株式会社ビズヒッツは、共働き夫婦507人を対象に「共働き夫婦の貯金額や貯金方法に関する意識調査」を実施。
果たして、共働き夫婦は月にいくらくらい貯金しているのでしょうか?
まず最初に、共働きしている人に「貯金するお金をどこから捻出しているか」を聞いたところ、次のような結果となりました。
1位:夫婦の給料・ボーナス(46.5%)
2位:夫の給料・ボーナスのみ(29.8%)
3位:妻の給料・ボーナスのみ(17.0%)
共働きというだけあって「夫婦どちらからも出している」という家庭が多数ありました。
ただし負担額は「互いに同額」という家庭がある一方、「収入に応じて負担額を変えている」という家庭もあり、様々でした。
なお、夫婦のどちらか一方のみの給料を貯金に回している家庭では、「一方が生活費を負担し、もう一方が貯金を担っている」など、役割分担をしているケースが多いようです。
続いて、「どのように貯金している」を聞いたところ、次のような結果に。
1位:毎月の給料からする(67.1%)
2位:生活費の残りでする(27.2%
3位:主にボーナス時にする(5.9%)
少しずつでも毎月貯金している家庭が多いのがわかります。
給料天引きなどの財形貯蓄で、毎月一定額を給与から貯蓄に回す「先取り貯金」を実践している人も。
一方、月々貯金する余裕がなく、「ボーナス月や生活費に余裕があるときしか貯金できない」という家庭も多くありました。
では「1ヶ月あたりの貯金額」はいくらぐらいなのかというと…
1位:~3万円(31.5%)
2位:~5万円(27.4%)
3位:~10万円(20.9%)
という結果となりました。
平均すると、1ヶ月あたり59,105円ということになります。
1ヶ月あたりどれくらい貯金できるかは、収入はもちろん子どもの有無や学齢によっても変わってきます。
高校以降は教育費の負担が大きくなるため、教育に関わるお金の貯めどきは「子どもが10歳になるまで」「中学卒業まで」などと言われています。
最後に「貯金の目的」を聞いたところ、次のような結果となりました。
1位:老後のため(249人)
2位:教育費・養育費のため(207人)
3位:予備費として(112人)
4位:住宅購入・維持のため(63人)
5位:旅行・趣味のため(44人)
6位:車購入・維持のため(19人)
7位:不安を解消したい(9人)
多くの人が、明確な目的のため貯金していることがわかります。
ちなみにどんな意見があったのでしょうか?
いくつか見てみましょう。
【1位 老後のため】
・今のうちにできるだけのことをしておかないと、生きるだけでも大変になりそうだから。(53歳、男性)
【2位 教育費・養育費のため】
・将来子どもができた時の備えとして。とくに大学進学にかかる費用として。(27歳、男性)
【3位 予備費として】
・基本的には使わない前提で、何かあったときの予備として。(35歳、男性)
【4位 住宅購入・維持のため】
・マイホームの頭金にするため。(29歳、女性)
【5位 旅行・趣味のため】
・旅行などの娯楽。(45歳、女性)
【6位 車購入・維持のため】
・車を買い替える予定で貯めています。(59歳、女性)
【7位 不安を解消したい】
・漠然とした不安。(38歳、男性)
共働き夫婦では、夫婦の給料やボーナスから毎月貯金している人が多数いることがわかりました。
また、「財形貯蓄制度」「貯蓄用口座」「つみたてNISA」などを使って、先に貯金分を確保しておく「先取り貯金」をしている人も。
1ヶ月あたりの貯金額は59,105円でしたが、1万円以下の家庭も1割程度ありました。
もし、今よりも多く貯金したいと考えているなら、支出の見直しをするのと同時に、ファイナンシャルプランナーなど、お金のプロに相談してみるのも手かもしれません。
(コノビー編集部)