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公開 2023年03月30日  

レシピの分量通りのお肉が売ってない!そんな時、夫はどうする?

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なかなかレシピぴったりの量では売ってませんよね。


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「朝ご飯、食べたばっかりなのに、もう夜ご飯の心配してる…」

「体調の悪い日くらい、誰かの作ったご飯を食べたい…」

1日3食、家族のご飯を作り続ける日々にもう限界!

日々のご飯作りから見つめ直す、家族のカタチ。

『料理は妻の仕事ですか?』(アベナオミ著/ 白央篤司監修/KADOKAWA)より、一部エピソードをご紹介します。


3話後編 なぜ夫は料理できないんだろう

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家族みんなの 自炊力UPコラム① 「あなたなりの自炊力でいいんです」


自炊力って、いろいろなスキルの総合力だと思っています。

ただ料理するだけなら話はシンプルですが、日々のごはんを用意し続けるのって、実は様々な能力が求められているんですよね。

「買い物に行って、その場で献立を考える」
「家にある食材とかけ合わせて何を作るか決める」
「食材の質と値段のバランスを考える」
「栄養バランスも気にかける」
「調理する」
「残ったものをそれぞれに適した状態でしまう、保存する」

これらの間に「運ぶ(かなり重労働なときも多々ありますよね)」「買ったものの個包装をといて、しまって、出たごみを片づける(この面倒さは地味にきます)」「洗い物」「食器類を乾かして戻す」など、いわゆる「名前のない家事」も多々あるもの。

これらが総合的に折り重なってくる大変さって、経験してみないと分からない。

一日二日ぐらいの体験では分からないタイプのつらさで、1カ月ぐらい担当してようやく「こんなに大変だったの
か!」と気づく方はとても多いです。

そして日々の食事を用意するって、人によって優先することも様々。

倹約を一番に考える方もいれば、おいしさがトップの人もいる。

「ラクで手間がかからない」を最優先という人もいます。

何が正解ということはありません。

家ごはんの形は人それぞれ、自分なりでいいはずです。

なのに「私、全然ちゃんとできてなくて……」と悩んでしまう人、ものすごく多い。

誰かに「もっとこうあるべき」と言われてるわけではないのに、自分を恥じて、責めてしまう。

まったく感じる必要のない思いですよ。

自分たちの食事を用意する、それだけでもうじゅうぶん立派なこと。

作れない、作りたくないときは買うのだって私は「自炊」の一環だと思うのです。

作る日もあれば、そうでない日もありつつ、暮らしを続けていく。

じゅうぶん「家の事」をこなしています。

自分の自炊の形をゆるやかに、自由に定めて、恥じない。

人と比べない。

そう考える力も生活力のひとつじゃないでしょうか。

そして理想をいえば自炊力は、家族全員が持っていてほしい力。

人間いつまでも一緒にいられるわけもありません。

ひとりになったときに自分をまかなえる力は、早いうちに身につけておきたいもの。

お子さんなら、いつか誰かと暮らしたとき、役にも立ちます。

ごく簡単なことから自炊に近づく方法を、本書でお話できればと思います。


(監修・フードライター白央篤司)


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自炊の形は、個性に合わせて自由につくっていい。

少し気持ちが軽くなりますね!


※ この記事は2024年11月27日に再公開された記事です。

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『料理は妻の仕事ですか?』 #6
アベナオミ/KADOKAWAのタイトル画像 アベナオミ/KADOKAWA

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