葉酸は、ビタミンBのひとつです。水溶性ビタミンに分類されます。
水溶性というのは、水に溶けることができる性質を持っているということです。身体の中には、たくさんの水分があります。体内にある水分は、そこにとどまっているわけではなく、常に流動的に動いています。汗をかいて流れていきますし、尿としても排泄します。
水に溶ける栄養素は、常に補給していかなければ、不足してしまう可能性があるということです。
妊娠前?妊娠中ずっと?葉酸の摂取はいつからいつまでが正しいの?
1,477 View妊娠前後に葉酸を多めに摂取することで、胎児へのリスクを低減できるという話、ご存知の方も多いのではないでしょうか?ただし、時期について誤解されている方や、サプリメントで多く摂取されている方も多くみかけます。正しい知識を持って、お食事の選択ができると良いですね。そこで今回は、葉酸についてご紹介したいと思います。
出典:https://instagram.com/p/5G2Y2jsn1x/そもそも葉酸とは?
葉酸を多く含む食品は?
妊娠を希望している方や妊娠初期の方は、できるだけ毎日、葉酸を多く含む食品を摂取していきましょう。葉酸は読んで字のごとく、葉ものに多く含まれています。緑の葉物、果物を意識して摂ることで、補うことができます。
例えば、枝豆、パセリ、ホウレンソウ、ブロッコリー、レタス、白菜などなど。普通の食事では摂りにくいかもしれませんが、レバーにも多く含まれています。
先に、水溶性ビタミンとお伝えしましたが、食材を洗う時に必要以上に水につけっぱなしにしないように気をつけてみてください。せっかくの栄養素が水に流れてしまいます。また、加熱することで栄養素が減ってしまいます。生で食べられる食品は、短時間で洗って生のままいただくことで、より多くの葉酸を摂取することができるでしょう。
妊娠前後で追加摂取が必要な時期は?
葉酸が不足することで、胎児に二分脊椎などの神経管閉鎖障害が起こる可能性があると言われ、妊娠前後の女性には、通常よりも意識して多めに摂取することが勧められています。
ただし、その時期について、誤解されている方が多いようです。
葉酸は、胎児の細胞分裂が盛んな妊娠初期にもっとも必要な栄養素です。通常、女性が妊娠に気付くのは、妊娠4~6週頃でしょう。その頃に十分な栄養素が確保できるように、妊娠を計画している女性は多めに摂取する必要があります。また、通常よりも多くの葉酸を摂取することで、胎児へのリスクを低減できる期間としては、妊娠前1ヶ月~妊娠3ヶ月と言われています。
普段よりも意識して、お野菜や果物を摂ることができれば、サプリメントなどは必要ありません。摂取量が基準を上回ることでのリスクも考えられますので、サプリメントを使用される際は、医師とご相談くださいね。
※食事摂取基準2015が出されましたが、その中には、葉酸の推奨量として妊婦+240㎍、授乳婦+100㎍となっています。妊娠可能年齢の女性の推奨量は240㎍です。
まとめ
いかがでしたか。
健康に良いと言われている食材でも、接種する時期や量によって身体への影響は全然違うもの。
ぜひ時期に併せてお試しくださいね。
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