ママと一緒に見るのもおすすめの一冊。
その一部を、コノビーでご紹介いたします。
①出生証明書をもらう
出生証明書は赤ちゃんがいつどこでどのように生まれたかを書き込む紙で、出生届の右半分がそのスペース。
これはたいてい産科に用意されていて、退院までに医師が書いてくれる。
出生届を早めに出したいときには看護師さんに申し出るといい。
出生届を本籍地以外のところに出す場合は、2通必要な場合もあるので、役所に確認する。
②出生届を出す
基本的に生まれてから出生日を含めて14日以内に出さなければならない。
出生届の左半分に赤ちゃんの名前を書き込むところがある。
③保険証の手続きをする
出生届を出したら、役所か職場で健康保険加入の手続きをする。
④出産一時金給付の手続きをする
健康保険の加入者の妊娠85日以上の分娩であれば流産、死産などの区別なく支給される。
「直接支払制度」や「受取代理制度」を利用する場合は出産前、「直接申請」の場合は出産後に申請する。
⑤新生児訪問のハガキを出す
このハガキを出せば第1子の場合、だいたい出産後1カ月の間に自治体の保健所から各家庭に保健師が派遣され、育児相談、赤ちゃんの発育のチェックをしてくれる。
乳幼児の医療費助成や育児手当など、受けられる行政サービスについても窓口で確認するといい。
紙に書き込んだり、役所に行ったりは、ぜひあなたが引き受けよう。
①お七夜
生まれた日から数えて7日目に行う命名式。
半紙の中央上部に「命名」と書き、その下に名前(名前のみ)、左下に生年月日を入れる。
名前の決まった時点でできればあなたが書き、ベッドの枕元のかもいや壁( 神棚や床の間があればそこ)に貼る。
この時期はちょうど退院にあたり、お母さんも赤ちゃんもまだ新しい生活に慣れていないころ。
内輪の御祝い会は後日改めてしてもいい。
②お宮参り
男の子は生後31日、女の子は33日に初めて氏神様にお参りする。
このころは赤ちゃんが外出を始めるころ。
天気のいい日に近くの神社に行く。
父方のおばあちゃんが抱くという風習もあるが、このごろでは夫婦だけのお宮参りも増えている。
赤ちゃんの成長と健康を願うのだから、派手な衣装は必要ない。
レンタルもあるので、必要なら借りるといい。
③お食い初め
赤ちゃんが一生食べるものに困らないように、生後100〜120日目に、お祝いの膳を囲む。
離乳食を始める時期が近いので、普段使いの食器を用意して、おかゆなどを食べさせるマネをしてもよい。
④内祝い
お祝いをいただいた方へは、お宮参りの済むころまでに、お返しの品を贈る。(内祝いののしをつける)。
金額やものにこだわるよりは、短くてもメッセージを添えて、感謝の気持ちを伝えたい。
その後も1歳の誕生日、初節句、七五三と行事は次々あるが、夫婦の意思表示をしないと、お金は誰が出すとか衣装は誰が買うとか、おおごとになりかねない。
あなたのきっぱりとした態度が肝心だ。
主役は子ども。
外野が主役にならないほうがいい。
妊娠がわかってから、妊娠中の過ごし方や出産準備、産後手続き、行事等、どこから進めて良いか迷ってしまいますよね。
準備をしっかりしておくと、余裕をもって子育てに挑めそうです。
本作は妊娠中から3歳ごろまでの様々な面でサポートしてくれる心強い1冊です。
ぜひ手にとってみてくださいね。
(編集:コノビー編集部 加藤)