まいどおおきに!育った文化も性格もまるで違うベルギー人夫とたびたび衝突する系オカン、さとえみです!
衝突した時、夫が折れるまであきらめないケースと、けっこうあっさりあきらめるケースがあります。
今回はというと……?
オカンはお絵描きも大好きで、カラフルでごちゃごちゃした感じがとっても好み。
料理でもそのマインドは色濃く反映されるわけで、やっぱり少しの工夫で目でも楽しめるなら、料理もカラフルな方が好ましいと考えます。
とはいえ、面倒なコース料理を作りたいわけではありません。
洗い物がラクなワンプレート料理に、葉物の野菜やトマトをつけたりして、ワンポイントとして色を足したい……そんな気持ちです。
最低限の栄養は確保しつつ、ラクもしつつ、目にも良い。
そんな料理が我が家にはぴったり!と思っています。
料理好きを自称する我がベルギー人夫は、残念ながらそんな考えはしなかったようで……。
ワンプレートに、驚きの白さを表現。
いろどりの「い」の字もありません。
それは清々しいまでに広がる、白銀の世界やったのです……。
オカンはもちろんツッコんだのですが、ベルギー人夫は何故ツッコまれているのか理解していない様子。
驚きを隠せないまま詳しく聞いてみると、「料理は栄養をとるもので、栄養さえちゃんととれていれば、色など考えなくて良い」のだそうです。
彼の目も、この料理のようにまっさら。
その曇りなき眼(まなこ)を見ていると、こちらの方がくだらない細かいことにこだわる頑固な人っぽく感じてくるからスゴイ。
だんだん「真っ白というのも……いっそ美しいのではないか……」という考えすら浮かんできます。
私は現実を忘れるかのように、そっと目を閉じました。
……というわけで、料理の色に関して全然意見が合わないという今回の件は、意外とあっさりオカンがあきらめることによって解決(?)しました。
ええやないかええやないか。
いろどりを気にしすぎて、料理をするのが苦痛になるよりよっぽどええやないか……。
目を白くし、脳みそもまっさらにしながら、ベルギー人夫との生活を楽しむオカンです。
ほなまたね!